Leitz V-Elmar 100mm f4.5 Enlarging Lens (Pixiv Fanbox)
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先日のフォコターというライカの引き延ばしレンズが大変に気に入り、ほかのシリーズも探してみました。
こちらは中判用というVエルマー100mmです。
オークションで2万円くらいでした、なかなか綺麗なもので勝利。。という感じでよかったです。
まじでまったく情報がなくて当然ですがちゃんとした使い方の話しかありませんでした。
全部で3000本くらいつくられたようでこれの後継機はカラーに対応?という感じなのかなあと思います。
59-64年まで作られたらしいです、つくりは金属製で重くいい感じです。
さらっと言っていますがどんだけ新しい年式のでもだいたい60年前。。と思うとやばいですね。
ライカのレンズがすべて乗ってる本にも構成はのってなくて エルマーっつうくらいなんでなんかしらエルマーっぽい構成なのかな。。と思います。(暗いだけかも)
使えるようにした感じの完成型はこのくらいの長さ 普通のM型の中望遠くらいになりました。
構成パーツはこんな感じです。参考になれば。フォコターも中間リングなし、くらいの感じでいけます。
左上からM42-M39(マウント側がM39というのがポイントです)ヘリコイド12-19mm 5000円くらい、M42をM39にする変換リング 数百円、Vエルマー 2万、左下Mマウント用中間リング8mm 4500円くらい(これはセット内のM42中間リングでも代用可能?)、M39-Mマウント変換リング 2000円くらい、ペンタックスM42中間リング 中古で1200円くらい(NO1,2,3のセットのうち3を使用)
テレエルマリート90mmとの比較だとこのくらいです。大体妥当な感じの大きさです。
このままでギリギリ無限がでてるかな~くらいでした。根元にMマウントヘリコイドアダプターで近接で最短2m行くか行かないかくらいの距離で撮影できました。
100mmだとまあこんなところかという感じでしょうか。Zマウントのヘリコイドは8mm繰り出しがあるのでもうちょい使い勝手がよくなるかも。
モノクロの引き延ばしなのかなと思うのでモノクロで いい感じです。
ただ100mmは使いづらい、あとすこし線が太いでしょうか、コントラストも低く(上三つはコントラストなど少し調整しました)、当たり前ですが逆光にも弱いと思いました。
フォコターはエルマーのフードがそのままつかえたのですが、こちらは合う径のフードもなく、ねじ切りもないので何もつけられませんでした。
フォコターがよすぎましたね。。あちらは線が細く絞ったズミルックス というイメージです。
雰囲気はいいです。100mmとはいえ暗いのでボケ過ぎない感じです。
絞ってもあまりキリっとせず固くなりすぎないといえば聞こえはいいですがちょっと眠めです。とはいえポトレなどに使うにはヘリコイドの使い勝手が悪いです。。うーん。
これは撮ったままのカラーとモノクロ化したものです。
モノクロの方がいい感じです。これは強めの太陽が入っていてかなりコントラストが低下していました。が モノクロにすると結構いい雰囲気でした。
カラーがダメというわけではないですが、モノクロはいいな。と思いました。
室内撮ったのもありました、こっちはカラーもいいかもしれません。
逆光によわすぎ ということなのかも。。
ついでにゲットしてみたという感じでしたが、やはり一番のおすすめはフォコターだなあ。。と再確認しました。
使うまでに手間がありますが、ライカは今高すぎてやってられね~という感じなので引き延ばしレンズ。。いいんじゃないでしょうか。。