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「珍しいな、アジア系か?あのサイトで購入したのか?」

「あぁ、箱詰めで送られてきたぜ」


「なにもそんな遠くから買わなくてもいいだろう。言葉だって通じないだろ?」

「何言ってやがる、犬の言葉なんて解る人間なんていやしねぇよ」


「お前も飼ってみたらどうだ?こいつら従順な上、良い鳴き声をあげるんだぜ」


葉巻を片手に意気揚々と語る男、その横で男の足を舐める異国の「犬」。

真新しい「色」に全身を染めた「犬」の身体は小刻みに震えていた。


「おい!しっかり舐めねぇか!それとも次は左側にコレが欲しいのか?」


そう言って葉巻を「犬」に向けると言葉は解らなくとも、狂ったように顔を押し付け、必死に男の足の裏を舐めまわした。


「どうだい?よく躾けてあるだろう?すっかり俺に懐いてるんだぜ」


どうせ、一か月もすれば「また」新しいペットに変わっている。

その後どうなったのか、それはわからない。 END





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