【創作裏話】旧設定、助け屋シリーズの経歴 (Pixiv Fanbox)
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思い立って、旧作のシベキャピや、助け屋シリーズの経歴についてを
まとめて大公開させていただきたいと思います…!
小出しにはしてきたものの、時系列でまとめた事は無かったので…。
色んな人に知ってもらいたいので、この記事は全体公開にさせていただきます。
■まずは経歴から!
汚い手書きですみませんが(いつか作り直します…)、
助け屋シリーズの経歴はザッとこんな感じです。
小学生の頃から描き続けていることや、当時の旧作は度々公開していましたが、
実は今の「助け屋SHIBETA」に至るまでこれだけの年月をかけています。
旧作の一部はブログの漫画ページの下の方
(http://ginziro.blog45.fc2.com/blog-category-2.html)に
まとめてあるのでよろしければご覧ください…!
※公開しているのはほんの一部で、
載せてない作品の方が圧倒的に多いです…(笑)
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■人生初めて描いたシベ太とキャッピー(2004年)
何度も載せてるけど、これが人生で(本当に)初めて描いた
シベ太とキャッピーです。
ちなみに…このイラストでのみ、
シベ太は「ジベ太」、キャッピーは「チャッピー」って名前になってました(笑)
あと、シベ太は「雪国育ちの子犬」と書かれていました。
シベ太は言わずもがなですが、キャッピーの名前の由来は
当時の「スクープ大好きでキャピキャピした犬」という設定から考えた名前です。
(当時のキャラクターは見たまんまの名前を付けるという
ネーミングがマイルールだった…)
この絵を描いた時は別にシベ太とキャッピーをくっつける予定は
無く、どちらもサブキャラの1匹に過ぎなかったんですけど、
「形と模様が似てるから」という理由だけで
気付いたらセットで描く様になってました(笑)
シベキャピ、シベ柴沼の始まりです…
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■「しろっちと遊ぼう」時代のシベ太(~2005年)
犬キャラが一通りできたので、主人公犬・しろっちを中心とした
ペットギャグ4コマを描こう!ということになり
描き始めたのがこの「しろっちと遊ぼう」シリーズでした。
(こちらから読めます→http://ginziro.blog45.fc2.com/blog-entry-966.html)
後半の話で、しろっちが誘拐されたのを助けてくれる犬として
登場した回がシベ太の漫画デビューです。
このシリーズではキャッピーは登場しませんが、
「頼りになるお兄さん犬」という位置づけが確定しました。
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■「エンジョイ!しろっち学校」時代(2006年)
調子に乗って犬キャラを創り過ぎてしまったので、
キャラクター達の行き場を作ってやりたい…と考えた末に思いついたのが、
「いっそ犬の世界にすればいいのでは!?」という閃き。
これが私の創作の基盤となっていきます。
当時自分が小学生だったので、舞台も小学校がいいな~と
思って描いたのが、この『エンジョイ!しろっち学校』シリーズでした。
(こちらから読めます→http://ginziro.blog45.fc2.com/blog-entry-967.html)
「旧設定のシベ太とキャッピー」と称する時は、
大体この時代のふたりを指しています。
シベ太はしろっちの担任教師として、
キャッピーはシベ太の親友として漫画デビューします。
当時もまだふたりともサブキャラクターでした。
この時代のシベキャピの設定が
独特で面白かったのでご紹介します(笑)
【シベ太】
★今と異なる設定
・28歳、小学校教師(しろっちの担任)
・極端に貧乏
・キャッピーとは約8年の付き合い
・一人っ子(あーちゃんはいない)
・特技はバック転と宙返り
・音痴
・借金取りに両親を殺された
★今も引き継いでる設定
・クールで無愛想
・キャッピーの自殺で出会う
・キャッピーとは大親友、恋人未満
・緑茶好きで下戸、甘いものが苦手
・左利き
【キャッピー】
★今と異なる設定
・26歳、フリーター(コンビニ店員)
・シベ太と同じく貧乏
・今のキャッピーよりもはっちゃけ気味で
時々口が悪い
★今も引き継いでる設定
・明るい性格
・シベ太の家に通ってる
・大福が好き
・目の色は母親譲り
…と、こんな感じ。
根本的な所は大きく変わらないのですが、
細々したところが色々違います(笑)
なにより「助け屋してない」という前提が
大きな相違点になってますね。
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【キャッピーとの関係】
「シベ太がキャッピーの自殺を止めた」という
出会い方はこの当時からのものです。
この旧設定のせいで、今や第一話から重たい作品と化しました…
(当時は何も考えてなかった)
出会いの回はあくまで過去回想の話であり、
作中のふたりは約8年の長い付き合いという設定でした。
「大親友」という肩書きは変わっておらず、
恋愛的描写があったりなかったりする微妙な関係なのも
当時から変わっていません。
(ほんとにコイツ等には何年じらされてるんだ…?)
あーちゃん達がいなかった代わりに、キャッピーとの仲を冷やかすのは
シベ太の同僚の先生たちの役目でした(笑)
なぜか公認という。
【旧シベ太いろいろ】
旧シベ太(シベ太先生)は他にも今には無い設定がいっぱいありました。
基本的に今と変わらず、いざという時に駆けつけてカッコよくしめてくれる、
というポジションだったことには変わらないんですけど、
ネタによっては落差も激しく…(笑)
キャッピーの仕草に興奮するヘンタイになったり、
貧乏設定が光りすぎてノミがついてる不潔なおっさん扱いだったり…
たまに発動するその「残念なイケメン」っぷりが、
ある意味シベ太先生の魅力だったりもします(笑)
しろっちシリーズのキャラクター達は
後のシリーズにはほぼ引き継がれる事はありませんが、
この世界が消滅した訳ではなく、パラレルワールドとして
今も存在していることになっています。
助け屋本編では、旧作の主人公・しろっちが助け屋の世界線に
迷い込んできてしまう…という共演を果たす予定です!
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■暇犬から助け屋へ(2007~2008年)
ここまでが『しろっち学校(~2006)』までの
シベ太とキャッピーについてになりますが、
シベキャピのエピソードは本編しろっち学校とは別に
当時シベキャピ好きだった友達のノートに描きまくっていて、
そこで色々設定が膨らんで固まったことがきっかけで
正式にシベ太を主人公にしたいという気持ちに駆られます。
(しろっち、ごめんよ…)
そうして2007年から始まったのが
『暇犬シベ太』というシリーズでした。
(http://ginziro.blog45.fc2.com/blog-entry-971.html)
前作までは公務員でバリバリ働いてたシベ太がNEETに…(笑)
また、このシリーズの時代からシベ太の年齢が10歳ほど若返り、
兄であるあーちゃん、ましろ、風牙などの
今ではお馴染みの顔ぶれが登場してきます。
(あーちゃんや風牙の登場回は友達のノートの方に描いていました)
しかしながら、このシリーズも四話で続かなくなり打ち切りに。。
一方で、友達のノートに描いたこの回から着想を得ます。
「なんでもやさんを作ろう!?」
という短編漫画。無職のあーちゃんに仕事をしろと
吹っかけるところから始まり、3人で色々案を出し合うという回で、
結局開業することになるでもなく
企画倒れになるというオチだったのですが…
(口ぶり的にシベ太は働いてるのか…?
暇犬シベ太とは別の時系列なのかもしれない)
この何気なく描いた回のネタを採用して組み立て直したのものが、
「助け屋SHIBETA」になります…!!
ということで、2008年に「助け屋SHIBETA」という
ブログを開設しました。半ば勢いで。
もうこの仕事からは逃げられなくなりました(笑)
ブログ開設当初に掲載していた第一話がこちら
→http://ginziro.blog45.fc2.com/blog-entry-335.html
ようやく今の原型らしさが出てきました。
が、こちらも第三話(あーちゃんの回)で
続かなくなってしまい打ち切りに…。
というか、第一話から色々気に食わなくて
すぐリメイクしたくなっちゃったんですよね…^^;;
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■そして現在の「助け屋SHIBETA」に至る(2011〜)
その後、今載せている本編第1話を
2011年に描き上げ、正規に再スタートしました。
このリメイク後の第一話を描いた時点で
やっとある程度まともな漫画が描ける様になってきて
今すぐにリメイクしたいという衝動には今のところ駆られなくて済んでます^^;
あるにはあるけど妥協も必要ですしね…
リメイクばかりだと一向に作品として完成しないので…。
ですが、前々から宣言しているように、
今の「助け屋SHIBETA」が一通り完結したら、残りの人生で
リメイクがてら全編描き直して(6度目の正直ぐらい…?)、
ちゃんとした本にするのが自分の夢です。
まだまだシベ太達の歴史は更新されていきます…!!
先は長い…
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…と、ザックリですが
こんな風にシベ太たちと創作活動してきたよ〜というお話でした!
実年齢と共に、子供から大人になるまで一緒に成長してきた創作なので、
同じキャラでもその時代によって言動や価値観が違ったり、
描きたい物語のテーマが違うのがまた面白いんですよね(笑)
小学生だった頃は世間のことも大人のこともわからず、
シベ太ぐらいの歳の考え方や生活も想像つかなくて、
シリアスな作品を描こうにも中身の無い言葉しか出てこないことが
もどかしかったりもしたけど、
逆に大人になった今は、あの頃の様な子供らしくて純粋な漫画は
二度と描けなくなってしまったし。
過去の作品を見返すと、改めてそういった自分自身の変化にも気付かされます。
長くなっちゃいましたが…
ここでは出し切れてない創作裏話ネタも
まだ色々あるので、また随時語っていければと
思っております…!
こんな「助け屋SHIBETA」ですが、
これからもよろしくお願いいたします^^