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『性癖実験隊』シリーズのキャラ紹介を兼ねたショートストーリー第4段。

今回は魔界最強のビッチ姉妹。赤鬼のベニと青鬼のルリ。 

『性癖実験隊』の設定とキャラ紹介→ https://hanetobu.fanbox.cc/posts/3575009

『戦闘とセックスのサラブレッド』


街から離れた荒れ地に悪魔、獣人、ゴブリン族のオス数十体が地に伏している。

その中央に立つのは二体のメス鬼。

「何だもう終わりかお前ら?」

「まったく、だらしがないわね」

赤鬼の姉ベニと青鬼の妹ルリ。

「これでここらもあたいらの縄張りだな妹よ」

「ええ姉さん、戦闘とセックスで私たちに敵う魔族なんていないわ」

鬼族は筋肉が発達しやすく、戦闘に特化した種族。二人はその中でも特別。

鬼史上最も強いと言われる父と、鬼史上最もビッチと言われる母の下に生まれた、言わば戦闘とセックスのサラブレッド。

「さてと、勝利の報酬にチンコでも頂くとするか♪」

「一体5発、いえ10発は頑張ってもらおうかしら♪」

姉妹揃って舌を出し、それぞれ倒れたオスの下に向かう。

その時上空から黒い鳥が近づいてきた。

「あれは…魔界政府の連絡係」

「口に何かを咥えているわ」

姉妹の上を飛び去る瞬間、咥えていた紙をばら撒いていった。

ルリがその一枚を掴み取り両面をパラパラと見る。

「性癖実験隊の募集…人間の性癖を体験?」

魔界政府が人間界への侵略を目論み、人間の生態について調査中という話は有名だった。

「調査の一環として人間とセックスする人型の魔物を募集、だってさ」

「はは、人間ごときのチンコで魔族の相手が務まるわけがねえ」

両手を広げて呆れてみせるベニだったが、ルリは真剣な表情で紙を見続けている。

「でも姉さん、人間は戦闘でも妙な戦術や兵器を使うのよ、人間の調査を初めたのもそれが理由」

「セックスでも何をしてくるか分からないってことか?」

「ええ、もしかしたら私達の知らない技を持っているかも…」

「ははっ」

堪えきれずにベニが笑いを漏らす。

今までの小馬鹿にしたものとは違い頬が少し紅潮している。

「それは面白え!人間のチンポで何ができるのか見せてもらおうじゃねえか!」

「性癖実験隊に参加するってこと?」

問い返したルリの頬も少し紅潮している。

「ああ、あたいのマンコで人間を一捻りにしてやる!」

「そうと決まればさっそく応募ね!ふふ、マンコが濡れてきたわ♪」

談笑しながら立ち去っていく二人の後ろ姿を見て、地に伏したオスたちが安堵の息を漏らす。

「あぶね~、ボコられた上にチンコまで絞られるところだった」

「あいつらとのセックスバトルで絞られすぎて、一ヶ月立たなくなったやつがいたらしいぜ」

「なんつー恐ろしいマンコだ…」

姉妹の足音が止まり、オスたちは慌てて会話を止める。

しかし遅かった。

「おっと、忘れてたぜ、まずはこいつらのチンコで腹ごしらえしとかねぇと!」

「そうね、私達のマンコの恐ろしさを味あわせてあげましょう♪」

振り返った二人が妖艶に、けれど力強く唇を舐める。

オスたちは一ヶ月の勃起不全を覚悟した。


おわり


ベニとルリのエロシーンは名前のタグからどうぞ!

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