Dulens 毒鏡85mmf2(EF)というレンズ (Pixiv Fanbox)
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中望遠が好きなのでいつも中望遠を探しているのですが、今回このレンズをレビューしたいと思います。
このレンズ 2019年設立のかなり若いメーカー製のレンズなのですが、2020年ごろGFX50Rを試していてそれに使えそうなレンズを検索していたころに中国レビューを見つけて気になっていました。
しかしその時の価格でだいたい8万円近く うーんと思って気にはしていたのですが買うまでには至りませんでした。
2022年 ふと思い出し調べてみたところマップカメラで新品ほぼ4万ジャストという価格で投げ売りされていました。
このレンズAPOレンズなので(俺はAPOが大好き)8万円くらいするのかと思っていたのですが、新品4万はやばい。早速入手しました。
デザインが絶望的にダサい。。と思う。。悲しいが。
レンズ自体は指から指まで 割とコンパクト。ゾナータイプがベースのようです。
ちなみにこのdulensを作っている若明光学、実はシネレンズを作っているらしく、さらに調べたところこちらの記事(CineDの記事)めちゃくちゃかっこいいシネレンズの85㎜とおそらく同じものだろうという確信を得ました。
これはまじでお買い得なんではないかな。。と思います。
ライカ買ってる場合じゃない。。!!
上の記事を単純にグーグル日本語訳したものから抜粋させてもらいますと、
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Dulensが非常に誇りに思っているもう1つの詳細は、クリーミーなボケ味と独特のレインボーフレアがあると主張する特別なVCコーティングです。これがどうなるか、そして新しいレンズを徹底的にテストした後、撮影監督が何を言うか見てみましょう。
Dulensはまた、レンズはゼロから設計されており、すでに市場に出回っているレンズに基づいた、または直接模倣した製品ではないことを明確に述べています。
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とありました。
ゾナータイプがベースと他ではみましたが。。まあそういったダブルガウスとかは本当の基礎の基礎みたいなもんだからという感じなのでしょうか。
こちらはシネ用のみかなと試してみたところレインボーゴーストが出ましたのでコーティングもそのままのようです。熱い。
ほかにも冒頭には
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Mini Primeを使用して、メーカーDulensは、従来の操作機能とセット全体で一貫した外観を備えたビンテージスタイルのレンズを探している視聴者にリーチしたいと考えています。本物のビンテージレンズを入手するのが難しく、品質が大きく異なり、経年劣化のレベルに一貫性がない世界で、Dulensはこのビンテージスタイルと機能性を真新しい製品で表現する一連のレンズを作りたいと考えています。
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とあり、ゴーストなどは意図的に出していて、かつ高解像度に対応した性能を持っているとのことでなかなか85/2という凡庸なスペックからは想像できない遊びが入っています。さすがシネレンズベース。それが4万ジャスト。。
ありがたい時代です。
ただ このレンズ投げ売りされるくらいであまりにも売れてないのか(初期に数量限定でつくといわれてた特製フィルターが余裕でついてました笑)このほかにもある焦点距離の展開はほぼあり得ないのかなあと思っています。
43㎜とか58㎜とか欲しかった。。シネレンズで買うとめちゃ高いだろうしつらい。
APOというと距離の前後で紫と緑の色ずれが起こらない ということになるはずですが、これもほんの少し出る場面もありますがさすがAPO 色ずれを気にせず実際の解像度以上にすっきりした分離感があります。
こちらが先ほど書かれていたレインボーゴーストです。かなりはっきりと出るのでビンテージレンズを意識しているというのも納得です。まるでズマレックス。。
好き嫌いは別れそうですが動画にもよさそうです。
光の表現も好きです。ボケもビンテージ感があるフチのある玉ボケです。
しかしAPOでキレもあるのでなんだか不思議なレンズです。気に入りました。
これがもし12万するレンズと言われれば まあそうなのかなと思いますが、4万です。
4万でAPOか~と思うと めちゃくちゃお勧めできます。EFマウントなんでミラーレスなら大概は余裕でつけることができます。(自分はアマゾンでEOS/ライカMのアダプタを2500円くらいで買いました。)
中望遠ってあんま使わんけどちょっとほしいなというところにどうでしょうか。
ライカはアポズミクロンが中古でも30万くらいしますからね。。しかも内面反射がやばすぎて夜は使い物にならない。。
リセールは全く期待はできないと思いますが。。ビルドクオリティもよくMFを使う楽しさも味わえると思います。