リクエストのあれなど(4P)+1 (Pixiv Fanbox)
Content
前田の強烈なボディブローが、コーナーに押し込まれた内田の腹を抉る。
パンチの威力で内田の両足が一瞬マットから離れる。
腕を上げてガードを固める内田のボディに前田は容赦なく連打を叩き込む。
「ハァ ハァ」
一瞬両者の目があった。
ズンッ
次の瞬間内田のボディに前田のボディアッパーがみぞおちを的確に撃ち抜いた。
ギシギシッ
拳の圧力でコーナーがひしゃげる。
グンッと顔を上げ、内田はほほを膨らませ唾液とマウスピースを吐き出させた。
「ダウーン!!!」
内田はお腹をかばうようにその場にしゃがみこんだ。
前田はそれ以上追撃を咥えず自軍に戻っていった。
強烈な腹への攻撃で内田の口から咳と一緒にダラダラと唾液がこぼれ落ち、マットを汚す。その前には内田の口から吐き出されたマウスピースが唾液をまとって落ちている。
(クソッナメてたぜ…なんてパンチだ)
プロボクサーとして、どんなに喧嘩が強かった過去があっても素人のはずの前田の拳に打ち負けた自身を恥いりながら立ち上がる。
試合が再開されると、前田は止めを意識したのか右ストレートを放った。
内田はそれをダッキングで交わすと、右腕を思い切り後ろに引いた。
ズシッ
内田のボディアッパーが前田の腹に突き刺さった。
「ブッ」
内田の拳はずっぷりと前田の肉厚な腹を潰しめり込まれ、その衝撃で前田の動きは止まってしまった。
チャンスだー
内田は前田の腹左右に何度もパンチをぶちこんだ。
前田の身体が左に倒れかかれば左からの拳で立たせる。
ついに前田がダウンを拒むように内田の身体に身を預ける形になった
「まだまだだぜ前田さぁん♡」
片腕を背中に回し、内田は前田のボディにひたすらパンチを叩き込む。
「前田!前田!しっかりしろ!!」
リングの外から、前田の恋人であり、自身の後輩でもある後藤の絶叫の様な声が聞こえる。
その声と、立ち続けるために自身の身体に張り付いた形になった脱力した前田の身体。
勝ちを確信した内田は異様な興奮に包まれる。
ドスッドスっドスッ!!!
「あぶっ」「ぐへ」「おぶぉ…っ」
すでに一分ほどの時間前田の腹を殴り続けた。
密着した身体、汗にまみれた身体の中で内田の胸に顔を埋めた形になった前田の口から大量の唾液とマウスピースがモコッと飛び出してくる。
「オレのボディは気に入ってくれたかい?」
すっかり脱力して、自身の拳に打ち負けた前田の情けない顔を眺めると、内田は身体を引き離した
「後藤の眼の前でオレのパンチでKOされな!!」
両腕が垂れ下がりそのまま前に倒れかかる前田の顎に強烈な一撃をたたきこむ。
バキッ
アッパーカットが前田の顎を叩き上げマウスピースは血の混じった唾液とともに勢いよく飛び出した。
カンカンカン!!
リングに倒れた前田は痙攣をしながら口からぶくぶくと泡を吹き出している。
「勝者!内田勇治!!」
失神している前田に目もくれず内田は拳をつきあげ、勝利のポーズをとった。
○内田勇治VS前田将吾●
(○ラウンド2:49 KO)
自分は入れないリングの中で大切な人が殴られまくって無様な声だして血反吐や汗まみれになってるのを見るしか無いって、結構NTRと思うんですよね。
夕薙(旧タコライス)さんリクエストありがとうございました!!!
拙作「DUXI」より内田さんVS前田さんボディ多めで を描かせていただきました~
古い作品(しかも微妙に未完)にもかからず、キャラを覚えていただいていて、更にキャラ同士の絵のリクエスト、とってもうれしく思います。
(自分の作品だからなんか長いし余計な文章ついててごめんなさい!!!
リクエスト内容でその辺差もどうしても出ちゃいのでごめんなさい!(書きやすさ優先)
女子同士も描きたくなったので、オマケ♡
戦ってる相手の娘、エレナって名前にしたよ(意味はない)
バキッバキィッ
「ブホッ」「ぶべっ」
チャンピオンの左右のフックがルチアの顔面を何度も往復する。
「チャンピオンエレナ!!猛烈なラッシュ!!!挑戦者ルチアこのパンチの雨から逃れられないー!!」
ルチアは殴られながら血や唾液を吹き飛ばしリングを汚す。
会場は大歓声に包まれる。
「いいぞーチャンプ!!」「挑戦者それでおしまいかー!!」
バキッ!!
ルチアの左頬にパンチが突き刺さり吹き飛ばされた顔面を、さらにエレナの拳が待ちかまえ、ルチアの右頬を殴りつける。
なんとかファイティングポーズをとって構えられていたルチアの拳がだらりと垂れ下がる。
ズンッ!!
前に倒れかけたルチアのお腹にエレナの左のパンチがダウンを拒むように突き刺さる。
両者の乳房が触れる。エレナの乳首とルチアの乳首が一瞬こすれる。
(乳首、硬くなってる♡)
しかしエレナは構わず追撃を続ける。
エレナのワンサイドと化した連撃、ボクシンググローブがルチアの顔を、顎を、腹に突き刺さリ続ける。
「ルチア!ルチア!しっかりしろ!!」
セコンドを務めるダニロにとって耐え難い惨劇が続く。
しかしこの試合にTKOもドクターストップもタオル投入も存在しない。
敗者は勝者の拳によってのみ、倒されそこから10カウントを聞かないと試合が終わる事はない。
バキャッ!!!
すさまじい破壊音がルチアの顎、それをかちあげるエレナの拳から発せられる。
ルチアの口になんとか収まってたマウスピースが血や唾液をまとって吹き飛ぶ。
血がリングの外まで吹き飛びダニロの顔面にもルチアの血の雨が降りかかる。
「ダウーーーン!!」
ギシッ
ルチアはロープに身体がひっかかり、顔だけがダランと外に向けられる。
エレナがそれを狙ったのか、丁度ダニロの眼の前に無様に変形させられ、ボコボコに腫れ上がって血と唾液と汗にまみれたルチアの顔面が突き出される。
「バハー…ぶはぅ…」
血を吹き出しながらルチアは大きく呼吸を繰り返す。
豊かな乳房が呼吸のたびにゆれ、ツンと勃起した乳首はライトに照らされている。
大歓声があがる。
「ルチア!!ルチア!立て!!立ってくれ!!」
ダニロは精一杯叫ぶ。
インターバルまでまだ1分以上もある。
自分はただただルチアが立ち上がってくれるのを願うしか無い。
エレナはその無様な姿を満足げに見下ろすと、頭上で両方の拳を打ち鳴らし、自軍コーナーに戻っていった。
「ワン・ツー…」
カウントが進む、ルチアは激しく胸を揺らしくぐもった呼吸を荒らげている。
その姿を見つめながら、試合に挑む前のルチアの言葉を思い出した
「ダニロさん、お願いがあるの」
試合前、これまでの試合でも彼女はずっと言っていた。
「私、絶対に勝つからね」
眼の前で激しく呼吸しながらチャンピオンの拳に屈服させられたかのように、カウントを聞かされているその姿を、ダニロは目をそらさず檄を飛ばしかなかった。
NTRだね!!