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今回から"裏"定例報告のサムネは、できるだけ描き下ろしで行きたいと思っている豪放磊落です。


今月は冬亜取り巻き三人組の中から橘ユイカ。現在制作中の新刊の次にメインをはる予定の子です。全体図。

褐色ギャル。ギャルピースは描くの難しい。瞳の描き方を改善しました。全キャラクターに言えることですが描くたびにアップデートしてるので、最初の頃とは印象が違ってしまってるかもしれません。進歩があるのはいいことですけど、持ち味は崩さないようにしていきたいですね。



今月は後半にイラストを一日一枚量産していったわけですが、一枚が完成に至るまでその影で練習をしていたのでした。その過程を晒してみたいと思います。

例えば下のイラスト。

体つき、特にお腹(具体的には胸と骨盤の間部分)を主に、また体の側面を立体でとらえるための練習として描いた一枚。ここにいたるまでの練習が更に下記。


まず最初は頭部、特に顔面と髪型のアップデート。顔パーツ配置の出来がその時々によって大きく違うのと、前髪・横髪・後ろ髪の設定が未だに曖昧なのでその整理です。改めて見直すと横顔が下手くそだよなぁ……頭部と首、胴体の繋がりも不自然なのを直したい。ぱっと描けるようにならないものか。


イラストに描くためのポーズを設定、向きは逆ですが。完成版に比べると体の反りが足りないですね。ここのラインがセクシーさに繋がると思うので、ここから更にブラッシュアップを重ねていきます。


上の段はウォーミングアップに描いたものなので、イラストには直接関係ありません。左下に再度同じポーズで描いたものがありますが、これもまだ体の反りが足りないですね。ここから更にお尻を突き出す感じにポーズを改善して、上記の完成版イラストになりました。その右はお尻を描きたくなったので描いたもので特に意味は無いです。


……という感じに、このイラストに限らず、決定稿までに何枚かの試行錯誤を経てイラストを完成させています。また、線画の段階からTwitterに公開していましたが、塗り作業のついでに線画を修正していることもあるので、よく見ると微妙な点が変わっています。例えば下の2枚、完成版のほうがやや下乳が大きくなっています。


おわかりでしょうか。微々たる差なのでほとんど間違い探しのようなものですけどね。更に次の二枚も見比べてみましょう。



これはどこが違うかおわかりになりますか?……そうです、これもおっぱいの大きさです。左胸を見るとその違いが顕著ですね。ラフより下書き、下書きより線画、線画より完成版と乳を盛ってしまうのが巨乳絵描きの宿命、いやサガか。そもそもこれは線画段階で胸が小さすぎました。線画を公開して一晩経ち、翌朝色を塗ろうとしてキャンバスを開いた自分は「風夏の胸がこんなに小さいわけがない、昨日の自分はどうかしていたんだ」と絶望しながらおっぱいを盛りました。


こんな感じで練習の一環としてイラストをたくさん描いてみましたが……労力に見合ったような効果は得られませんでした。いろいろな意味で。やはり自分の活動は極力同人制作に時間を割くのが正解のようです。来月からはまた新刊の作業をメインに据えていきますので、今後ともご支援の方よろしくお願いいたします。それではまた次回。

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