没ラフ公開 (Pixiv Fanbox)
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今年の幻獣神話展用に描こうとして没にしたラフ
テーマはクトゥルフ神話の外なる神です!
最近、アクリルガッシュの「暗黒ブラック」を手に入れまして、それを使った展示作品を作りたい!というところから出発した絵でした。
光をほとんど反射しないので真っ黒に、まるでそこに穴が開いているように見える絵の具です。
印刷したあと、キャラ後ろの黒い領域に「暗黒ブラック」を塗り、額縁の中に吸い込まれていくような感覚を味わえる絵にする予定でした。
この絵のメインは言わずもがなニャルラトホテプ。千の顔を持つのでデザインの自由度がめちゃくちゃ高いのが魅力的ですよね…!
手に持っているのは知恵の実(魔術などの知識を人間に与えて破滅させるという設定から)
"外なる神"の中で唯一 自由に人間に干渉できる存在なので、ニャルラトホテプだけ額縁の外に出てて、それ以外の三柱(アザトース、ヨグ=ソトース、シュブ=ニグラス)は額縁の中に描いています。
ニャルラトホテプの後ろの大きい額縁に描かれているのがアザトースで、こう、暗黒ブラックの効果で吸い込まれそうになる(=魅入られる)感じにしたかった…。
無貌の神、というところから連想した顔のないメリーゴーランドの馬もお気に入りです。
ちなみに、キャラデザが個展の惑星晩餐会に似てるんですが特に意味はないです!
10年以上前に描いたニャルラトホテプのキャラデザを今風にしたいと思ったら惑星晩餐会に引っ張られちゃいました。
(地球を喰らってしまう大いなる恐ろしい存在…みたいな、根底でイメージは繋がってるかもしれない…?)
背景に「ドリームランド」を入れる案もありました。
構図がいまいちしっくりこなくて没にしちゃいましたが、暗黒ブラックを使った展示はやってみたいのでいつかリベンジを…!