私を見て!- Look at me! (Pixiv Fanbox)
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少しNTR分があります。
■本文
僕は困惑していた。
僕は王子ではあるが政略結婚なんてしたくなかったのだ。
心に決めた相手がいるのだ。
だから、結婚する相手を問われれば無理難題を言ってきた。
結婚相手は胸囲が僕の身長より大きくないと絶対嫌だと父上に常日ごろ言っている。
そんな人間なんてこの世に存在しないので父上も相手をそうそう見つけられないと思ったのだ。
これでしばらくやり過ごせると思っていたが、僕の成人の儀式の余興に彼女が現れた。
彼女は一見しただけで僕の身長の3倍以上あり、片方の乳房だけで僕の体重以上あるのはわかるほど巨大だった。
肝心の彼女の胸囲は僕の身長より遥かに大きく、すぐに父上が用意した結婚相手だと理解した。
体躯は異常なほど発達した筋肉がおおわれているが女性的でどことなく色っぽさを出している。
巨大すぎる体に合う服などないらしく体に巻くように布をまとっていたが馬鹿デカい乳輪が布からはみ出している。
下半身は纏う布が足りなく裸だ。
股間にはヒトのものとは思えないほど巨大だが彼女の体に合った大きさのペニスが頭を垂れるように下を向いていた。
ふたなりだ。
そして、彼女が歩くたびに巨大な乳房と弾力のあるペニスはブルンブルンと暴れるように向きを変え周囲の目を集めていた。
僕の方に歩み寄ってきた。
「これからよろしくね。」
彼女は僕を見ると挨拶をする。
軽い言葉だがこれが結婚の合意を求めている言葉だとわかった。
巨大な体が威圧的なので言葉の印象でそれを和らげようと考えているのだろう。
彼女が婚約者であることが現実として理解する。
僕の不安を感じたのか一瞬目つきが鋭くなるのを感じた。
しかし、彼女はすぐにその愛嬌のある顔で笑顔を作った。
「君のお父様から聞いたよ。大きなおっぱいが好きなんだって?」
彼女はしゃがんで僕にだけ聞こえる声でそう言うと、前かがみになり巨大すぎる乳房で僕を挟んできた。
挟まれた瞬間に圧倒的な肉の圧が僕の上半身を襲う。
そして大きな波のように震える乳房の中で極太の腕で抱きしめられた。
肉体的にも立場的にも身動きが取れなくなってしまった。
僕はメイドを愛している。
物心ついた時から一緒だったメイドは楽しいときも悲しいときもいつも感情を共有した。
初めての性交渉の相手もメイドだった。
そして結婚するのはメイドだと決めていた。
言葉で確かめ合わなくても愛し合っていることはわかっているが、それが許されない相手だからお互い決して愛しているとは口にしなかった。
そして今日、僕が成人したこの日の夜に駆け落ちをする予定なのだ。
こうしてはいられないと思い、僕は誘惑してくる巨大な彼女を振り払い自室へ戻り夜に向けて眠りへついた。
彼女は追いかけてはこなかった。
夜になり皆が寝静まったころ僕はあらかじめ準備していた荷物を手に取り待ち合わせ場所へ急ぐ。
静かな廊下を抜け、庭に出る。
屋敷の周りを見回る衛兵の明かりが遠くに見える。
待ち合わせの樹までもう少しだ。
その時だった、かすかに声が聞こえる。
見回りが近づいてきたのだと思い息をひそめてやり過ごすが、声が遠のく気配がない。
それどころか声はますます大きくなる。
声の出どころは待ち合わせ場所らしく、苦しそうな声が聞こえてくる。
メイドに何かあったのだろうか?
急いで確かめる必要がある。
僕はゆっくりと気が付かれないよう声のもとに近づく。
あぁっ♡あぁっ♡あぁーー!
婚約者とメイドがセックスをしていた。
丸太のように太くて硬く勃起した婚約者のペニスがメイドの体を貫くように挿入している。
婚約者はメイドの頭を押さえつけ力任せに上下させピストンさせる。
メイドはピストンのたびに狂ったような喘ぎ声を発し、快感に身を任せるように体を婚約者に預けていた。
しばらくすると婚約者はメイドをつかむ手を強く握りピストンを早めると大量に膣内射精をする。
ブルブルと震える丸太のようなペニス。
遅れてメイドの膣口から大量の精液があふれてくる。
射精は長く二人の足元に精液が山のようにたまっていく。
射精が終わりしばらくすると婚約者のペニスは縮はじめメイドの膣からブルンと抜け落ち股の下で精液の雫をまき散らしながら亀頭を地面に向けた。
頭をつかまれてだらんとしたメイドの股間から残った精液が大量にあふれ出る。
それでもお腹には大量の精液が残っていて少し妊娠したように膨れていた。
用が済んだとばかりにメイドは地面へ降ろされる。
力なくメイドは地面に倒れこむが、その場を立ち去ろうとする婚約者を見るとすぐに立ち上がり更におねだりするようにペニスを全身で愛撫しだした。
婚約者は仕方なさそうにメイドを地面に押さえつけると半勃ちのペニスを勢いよく挿入した。
壊れそうになるほど激しいピストンをしながら勃起を完全なものにしていく。
そして二人の甘い声が辺りに響きだした。
巨大な婚約者の腹の下で小さく揉みくちゃになりながら幸せそうな顔で犯されるメイドの焦点のあっていない目と僕の目が合った。
僕は目の前ので起こる出来事を受け止めることができなかった。
気が付くと庭の片隅で目を覚ました。
あれから記憶がない。
これからどうしたらいいのだろうか。
無力感が僕を襲う。
呆然としていると夜が明け、当たりが明るくなっていく。
自分が異常に疲れていることに気が付き休むために自室に戻った。
「おはよう」
婚約者はベットに全裸で座り僕を待っていた。
僕のベットがおままごとの家具みたいに小さく見える。
「おはようございます」
僕は言葉を失っていると背後からメイドが挨拶をしてきた。
「彼女はね、身も心も私のものになったんだよ。ダメだよ私以外を見ちゃ。」
婚約者はそういうと、メイドはその言葉を肯定するように僕に向かって礼儀正しいお辞儀をしてきた。
そして気が付くとメイドに組み伏せられ、婚約者に僕の体を差し出した。
「初夜はまだだったね。これから毎日何回もセックスしようね。」
婚約者のペニスが僕の目の前に近づいてくる。
「改めてこれからよろしくね。」
こうして僕は婚約者の体なしに生きていけない体になっていったのだった。
■差分 Diff