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※2023年6月現在、周知されたい事だったので全体公開に変更しました。



『素朴な疑問なのですが、あやかさんは自身のことを

「ケモナー」だと思っていますか?』

というご質問をいただきました!


この答えについては、自分もずっと昔から考えてきたことがあるので

意思表示も踏まえて個別投稿にさせていただきました~。


_________


自分をケモナーだと思ってるかどうか?ですが…

率直に言いますと…あんまり思ってないです。


傍から見ればケモナーでしょうし、ケモノ(動物キャラ)描くのは楽しいし、

客観的に見てケモノジャンルの作品を描いてる、という自覚はあるので否定はできませんが、「ケモナー」を自称されてる方々の定義を基準にすると自身がそこまでケモノにお熱か?…と考えたら、そうでもないところもあり…

なんだかんだ動物好きの域を越えてないと思うので、かじってはいるだろうけど自ら当てはまりにいく程ではないかな〜って思ってます。


裏付けとなる理由を、3点ほど語らせていただきます。



①ハマってるケモノキャラは特にいない

好きなキャラクターは?って聞かれても、実は動物(ケモノ)キャラってすぐに浮かんでこないんですよね。。強いて言うなら自創作ぐらいで…(笑)

版権キャラに関しては、人間キャラしか出てこないぐらいです。

動物大好きだし可愛いとは思うけど、

2次元的な萌えやフェチとはまた違う感覚なんですよね。

また、「ケモノ作品だから」という理由で食いつく事も無いです。

(その点だと子供の頃の方がその気が強かったけど、今はほぼない)



②動物が好き≠動物キャラが推し

そのキャラクターが自分にとってストライクかどうかは、姿形よりキャラクター性(内面)を重要視してるので、

例えば「見た目が好みのケモノキャラ」と「中身が好みの人間キャラ」を並べられたら圧倒的に人間キャラの方が推しになります。

「動物が好き」と「キャラクターとして好き」は別次元で、リンクしてない感じ。

それはそれ、これはこれなんですよね。



③動物キャラを性的な目で見てるわけではない

シベ太達の性的な側面を描く事があるのも、「ケモノキャラ」としてのシベ太達だから描きたい訳ではなく、『シベ太達という存在(概念)』で表現したいだけなので、例えば自分的には人間の姿をしててもいいんですよね。

むしろ人間の姿に置き換えてシチュエーションを考えることもしばしばあるぐらいなので…(笑)

擬人化(人間化)をよく描くのもそういう気持ちの表れなんですけど、

「ケモノキャラである」という所に特に強いこだわりを持っている訳ではありません。

見たり描いたりするのは全然抵抗ないんですが(モチーフとして描き慣れてるし)、

自分にとってのケモノの価値は、人間のキャラクターとたいして変わりないと思います。

私の中でシベ太達は犬であり、人でもある。そういう特殊な存在で、

「ケモノだから好き」、という感覚とはちょっと違います。



*********



これらの理由があるため、それぐらい「ケモノである事」が

自分の中では萌えの必須条件って訳ではなく、

そういった意味でも嗜好(フェチ)としてはケモナーと言える程ではないのでは?…って感じてます。


区別して欲しいという意味じゃないんですが、少なくともガッツリのケモナーではないので、濃いケモノ話とかになってくると共有できない部分もあると思います。。


自創作「助け屋SHIBETA」が世間的にはケモナーさん向けである事も、「ケモノ作品」に該当することも認識してますし、大半の読者層がそうであるとも思います。

ケモノ作品として認知されたからここまで見てくれる人が増えたのも事実だと思うので、そこについても界隈の方々にはとても感謝しています。


ただ…やはり「ケモノ」という言葉すら知らなかった小さい頃から

ペット漫画を原点として描いてきた作品だったこともあり、

ケモノ(ケモナー向け)という言葉でジャンルの型にはめられるのはどうしても窮屈に感じてしまうというか…

ケモナーさんだけにターゲットを絞りたいわけじゃないですし、

フェチ寄りではなくただの動物漫画として描いてきた自覚ではあるため、

pixivの投稿の際に自らは「ケモノ」というタグもつけないようにしてます。

逆に、ケモノを意識して描いた作品だけ「ケモノ」のタグを付けてます。


*******



ケモナー、ケモノに対する偏見とかではなく、あくまで自分自身はこうです、という話なのでそこは誤解のない様お願いします…!

先にも書いた通り「ケモノ」を描く事自体は好きなんですよ。

ケモナーという言葉が嫌いな訳でもないんです。

ただ、私は私なりのルーツと価値観で動物キャラクターを表現してますので、

「ケモナー」の定義によっては当てはまらない部分もあるため、

ひとくくりに「ケモナー(広義)」と決め付けて

勝手に期待して勝手に失望するのだけはやめてくれ…!と、

それだけは声を上げて言わせていただきたいです…

実際そういうことが以前あったんですよ…。

動物で創作をやってるからといって同じ目線で動物キャラを愛でてるわけじゃないし、創作への意識や嗜好まで同じとは限らないので…

ケモナーに限らず、自分を一定の枠に括る事自体が好きじゃないです。


うーん…話がまとまらなくて申し訳ありません。


以上、要点をまとめると、



・ケモノ作品を描くのは好きだけど、

ケモノジャンルそのものが至高という訳でも性癖でもない

(『姿がケモノである』ことが好きキャラの条件ではない)


・生物としての動物が好きだから描きたい

っていう気持ちの方が強い


・「助け屋SHIBETA」はケモノ作品を意識して

描き始めた訳ではない(ジャンル別けするならケモノ系だとは思ってる)



質問の答えとしては、

「客観的に見たらどうかはさておき、

自分の事をケモナーと自称するつもりは無い」

という感じですかね。


私なりの作品との向き合い方、もろもろの事情をご理解いただいた上で

これからもお付き合いいただけると幸いです…!



長くなりましたがここまでご覧いただきありがとうございました。

ご質問ありがとうございました!



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Comments

Anonymous

完璧な理解は難しいですが(人の価値観の差ですので…)あやかさんの考え方や想いが分かりました!丁寧にまとめて頂き非常に読みやすかったです。応援しています!

あやか

ご覧いただきありがとうございました…!価値観の違いはあるかと思いますが、こちらの想いを受け取っていただけて安心しました。応援もありがとうございます、これからも頑張ります!