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今週の進捗報告

93話のプロットを書き終えて、ネームを描いています!

一応ネームは4ページまで進みましたが

93話はたぶん20ページは越えると思います…!


前回、これからは12〜16ページくらい描きますと宣言しましたが

93話は話の切りどころを作るのが難しくて

そのまま一気に描いちゃうことにしました。

25ページくらいにはなるのだろうか…うーむ


93話は『マナ』とソルティが口喧嘩をする回ですね

台詞を書いていて、どの程度まで踏み込むか悩んだり

このキャラはどこまで言ってしまうのか

何を言われたら絶望するのかなど

キャラのヘイト管理が難しいなと思いながら書いてましたね


前回の92話はネームを描いてペン入れ作業に入るのが辛くて

ネームを描きませんでしたが

今回の93話は一度ネームを描いてからペン入れしようと思います!


できれば来週の進捗報告にネームを先行公開したいですが

20ページ超えなので公開できるか怪しいですね…でも頑張ります!

もし無理そうなら、普段のネームという名の下書きレベルではなく

本当にコマわりと台詞と棒人間程度のネームを公開するかもしれません。


それではプロット文を公開します。ご支援ありがとうございます!


第93話「ギスギス」


サイス「う…」


エミリー「…サイス選手戦闘不能によりマナ選手の勝利!」


モブA「サイス様がぶっ飛んだぞ!大丈夫なのか!?」


モブB「審判は戦闘不能と言っているから生きてはいるみたいだけど…」


モブC「あんな攻撃を受けても生きてるなんてさすが【二つ名】!」


モブD「その【二つ名】持ちに勝ったあの少女は何者なんだ…?」


モブE「お兄ちゃん!

あの女の子コーデリア様と戦うんでしょ!?

コーデリア様大丈夫かなぁ!?」涙目


モブF「…どうだろうな」


夫人「彼女は一体…」


領主「どうやら観客も私達と同じように動揺しているねぇ」


険しい視線のヒルダ


ソルティ「ヒルダさま」


指をさすソルティ

視線を向けるヒルダ

出口に指を向けるマナ


ヒルダ「…次の試合までまだ時間はあるわ

ソルティちゃんも『マナ』に会いに行きましょう」


マナと合流するふたり


マナ「やっほ〜♡」


ヒルダ「『マナ』、無闇に出てこないように約束したはずだけ…」

被せ気味に

ソルティ「あなた何なんですか!

主さまと違って嫌な感じがします!

早くいつもの主さまに戻ってください〜!」


マナ「嫌な感じぃ?

あたしみたいな可愛い女の子に対してそれは

センスないね〜精霊ちゃん」


ソルティ「自意識過剰なのは主さまだけで結構です!チビ!デブ!ブス!!」


ヒルダ「ちょっソルティちゃん!?」


マナ「…あれ〜?なんで『あたし』

ここまで精霊ちゃんに嫌われてんのぉ?」


ソルティ「どうでもいいです

早く主さまを返してください」


マナ「え〜あたしも精霊ちゃんの主さまなんだけどぉ?」


ソルティ「あなたはわたしの…

ソルティの主さまではありません」


マナ「そんなこと言われてもぉ」


マナ「精霊ちゃんを育てたのは『彼』かもしれないけど

契約者はあ・た・し♡」


マナ「うやまえ〜♡」きゃはは♡


ソルティ「ぐぬぬ〜!!」


ソルティ「ソルティはあなたが主とは絶対に認めません!」


マナ「認めないの却下〜♡」


ヒルダ「ふたりとも落ち着きなさい」ピクピク

額に指をあてながら


ソルティ「ヒルダさまはなんで

こんなのを主さまに隠してるんですか!?」


指をさすソルティ


ソルティ「この人空の椅子と同じですよ!

なにかしら対策しないと絶対良いことないです!」


ヒルダ「それは…」


マナ「そんなこと言っちゃっていいのぉ?」


ソルティ&ヒルダ「!」


マナ「あたしは『彼』の意思に関係なく行動することができる」


マナ「つまり剣(あなた)を放置して行方を暗ますことも

できるんだけどぉ?」きゃは♡


ソルティ「え…」



ソルティ「いやです…

やっと主さまにまた会えたんです

置いていかないで…」涙目


目を見開くマナ


ヒルダ「『マナ』言い過ぎよ」


マナ「あ〜…」


マナ(コホン)


マナ「ごめんなソルティ」


ソルティ「……主さまの真似をしないでください

叩き斬りますよ」


マナ「それ『彼』も死んじゃうから」


ヒルダ「ソルティちゃんそんな毛嫌いしないで

『マナ』は少なくともあなたの『主さま』を敵視していないわ」


キッとマナを睨むソルティ


ニコッと笑顔を返すマナ


ヒルダ「いまのところ対策も思いつかないし

まずは仲良くなりましょう?」


マナ「うんうん♪」


ソルティ「…そんなこと言っていつのまにか

わたし達の前からいなくなったらどうするんですか?」


ヒルダ「大丈夫よ。もし『マナ』が逃げても問題ないわ」フフ


ソルティ「?」


マナ「……なんで?」


ヒルダ「わたしがエデンの果てまで追いかけて捕まえるから」微笑み


マナ&ソルティ(えぇ〜…)


パンッと手を叩くヒルダ


ヒルダ「はい!次の試合もあるから早く行動に移りましょう」


ヒルダ「まずソルティちゃんは

この『マナ』のことを『主さま』に伝えないこと

『彼』に存在を知られるのは恥ずかしいらしいわ」


ソルティ「……嘘くさ」


ニコニコ顔のマナ


ヒルダ「そして『マナ』、大勢の人の前でやらかしたうえに

いまだに『彼』には『あなた』のことを知られたくない…とか

思ってるのでしょう?」


マナ「…そうね」


ヒルダ「今からわたしがフォローしてあげる」


顔を近づけるヒルダ


ヒルダ「貸しだからね?」


マナ「……仲間には貸し借りはなしって

『彼』と話してなかった?」汗がにじむマナ


ヒルダ「ん〜?」ゴゴゴゴ


マナ「…わかったわよ。いつか借りを返しますぅ」


ヒルダ「よし。マナちゃんの控室に行きましょう」


ヒルダ「控室に着いたら『彼』と替わってね」


歩きだすヒルダ


マナ「え〜もうお別れぇ?ざんねーん♡」


ソルティ「いますぐにでも消えてください」


マナ「…こんな可愛くない精霊にごはん強請られて『彼』カワイソ〜」


ソルティ「はぁぁぁぁ?

主さまはソルティに愛情たっぷりだからいいんです〜!!」


ぎゃーぎゃーぎゃー

ヒルダの背後で騒ぐふたり


ヒルダ(う…うるさい…)呆れ顔


つづく

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