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■第2話リフレクションはこちら↓

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~第3話・あとがき~

この話は、第7話まで描いた後に

後入れで挟んだ話だったんですよね~。

旧・第3話はあーちゃん登場回(現・第4話)だったんですが、

せっかくふたりが助け屋結成したのに依頼シーンを挟まずに

あーちゃんの話に飛ぶのは構成的にちょっとなー…ってずっと感じてたので、

唐突ですが割り込んで作ったお話でした。

あと、シベ太が緑茶好きとかの補足プロフィールもこの回で紹介してます(笑)


マリーが登場した回でしたね。

このマリーというキャラは、実はかなりの古株キャラで

初期からビジュアルは練れてたキャラだったんです。

ただ、どの様に助け屋に絡んでくるか、どんな依頼にするかというのが固まらなくて

出してあげたいとは思いつつもずっと保留になっちゃってたんですよね…。

当初ぼんやり考えてたのは

「反抗期の息子が行方不明だから探してほしいという依頼」、

「ペンダントは息子がくれたもの」…みたいなネタだったのですが、

「親子、捜索」というキーワードが第2話の内容と被ってしまうので

現在のネタに落ち着いた感じでしたー。


さて、今回の話で描きたかったのは、表現が露骨になっちゃったんですけど

「仕事の話」でした。

助け屋ふたりがこれからどんな風にやっていくのか?を見せたかった回です。

自分も接客業やってたり、ポツポツ絵の仕事を受けたりしてるので、

その中で学んだ事がヒントになりました。


キャッピーとシベ太、それぞれ対応の違いが出てましたね。


助け屋って、言わば「時間」を商品としているので、

お客さんが頼んだ事ならば、ただ談笑する事ですら料金が発生します。

キャッピーはその事に対して罪悪感を抱いてましたが、

シベ太はそれを「依頼主を軽視するのと同じだ」と諭しました。

プライベートでする談笑は深く考えずに自由にするものですが、

依頼で受ける談笑は、「対価をもらう代わりにお客さんを満足させる」という

決定的な質の差があるからです。

悪気はないとはいえ、ただ話し相手になるだけ…という意識で仕事に臨む危うさを

シベ太はやんわり指摘してました。


そんな考えのシベ太は、棚のレシピ本や瓶詰めの材料にすぐに気付き、

それがマリーの喜ぶ話題になるかと考えて

柄にもなくお菓子の話を振っています。

甘いものが苦手なシベ太は別にお菓子作りに興味は無いのですが、

『マリーの為の』時間を作れるように、考えて会話しようとしてました。


それがシベ太の考える、『助け屋の仕事』なんですよね。


とはいえ、結果的にマリーを満たしたのは

考えなしに出たキャッピーの提案と素の言葉でした。

慎重なシベ太は、望まれてもない事をいきなり提案して困らせるなと

キャッピーを止めようとしたのですが、むしろマリーは大喜び。

そして感情的に出たキャッピーの身の上話に感化されて、

マリーも本当の事情を打ち明けてくれました。


相手に求められているものを確認しながら歩調を合わせられる慎重さと、

自分の考えや想いを伝えながら踏み込んで提案していく行動力、、

お客さん(クライアント)の期待に沿えるかどうかは、この加減次第なんだろうなと

身を持って感じることが多いです。それが難しいんですけどね…(笑)


「お菓子の材料を余らせている」という情報は、

シベ太の観察力がなかったら聞けなかった話だったかもしれない。

だけど、「お菓子作りませんか?」という踏み込んだ提案は、

キャッピーじゃなきゃできなかったと思います。

…って事で、シベ太とキャッピー、攻め方の違うふたりだったからこそ

成功した初依頼だったんじゃないでしょうか。


こういう、シベ太とキャッピーがお互いに足りない部分を補い合いながら

問題解決していく姿、隙あらば今後も見せていきたいところです…!



■反省点

↑てな事を、台詞に露骨に入れすぎたな、という部分ですね…(笑

言わせてしまった感、反省してます。。

シベ太は何でも屋経験者なので、経験者としてキャッピーをフォローしてるのは

いいんですけど、台詞にしたら上から目線で説教臭くなってしまった気がするなと…。

リメイクではもうちょっとふんわり(?)した感じでまとめたいです。なんとか…


あと、シベ太とキャッピーだけで依頼をこなす話は

あーちゃん登場前にもう1話ぐらい入れたいな…。今はまだ思い付かないけど

リメイクの際には考えたいです…!


__________


…っていうことを詰め込みたかった、第3話でした!(長い)


テーマを込めれば込めるほど、伝わりやすくしなきゃと

説明的な演出をしてしまうのが、自分のなによりの欠点だと思います…。

時間が経ってからようやく思い直す事も多いので、、

毎度のことながら気をつけていきたいです…;



(Fanbox)


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