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冬コミの進捗報告を兼ねて今実践しているクリスタの3D機能を利用した原稿作成についてご紹介します。

①ネームを用意する

先ずはざっくりとネームで構図を考えておきます。

一発目から3Dで作成するのもアリですが、「こんな感じの画面と流れにしたい」と大雑把に決めるのは3Dでは余分な手間が多く手描きの方が早いです。


②3Dでキャラポージング&背景オブジェクトも配置

3D機能を使って一コマずつキャラをポージングし、背景の小物も配置していきます。3D機能で一番重要なのは胸やお尻といったディティールではなく人と物の配置、パースなので位置関係に注意しつつ、ネームよりもいい感じに見えるアングルを探っていきます。あまり時間をかけると3Dの時短効果が薄れるのでテキパキやるのが理想ですね。

コマ枠からはみ出さないように各3Dレイヤーにマスクを作成しはみ出さないようにしておきましょう。

また、見開き原稿に3Dを配置してコマの位置までずらす時はカメラで動かすのではなく、移動ツールでレイヤーごと移動させた後カメラを操作すると縦パースがズレずストレスになりません。

③3Dレイヤーを下敷きに下書き作成

3Dレイヤーの透明度を下げ下敷きにしつつ下書きを描きます。

ここで重要なのは先に述べた通り、位置関係です。ディティールをそのままにしてしまうと3Dトレス感が強いだけではなく、メリハリが無い体型になってしまうので、関節の位置や手足の長さ以外は無視して肉付けしていくといい感じになります。


④下書きからペン入れ、LT変換

下書きをペン入れしていきます。

下書きが出来たら人物以外の部分の選択範囲を取り、その範囲内に3DレイヤーをLT変換したものを貼り付けます。このままでは単調なので3Dレイヤーからパース定規を移植してタッチを加えたらペン画の完成です(この原稿はそこまで進んでいません・・・)


クリスタの3D機能がアップデートを重ねる度に改良されかなり使い勝手が良くなっているので、あまり使わないなぁ・・・という方も背景オブジェクトの配置等いろいろ活用すると作業効率がアップするかもしれません。

もし分からない点があればコメントやXのDMにてお問合せください。


お役に立てれば幸いです。



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