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『風牙一家の過去の話』

というリクエストをいただきました!


本編でも掘り下げる予定なので今は可能な範囲で書かせていただきますが、

ネタバレも含むので、先に知りたくない方はご注意ください。





◾️颯雅と風牙母の出会い




風牙のお父さんである颯雅と

風牙のお母さんは、山の中で出会いました。

当時の颯雅はまだ群れのボスではなく、普通の狼の青年でした。


颯雅が犬達の仕掛けた罠にかかってしまい動けなくなっていたところ、

通りがかった女性のハスキー犬に助けられます。


当時から犬族と狼族は対立しあっていましたが、

狼に対しても分け隔てなく優しい犬もいるのだと

知った颯雅は、その犬と心を通わすうちに惹かれていき、

群れには戻らずこのまま一緒に生きていくと決意しました。


やがて風牙を授かり、犬も狼も近付かない様な山奥で

ひっそりと家族3人で暮らしていく事になりました。



◾️家族の悲劇

数年間は平穏な日々が続きましたが、ある日偶然

元の群れの狼に居場所を見つけられてしまいます。


狼族の掟では、犬と交わる事は禁忌でした。

その上、行方不明になっていた颯雅が犬と結ばれていたと知り

激怒した狼達は、颯雅一家の抹殺を決行します。




風牙達がこの後どうなるのかは本編で…。



****


本編を描く時にもしかしたら一部細かい展開は

変更する部分もあるかもしれませんが、現時点ではこういう構想です。


風牙登場の話は、かな~り昔(2007年)に一度

ノートに描いた漫画で完結させているのですが、

上記の颯雅の過去はその中の回想シーンとして描いた話でした。



特別に、元になった過去漫画の一部を掲載します!






この漫画を描いた当時はまだ風牙のお父さんに「颯雅」という名前もなく

ハスキーが差別されていたという設定もなかったので

(もっといえばまだ助け屋シリーズですらない…笑)、

狼族の話が直接本編に関わってくるような展開もまったく予定してなかったんですが、

色々と練り直した上で描いている今作の助け屋SHIBETAでは

「狼と犬」の話も主題に大きくかかわってくる重要な要素の1つとなるので、

更に深く掘り下げたリメイクにできればいいなと考えています…!


ちなみに風牙編、次の話(アンナ編)を描き終えたら描こうと思ってるので

来年中には着手できればいいなと…早くお見せできる様に頑張ります…!!



リクエストありがとうございました!



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Comments

Vulpecula

へぇー。つまり風牙はハスキーと狼のハイブリッドですか、ん? やべぇなんか風牙編の内容が何となくどうなるか想像が明確にわかってきた気が・・・ハスキーさべ・・・おっと誰か来たようだ。

Anonymous

来年か、本当に見たいですが、 見られますかとうかわかりません あの日私は生きるのがほしいです

いよいよ助け屋の5人が本編で揃う時が近づいてきましたね。 個人的にハーフ系は両方の良いとこ取りで羨ましいけど、世の中そう思う人(犬)だけではないですから… 1番気に入ってるのが風牙君なので、今から待ち遠しいです(笑)

あやか

そういうことになりますね〜。 もう本編でも提示してることなので普通に想像つく事だとは思いますが、踏まえて楽しんでいただければ嬉しいです。

あやか

頑張って生きててください… 私も必ず来年と約束できるわけではありませんが…(^^;)

あやか

ですねー!何年かかったことやら…笑 ハーフのその人自身がどうかというより、ただ偏見のある人種(犬種)の血が混じってる事自体が許せん…って話なんですよね、、差別する人からすると… いろんな側面から描いていきたい問題です。 風牙最推しでしたか…!早く登場させられる様に頑張ります!

Anonymous

風牙一家の生い立ちを思うといつもちょっと悲しい……彼らは大社会の大きな流れに流された。 犬の世界で狼と犬の葛藤は、種族矛盾というより、生産方式の違いによる階級矛盾のようなものだ。二、三人が和解しても、大きな葛藤は解消できないで、悲劇は必然です。 こんなストーリーが本当にとてもすごいと感じた…

あやか

そうですね…数人が和解したところで全体の意識が変わる訳ではないのがこの問題の難しさでもあるんですよね…。 お褒めいただきありがとうございます…! まだまだ考えを深めていく必要はありますが、 より深いストーリーが描ける様に最善を尽くしたいと思っています。

Anonymous

逃亡した家族の物語は最初は美しいが、ロメオやジュリエンタのように悲劇的な結末を迎えているが、犬と狼の社会的対立のテーマをあなたの物語(ファシナド)にどのように実装したかは私にとってエキサイティングです