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世界観

山岳地帯では持久力があって力の強い奴隷の少女が家畜代わりに使役されている。


麻縄で全身をぎっしりと縛り上げられ、乳房を強調させられる形で荷台に繋がれている。そのため荷台を引くたびに縄が局部に食い込み、到着するまでに何度もイキ狂うことになる。そして粗末な猿轡から卑猥なうめき声を上げる度に主人である配達人の子から容赦なく鞭で打たれる。


本来ならとても辛い過酷な重労働のはずだが、この娘は性根がハードマゾなのでこの被虐に満ち、常に緊縛された今の境遇をとても悦んでいるようだ。



一方、荷台の少女はこの一帯の領地を支配する城主の娘。


攻城兵器の一つである投石器で人間を飛ばし、眼下の岩山に叩きつけるのが趣味という異常な倒錯を持つ親に育てられたため、支配者として必要な人を人と思わない加虐性はこの歳にしてすでに完成されている。


大事に育てられた箱入り娘なので今まで城から出たことがなかったが、出入りの配達人の子に頼み込んで見張りの目を盗んでこっそり脱走する。最近は人を飛ばすことにも飽きてきたため、退屈な貴族生活から解放された自由をとても喜んでいるようだ。


つまりこの絵はよろこびに溢れた理想の世界…




没案 里程標



古城までの距離を示した里程標。


容赦なく照り付ける直射日光、吹き荒れる高熱の砂塵により少女の体力はとうに限界を超えている。さらに自重により体を支える麻縄が全身に食い込み肌を擦切り続ける。


この苦痛がいつ終わることになるのか、彼女にはまったくわからない。ときおり通りがかる人の気配を感じ、主人が降ろしに来てくれたのかと淡い期待を抱くが、目隠しをしていても感じる下卑た視線と嘲笑を浴びせた後、さっさと立ち去っていくのを感じて彼女を絶望させる。



補足説明

当初はこんな感じの里程標を古城までの道程にいくつか設置する予定でした。


しかし、画面が狭くなる、画面がうるさくなる、リスペクトを通り過ぎてあまりにもパクリすぎてる等の理由で没にしました。(もちろん確信犯です。「ゲームオブスローンズ ミーリーン」で画像検索すると元ネタが出てくると思います。)


ですが元ネタドラマの好きなシーンでどうしても描きたかったので、支援者様しかいないこの場所にこっそり置いておきます。



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