お知らせ7 (Pixiv Fanbox)
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平素よりお世話になっております、月代です。この情勢下でのご支援、応援を頂き誠にありがとうございます。
PSDファイルについて、この場をお借りしてご報告させて頂きます。
>>PSDファイルについて
まずPSDファイルについての概略ですが、普段投稿させて頂いておりますイラストデータの圧縮前のデータとなっております。
PSDファイルを特定のソフトウェアで展開すると「レイヤー」と呼ばれる透明シート(透過情報を保持したデータ)が幾つも重ねられており、それらを表示、非表示にする事によりキャラクターの表情や服装などを変更する事が出来ます。
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本題に移らせて頂きます。現在配布しているすべてのPSDファイルは
Adobe Photoshop 23.3.2
CELSYS CLIP STUDIO PAINT EX 1.10.5
を使用して制作しております。背景と画面効果の処理はPhotoshopの特殊機能を使用しているため、CLIP STUDIOでデータを展開すると色調が変わってしまう可能性があります。
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現在配布しているPSDファイルは【Adobe Photoshop 23.3.2】でのみ正常に動作する事を保証しております。【CLIP STUDIO PAINT EX】ではデータによっては正常に色調が表示されない可能性があります。
上記以外のソフトウェアでPSDファイルを展開した場合の動作については正常な動作を保証しておりません。
PSDファイルを展開出来るソフトウェアが数多く存在している事は私も承知しておりますが、それらすべてのソフトウェアで現在配布しているPSDファイルを正常に展開できるか否かは把握出来ておりません。むしろ、正常に展開出来るソフトウェアの方が少ないと思っております。
(可能な限りレイヤー数と画像サイズを多くしているので、PSDファイルの容量が大きく、パソコンやスマートフォンの性能によってはファイルそのものを開く事が出来ないため)
PSDファイルを展開出来るソフトウェアの中にはレイヤー数が20枚、あるいは256枚までしか作成出来ない制限があったり、αチャンネルのデータ(透明度の保持データ)を展開出来ないソフトウェアがあったりします。
普段配布しているPSDファイルはレイヤー数が256枚を超えたり、αチャンネルデータをレイヤーフォルダ(レイヤーをまとめているフォルダ)に収納していたりと、ソフトウェアによっては正常に認識できない可能性があります。
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長文となりましたが、「正常にPSDファイルが展開出来ない」というコメントを時々頂いております。保存ミスによりPSDファイルが破損している場合を除き、【Adobe Photoshop 23.3.2】と【CLIP STUDIO PAINT EX】以外のソフトウェアでのファイル展開異常は私も状況を把握出来ないため、対応出来ない状況となっております。
すべてのソフトウェアでPSDファイルを正常に展開させるには「全レイヤーを統合状態にして配布」しか手立てがありません。
元々、PSDファイルの配布を開始したきっかけは
「差分ファイルの枚数が多くなりすぎたため、PSDファイルを操作出来る知識のある方は自由に差分ファイルを作る事が出来るようにするため」
でした。
「全レイヤーを統合状態にして配布」は上記の目的を達成する事が出来ず、且つ、PSDファイルを配布する意味合いを無くしてしまう行為となります。ただ、今後もPSDファイル展開時の異常報告が続出した場合は、すごく、すごく残念ではありますが、全レイヤー統合状態でPSDファイルの配布を検討したいと思います。