【制作過程】痛車のデザインができるまで【痛車】 (Pixiv Fanbox)
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※年末年始のみ全体公開※ ☜終了しました
今回はイラスト描き下ろし+デザインを担当させていただきました「痛車ステッカー」の制作過程です!
印刷して車に貼る用のもののため、データサイズが特大なので、
いつものような動画ではなくスクショでの記録となりますが、お楽しみいただければ幸いです🙇
👇痛車のオーナー様です!
掲載する写真もご提供いただいたものになります。ありがとうございます!
運転席側 切歌
助手席側 調
フロントガラス上部 ハチマキ
⭐️コンセプト決め
全体的なコンセプトとしては、ご依頼主様が以前貼っていたものを発展させたようなデザインで……という形でいただきました。
↑ 過去の仕様。車体の青とキャラのカラーを三角形▲で混ぜ込んだ幾何学模様ですね。
さらに今回は、切ちゃんサイドの場合「青×緑の差し色で、車体後ろから段々と緑を減らして車体色に寄っていく」という感じのご依頼でした。
キャラのポーズなどはこちらからご提案という形にしていただけたので、依頼イメージにキャラポーズ等を掛け合わせて全体のデザインを組みました。
イメージラフがこちら……
・前仕様のイラストの発展として、装者カラーのオブジェクト(六角の⭐️)を続投
・前仕様の背景の三角形▲の集合体的な幾何学模様デザインを、⭐️のきらめき的なものに再構築するイメージ
こちらのイメージでOKいただけたので、制作に入っていきます。
まずは全体のダイジェストでどうぞ〜
④からさらにキャラのサイズを小さくして、それに伴って全体の配置を整えて完成となりました!
ここからは細かく、キャラ素材の作成とデザインの過程の記録です。
👇切ちゃん キャラ素材作成
緑色が暗くくすませてしまいがちなので、一旦塗り終わったあとに全体的に下記のように調整してみました。
・対となる調を意識してピンクを差し色として加筆
・スカートに鮮やかめの黄緑をドットのテクスチャとして入れてみた
・公式の色味とは外れるが黄緑部分をかなり鮮やかに色味調整
24インチ液タブ原寸表示の光景(比較 Switchプロコン)
でっっっっっか……💜
👇調 キャラ素材作成
調も同様のことを意識して作成していきました。
どう進めていけばいいか切ちゃんで方向性が定まったので、わりとサクサクです。
ツヤツヤお気に入り
こちらは切ちゃんカラーの緑を反射光みたいに使っています。
👇オブジェ素材作成
シンフォギア装者カラーの六芒星
2018年のイラストで描いたものから再度描き直しました。なつかし〜〜
👇オブジェ素材作成
いよいよデザイン組み作業です。
ここからはIllustratorでの作業です。「AI」って略して表記したいんですがここ数ヶ月でしづらくなりましたねえ!
事前に測ってもらった車の寸法と、いただいた写真から原寸のデータを作成していきます。
といいましても写真は必然的に歪んで写ってしまうので、多少は形が合っていなくても大きく印象が変わることのないようなデザインにすることを意識しました。
あと車体自体が平面ではないから〜〜……とかいろいろ鑑みて、実際に車に貼る範囲より広めにデータを作成したりなんなり……。
……といいましても(2)、写真右下らへんの「〜GEAR⭐️」あたりはズレたらカッコ悪いので、追加でそこらへんの寸法を測っていただいてしっかり作成しました。
施工完了のご連絡と写真見た時は安心しました……😂
調のデザインは、切ちゃんのデザインを左右反転させて、
イラストに合わせてもろもろの配置を整えて進めました。
ここで一旦ご依頼主様にチェックしていただいて、キャラサイズを小さくしてほしいとのお返事いただいたのでさらにもろもろ調整して……
という感じでメインのステッカーは完成となりました!
続きまして、フロントガラス上部に貼るステッカー(ハチマキ)の作成です。
👇ハチマキ作成
車体のデザインで作った要素や素材を組み直す形で進めます。
シンプルに左右対称ですが、「SYMPHOGEAR」の文字のグレーのグラデーションは斜めにかけてみました。
上から下にそのままストンと目線が落ちるよりはちょっとひっかかりがあった方がいいのかな〜とか……知らんけど……
後ろの青抜いたのもシンプルで好き と思って撮っておいたスクショ
Twitter掲載用の画像はハチマキのリサイズでした。
という形で痛車ステッカーを作成しました! いかがでしたでしょうか〜
イラストを描くのにCLIP STUDIO、そのイラストを印刷用にCMYKに変換やら色味調整するのにPhotoshop、デザイン組むのにIllustrator……といろんなソフトを行ったり来たりしなきゃなので、
去年パソコン買い替えてよかったな〜〜〜〜!!!!とニコニコしながら作業しました😄ちゃんと動くことの大事さ😄喜び……
痛車のオーナー様は兵庫県にお住まいで、痛車のイベントにも積極的に参加されている方なので、
近隣の方は見かける機会あるのかも!?!?
以上、今回はちょっと特殊な制作過程をお届けしました。
読んでいただきありがとうございました!!