美痴学園SS『伝説のクソ演説』 (Pixiv Fanbox)
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美痴学園のキャラ紹介を兼ねたSS(ショートストーリ-)第二弾!
賢生雅視点。彼女が2年生、生徒会副会長だったころのお話。
※スカトロの話です※
美痴学園の設定とキャラ紹介→ https://hanetobu.fanbox.cc/posts/1493409
『伝説のクソ演説』
性癖とは面白いもので、興味のなかったものにある日突然目醒めることがある。
我が美痴学園の最大の魅力は、セックス相手に困らないことだが、2番手を上げるなら新たな性癖と出会えることではないかと思う。
2学年に進級し、生徒会副会長となって数ヶ月が経ったころ、その出会いは訪れた。
私は生徒会の後輩を訪ねて1年生の廊下を歩いていた。
「うわ…またやってる、いくらビッチだからってスカトロはなくない?」
「うん、さすがにそれはって感じ…」
ヒソヒソ声で話す二人組の視線の先には、しゃがみ込んで廊下を掃除する銀髪の女生徒。
噂には聞いていた。変わった趣味の新入生が入ってきたらしい、と。
「ねえ見て、あの人2年生の賢生雅先輩じゃない?生徒会副会長の」
「ホントだ、私憧れなんだよね、凄い優雅なのに超エロくてまさに妖艶て感じ」
二人組の声を聞き流し銀髪の生徒に歩み寄る。
「ねえ、廊下で何をしていたの?」
振り返った彼女の顔は無表情に見えるが頬が少し上気している。
急に声を掛けられ驚いたのか数秒の沈黙の後に返答があった。
「自分のうんちを…掃除してました」
スカトロ…先程聞いた言葉が頭に浮かぶ。
「気持ち良かった?」
「…はいっ」
小さい声。しかし確信に満ちた意思を感じる声。
「ふふ…」
私は思わず笑ってしまった。
「ごめんなさい、勘違いしないでね、これは個人的な喜びの笑みだから」
「…?」
怪訝な顔の彼女に「邪魔をしてごめんなさい」と言い残し立ち去ろうとして気付く。まだ名前を聞いていなかった。
「私は生徒会副会長を務めている2年生の賢生雅、あなたの名前は?」
「烏賊…流美歩です」
「流美歩さん、ありがとう、あなたのおかげで来週の朝礼での挨拶が決まったわ」
再び怪訝な顔をした彼女を残して立ち去る。
私の胸は覚悟と期待で満ち満ちていた。
「それでは全校集会を初めます、まず初めに、生徒会副会長から挨拶があります」
全校生徒が集まった体育館に、司会を務める後輩の声が響く。
「生徒会副会長、賢生雅さんお願いします」
全校集会では定期的に生徒会からの挨拶兼報告が行われる。今日は会長ではなく副会長の私が登壇することになっている。
壇上に上がり演台の前に立って館内を見渡すと、全校生徒の視線を感じブルっと震える。
大勢の視線というのはまるで麻薬。浴びた瞬間つま先から頭頂部まで体温が上がり、一瞬で子宮に火を付ける。
股間に伸びかけていた右手でお腹を擦った。
オナニーを我慢できた理由は一つ。今日私がしようと決めていることはオナニーどころではないからだ。
「一年生の皆さん、もう美痴学園には慣れましたか?楽しいビッチライフを過ごせていますか?」
私の問いかけに頬を赤らめる生徒もいれば満面の笑みを浮かべる生徒もいる。
その中に無表情な銀髪の女生徒を見つけた。
「私も皆さんに負けまいと、新たな性癖を模索する日々を過ごしています。そんな日々の中でふと考えることがあります。なぜ私たちはココにいるのか、何故ココを選んだのか…」
「私はヤリマンて言われたからかな」「俺はとにかくセックスしたくて…」いろんな意見があるが共通していることは一つ。
「私達は皆ビッチです。社会から見れば圧倒的少数派。少なからず居心地の良さを求めてココを選んだのではないでしょうか?」
頷く生徒たちを見渡してから言葉を続ける。
「私は少数派の楽園ともいえるこの学園が大好きです。だから心に決めていることがあります。それは他人の性癖を否定しないということです」
知らないモノに触れた時、多くの人は警戒と恐怖をいだく。それは本能でもあり仕方のないこと。
しかし私達は知っているはず。理解しようとさえされない寂しさを。
「皆さん、どうか未知ではなく無知を恐れて下さい。迎合する必要はありません、しかし否定する必要もないのです」
静まり返った館内には戸惑いの顔や後悔の顔が並んでいる。
安心してほしい。誰かを責めるつもりなんてない。
これは無知な私自身への叱咤激励。
「私はこれからも未知の性癖を探求し続けることをここで約束いたします。今日はその誓いとして皆さんに見て頂きたいものがあります」
マイクをずらし演台によじ登ると、生徒たちがざわつき出した。
「え?副会長何するの?」
「急に興奮して公開オナニーとか?」
「こっちにケツ突き出してるしアナルオナニーかも」
マイク無しで声を響かせるため私は息を吸い込んだ。
「わたくし、生徒会副会長賢生雅は、今から全校生徒、全教員の皆さんの前で!」
最も重要なことを伝えるため再び大きく息を吸った。
「うんちをします!!」
脱糞シーンはこちら→ https://hanetobu.fanbox.cc/posts/2331727
数日後、後輩を訪ねて1年生の廊下を歩いていたとき再び彼女と出くわした。
既にうんちを終えた後なのか、無表情な顔が少し上気している。
「おはよう流美歩さん」
「…おはようございます」
挨拶をして通り過ぎようとしたところを彼女に呼び止められる。
「あの…ありがとうございます」
私が全校集会でうんちをした日から学園ではプチスカトロブームが起きていた。
その先駆者である彼女はある種の尊敬を集めていて、上級生からもアドバイスを求められることがあるらしい。
「副会長のおかげで…うんちを見てくれる男子が増えました」
相変わらず表情は乏しいが微かに微笑んでいる気がする。
どういたしまして…そう言おうとして立場が逆であることに気付いた。
「遅れてごめんなさい、感謝をするのは私の方よ流美歩さん」
「え…?」
「素敵な性癖を教えてくれて本当にありがとう♥」
「そ…そんな」
頭を下げられ戸惑いをみせるが、私の言葉に偽りはない。
むしろ言葉だけでは足りないかもしれない…。
「ねえ流美歩さん、今度全校集会で一緒にうんちをしてみない?」
ポカンと口を開けた彼女の頬がみるみる赤く染まった。
「是非っ」
終わり
一緒にうんちする続きはこちら→ https://hanetobu.fanbox.cc/posts/2991684
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