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砂漠の果てにある岩山の洞窟。


捕らえた三人の女盗賊によると、この洞窟が盗賊団のアジトらしい。洞窟の奥から明かりが漏れており、そこから嬌声と笑い声が聞こえる。どうやら酒宴の真っ最中のようだ。


しかし、いくら酒宴の最中とはいえ、アジトの洞窟に見張りがいないのはおかしいと思い辺りを見回す。すると入り口から少し離れた岩陰に槍を持った女がいることに気が付いた。そして気づいたと同時に、びちゃびちゃと下品な小便の音が女の方から聞こえてきた。


どうやら彼女がアジトの見張り役のようだ。洞窟からの灯りに照らされた幼さが残る彼女の表情はとても不機嫌そうである。どうやら下っぱであるため、見張り役を押し付けられて酒宴に参加できなかったことをボヤいているようだ。


しかしその勢いのいい小便の音と、手にした水筒から察するに、見張りを命じられたにもかかわらず、酒をくすねて一人で飲んでいたのだろう。まったく不用心にも程がある。


彼女も蛮族の戦士らしく逞しい肉体を持っているが、その立ち振る舞いから戦いの技術は素人だとわかる。おまけに酒に酔って足元がおぼついていない。見つかって騒がれても面倒なので先手を打っておくことにした。


俺は足音を立てずに近づき、隙だらけの彼女の後頭部に一撃を入れた。


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