【SS】検問官への賄賂【Short Story】 (Pixiv Fanbox)
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※この絵はこれで完成になります。
STORY
世界中から多くの商人が集まる交易都市。
その入り口となる巨大な門では、禁制品を取り締まる検問官が、出入りする商人達と持ち込まれる商品をくまなく調べている。
彼らの目を欺くのは困難で、もし禁制品が見つかれば死刑だってありうる。
しかし、利益が大きい禁制品だからこそ、強欲な商人達は何としてでもそれらを持ち込みたい。そのため、ベテランの商人程、どの検問官に何を贈れば通してもらえるかを熟知しているのだ。
今日の検問官二人は安いもので、自慢の商品を少し味見させてやるだけで通してくれる。
奴隷商人の小男はなんら躊躇する気配もなく、検問官に媚びへつらう笑みを浮かべながら、彼らが望む奴隷の女を差し出した。
市場に陳列されるよりも一足早く、恥辱の歓待を受ける派目になった彼女らにとっては不運としかいいようがない。当然、奴隷に拒否する権利などあるわけもなく、ただされるがままに、検問官の気まぐれな獣欲の捌け口となる運命を受け入れるしかないのだ。
DIARY
以前も似たような絵を描きましたが、今回は入る方です!
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交易都市の検問所
世界中から多くの商人が集まる交易都市では、旅の商人を装い禁制品の売買をする密輸業者が後を絶たない。主な禁制品は麻薬、密造酒、武器、呪術の材料と道具、非合法の奴隷など。なので都市の玄関に検問所が設けられ念入りに確認される。右手前の商人はもちろん密輸業者だが、門番は買収済みで素通り。なおバレたら...
こういう官憲に体で賄賂を払って見逃してもらうシチュエーション好きです♪