進捗報告&94話プロット文公開 (Pixiv Fanbox)
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今週の進捗報告
前回の93話の後半の内容のプロットを書き直しました。
ネームは3ページまで進みましたが、あまり捗らず
気分転換にお嬢様とメイドの水着絵を描いて、ツイッターに公開しました!
プロットの修正ですが、物語全体の大筋は変わらないです。
前回公開したプロットの後半では、ヒルダが『マナ』に協力して
真司が『マナ』に気づかないようにフォローするという流れでしたが…
今の状況でヒルダがそう動くか?と引っかかってしまったんですね。
3章の物語の流れに沿ってプロットを組んで書いていましたが
ネームのときには台詞や表情など、キャラの感情やその場の流れを考えるので
登場人物の心境と優先順位を考えたら、ヒルダの行動に違和感が生まれました。
なので、自分が考えている物語+登場人物の行動に対する違和感を消す。
という目的でプロットを書き直しました。
そんな風に考えた94話が3章中編のラスト。電子書籍3巻の引きになりました!
94話を描き終えたら、表紙+おまけ漫画を描いて3巻を出版し
ついに後編がはじまります!お楽しみ!
水着イラスト+逆光ありなし
そういえば、この時期になると暑いので今年も水着イラストを描いたのですが
最近逆光を入れるのが楽しくて、今回の水着も逆光を取り入れてしまいました。
◆逆光なし
◆逆光あり
逆光があるとイラスト全体が引き締まる感じがしますね。
ふたりとも可愛く描けた気がするので良い気分転換になりました!
それではプロット文を公開します。
ご支援ありがとうございます!
第94話「想い(仮)」
ヒルダ「ふたりとも落ち着きなさい」
ソルティ「ヒルダさまはなんでこの人の事を主さまに隠してるんですか!?」
指をさすソルティ
ソルティ「この人主さまが言っていた空の椅子と同じですよ!
なにかしら対策しないと絶対良いことないです!」
ヒルダ「それは…」
マナ「そんなこと言っちゃっていいのぉ?」
ソルティ&ヒルダ「!」
マナ「あたしは『彼』の意思に関係なく行動することができる」
マナ「つまり剣を放置して行方を暗ますこともできるんだけどぉ?」
ソルティ「え…」
過去のマナが剣を鞘に戻し
黒い影に剣が沈んていく描写
ソルティ「いやです…やっと主さまに
また会えたんです置いていかないで…」涙目
目を見開くマナ
ヒルダ「『マナ』言い過ぎ」
マナ「あ〜…」
マナ(コホン)
マナ「ごめんなソルティ」
ソルティ「……主さまの真似をしないでください。叩き斬りますよ」
マナ「それ『彼』も死んじゃうから」
ヒルダ「ソルティちゃん。そんな毛嫌いしないで
『マナ』は少なくともあなたの『主さま』を敵視していないわ」
キッとマナを睨むソルティ
ニコッと笑顔を返すマナ
ヒルダ「お互い思うところがあるかもしれないけど
まずは仲良くなりましょう?」
マナ「うんうん♪」
ソルティ「…そんなこと言っていつのまにか
わたし達の前からいなくなったらどうするんですか?」
ヒルダ「大丈夫よ。もし『マナ』が逃げても問題ないわ」フフ
ソルティ「?」
マナ「……なんで?」
ヒルダ「わたしがエデンの果てまで追いかけて捕まえるから」微笑み
マナ&ソルティ(えぇ〜…)
ヒルダ「それよりも『マナ』あなたにお願いがあるの」
マナ「え〜?なになにぃ?♡」
ヒルダ「いまから『彼』に替わって頂戴
『あなた』のことを『彼』に伝えるから」
ソルティ「!?」
マナ「それは…
『あたし』との約束を破るってことかしら?」
殺気を放つマナ
平然とした顔のヒルダ
ヒルダ「大勢の人の前でやらかしたうえに
いまだに『彼』には『あなた』のことを
知られたくない…とか思ってる?」
マナ「もちろん」
ヒルダ「わたしは確かに『あなた』のことを
『彼』に伝えないとあの夜、約束した
そして『あなた』とも良い関係を築きたいと思っているの」
キョトン顔のマナ
ヒルダ「でもね『マナ』」
眼を細めるヒルダ
ヒルダ「現状そうも言ってはいられない」
マナ「…」
ヒルダ「…たぶん『彼』は初めて他者を傷つけてしまった
生死を彷徨うような傷をね」
ヒルダ「それが『彼』の意思ではなく『あなた』の仕業だとしても
『彼』は『あなた』の事を知らない
試合の結果を知った『彼』は無意識のうちに自分が
人を殺しかけたと思うはず」
マナ「……」
ヒルダ「わたしはね。『あなた』の都合よりも『彼』の心が大切なの」
間
ヒルダ「だから『彼』にいちから説明するわ
試合で何が起きたのか
そして『あなた』の存在のことも」
マナ「…『彼』のことを想ってくれているのは
あたしも嬉しいわ。けど」
マナ「約束を破るなら、アンタを敵とみなす」
刀を抜きヒルダに向けるマナ
フッと笑うヒルダ
ヒルダ「…ひとつ気になっていたの」
ヒルダ「わたしと『マナ』。どちらのほうが強いのかしら?」
つづく