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前回の続きです。




STORY

交易都市の路上で始まった女剣闘士と筋肉奴隷の喧嘩はほとんど一方的に決着がついた。


体格差では筋肉奴隷の方が勝るものの、彼女の攻撃は単調そのもので、ただ雄叫びを上げながら突進して殴りかかるだけであった。


その程度の攻撃では経験を積んだ女剣闘士に勝てるわけがない。女剣闘士は突進してくる筋肉女の動きを完全に見切って、最小限の動きでそれをかわすと、奴隷女の急所に素早く、かつ適確に拳を打ち込んだ。


女剣闘士は剣術だけでなく、拳闘の腕前もかなりのものだった。その達人の動きと急所に受けたダメージで筋肉女はたじろぐも、持ち前の根性で体勢を立て直し、再び同じように突撃した……がこれまた同じように躱され、さらに一撃を受ける派目になった。


それを数回繰り返したのち、ついに筋肉女は女剣闘士から強烈な当て身を受け、その巨躯を吹き飛ばされた。その際、彼女が運搬するはずだった荷物に激突し、それ(彼女の主人が旅商人から買い付けた貴重な商品)を大破してしまった。


そこでついに観念したのか、筋肉奴隷は必死になって謝罪し許しを求め始めた。


しかしもう遅かったようで、騒ぎを聞きつけた筋肉女の主人が現れ、大破した荷物を見て激昂した。おそらく彼女はわずかな悪ふざけの代償としては釣り合わない重い罰を受けることになるだろう。


ちなみに彼女の仲間の奴隷達は面倒事は御免だとさっさと逃げてしまっていた。




DIARY

いつもご支援ありがとうございます!


この物語は2話で終わらせるつもりだったのですが、急遽、今回のイラストを1枚追加させて頂きました。この続きが前回投稿したガレー船になります。もうしばらくお待ちください。


何卒、よろしくお願いします。



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