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STORY


交易都市にある露店通り。この通りは、世界中から集まった商人達が出店を開き、多種多様な食べ物や商品が売られている。


その一角で、一人の少女が、褐色肌で大柄の筋肉奴隷に、難癖をつけられて絡まれていた。


この少女は、ある貴族の屋敷で働く小間使いの娘。彼女の日ごろの献身的な働きぶりが、主人に認められて、特別休暇とお小遣いをもらって露店通りを散策して楽しんでいた所だった。


そんな少女に、この露店通りの商人に仕えて荷物運びに従事している筋肉奴隷は、威圧するかのように、自身の鍛え上げた肉体を見せつけて脅していた。


その様子を見て、筋肉奴隷の後ろで、彼女の同僚たちである筋肉女達が愉快そうにゲラゲラと笑っていた。


本来、奴隷同士の喧嘩や揉め事は禁じられており、両者に厳しい罰が科せられる。しかし、日々大量の商品が流通する交易都市のビジネスを支えているのは、彼女達のようなたくさんの荷物を運べる優秀な奴隷達である。そのため、少しくらいのガス抜きなら、彼女らの主人も容認しているのだった。



筋肉奴隷は、少女が露店で買った砂糖シロップをかけたバナナを奪い取ると、まるで男性器を舐めるような仕草で、少女を挑発するようにそれを食べ始めた。


純粋な少女は、その仕草が何を意味するのかまだわからなかったのだが、それがひどく猥褻で自身を侮辱しているということだけはわかり、困惑とくやしさで涙ぐんでいた。




さらに筋肉女は、自身の下着に手を入れて自身の局部をまさぐり始めた。そしていよいよ筋肉奴隷が涙ぐんだ少女を殴ろうとしたところ、表通りから少女に声をかける二人組が現れた。


この二人組は、この少女が働く貴族の屋敷に逗留している旅の女剣士とその愛人の筋肉レズカップルである。少女が彼女らの身の回りの世話をするうちに親密になり、とくに女剣士からは妹のように可愛がられていた。


二人とも筋肉奴隷達に負けないくらいの露出的な格好と引き締まった体つきをしているが、粗野で荒々しい筋肉奴隷とは違い、その所作の一つ一つに気品があり、育ちの良さを感じさせた。


そして、その二人組は、まるで筋肉奴隷など眼中にも無いかのように、涙ぐむ少女の手を取り、一緒に露店通りを見物しようと連れて行こうとした。


その品の良さと、無視された事が癇に障ったのか、筋肉奴隷は、罵声を上げながら筋肉レズカップルに殴りかかった。


もちろん、筋肉女はこの二人組の正体を知らない。


女剣士は、聖都の貴族でありながら大闘技場のチャンピオンである女剣闘士であり、その愛人は毒蛇を崇拝する暗殺教団の指導者だった……




DIARY


いつもご支援ありがとうございます!


皆さんご存じだとは思いますが、私はこういう悪い女の子が大好きです!(優しい子が酷い目にあう展開は可哀想で中々抜けない。)


私が異世界転生するならスライムとか貴族の魔法使いの息子とかではなく、こんな子がいいなと思いながら描きました。


それにしても、表に投稿しないで描こうと決めてから節度が無さすぎる気がする……


自由に描けて楽しいんですけど、これはこれで大丈夫なのか? 難しい……


次回はこのキャラがガレー船の漕ぎ手になる予定です。もしよかったら見てください!



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