漫画賞応募作品の反省点と改善版プロット (Pixiv Fanbox)
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先日応募した漫画賞、
世にも奇妙な物語×少年ジャンプ+ presents
『奇妙』漫画賞の結果が発表されました
応募した作品はコチラ▼
いま読み返すと、もっと盛り込めたなーとか
もっと構図頑張れたなーなど
反省点の多い作品でしたが
伝えたい部分がきちんと読んでくださる方に伝わっててくれたので
いい勉強になった作品でした。
そして結果の方は…
残念!受賞ならずでした!
応募された作品のレベルが段違い!という事もありましたが
見比べてみるとまず、うちの作品は「いうほど奇妙ではない」かなぁという
感想でした。
読んでて「えっ!?!?えっ!??!」ていう作品が
賞を取っていたので、なるほど自分にはこの要素がまだ
掴み切れてなかったんだなと。
ホラーやミステリー系の漫画は昔から好きで
良く読んでましたので、好きだからもしかしたら描けるのかなー
なんて思ってましたが、いやはや考えが甘かったですw
あと、同じジャンルで競う、ということは今までになかったので
照らし合わせて、なるほど!と思うことが多く、学ぶことがとても多かったです。
----------------------------【具体的には】-----------------------------------
●1コマ目のチラシにスポットを当てる
別途新規コマで何か新聞の切り抜きがあるなと思わせて
見出しは読ませる。ここで過去に何かあったんだと知らせる。
(店長が地域に好かれている、まで読ませられたらなお良かったかも。
で、ラストで死んでると発覚して「ああ!」と思わせる)
●店長が誰とも会話してないことを強盗の登場で明確にさせる
これが一番難しいと思ったけど、まず強盗があっさり退散してしまったので
いっそもっと長めに居座ってもらってそこで調整してもよかったのかなぁと。
テンポ重視しすぎたのと、あとでTwitterにアップすることを考えて
ページ数をキリのいい8ページにしようとこだわりすぎてたかも…!
(ちなみに参加ページ数は自由)
●奇妙さが足りない
明るい話ではないんだけど、暗さもないので
どちらかに振り切った方がよかったのかなと。
世にも奇妙って、比較的バッドエンド率高いですからね。
大体主人公が死ぬというか…!
コミカルで明るい話(めっちゃ飯食う人の話とか受験勉強中寝ちゃう学生の話とか)もあるんだけど、印象に残るのってやはり閉じ込められて脱出不可能、とか
実はもう死んでるとか、瀕死で幻覚見てる、怪しい薬使いすぎてギャー!とか
割とバッドエンド寄りだから、この作品ももしそっちに振り切るなら
店を守ってるはずの店長が実は悪い存在だったり
あるいは店そのものが悪い思念によって存在する場所とかにして、
もっとラストで「え?!」と思わせる展開があったほうが
この漫画賞の求めてるものだったのかなぁと。
仮に今それを取り入れて描き直すとすれば
一見すると店長は愛するコンビニを守りたい守護霊と見せかけて
実は地縛霊で、コンビニを守りたすぎて訪れた人を操って店長にさせて
ラストで強盗を取り込んで記憶弄るとかで店員にして、
黒髪の現店長が「変わりが来たからやっとここから抜け出せる」みたいな感じで
コンビニから抜け出す。
朝になって「こんなところにコンビニ出来たんだ!」とか言って女の子入店。
さっきの強盗がすごいいい笑顔で「いらっしゃいませ!おはようございます!」
うしろでにっこりしつつも黒いオーラ出す店長の霊…
とかね!
展開的には結構ありがちだけど
即興で直すとしたらこうかなーという感じ。
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もっとこうすればよかったんだと気づかされる機会は
とても重要かつ貴重ですからね!
それが沢山得られたので、結果は残念でしたが
必ず次へつなげようと思えるこの自信と、やる気が満ちてきました!
出版社様の行う漫画賞って、今回みたいなWEB形式やSNS開催ってのは
結構前から頻繁に行われているし、ちょいちょい参加してたりするので
また参加して、公開可能なら公開しようと思っています!
それにしても、何か学んだあとにプロット直すの楽しいな!!!