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1.はじめに

この記事では、男の娘画像を生成するためのモデル(Checkpoint)の選び方について、一定の基準の提供を目的としています。


画像生成において、モデルの選択は重要です。

目的の画像を生成するためには、その目的に合ったものをよく学習したモデルを使うことが第一条件になりえます。


特に男の娘は、そのジャンルに適したものを使わなければ、まったく生成できないことも考えられます。


そのため、私のモデル選びの基準について、この記事では語らせていただきます。


2.モデル選びの基準

①男の娘ジャンルにあたる画像が生成例にあるモデルを選ぶ。

 または、男の娘関連のLoRAモデルの生成例で使われているモデルを選ぶ。

モデルの紹介ページでは、モデルの製作者謹製の生成例を置いていただいていることが多いです。

また、そのモデルで生成した画像を、読者が投稿できるスペースがあることもあります。

それらの画像の中に男の娘ジャンルにあたるものがあれば、期待できます。

また、男の娘関連のLoRAモデルの生成例の中で、どのモデルを使用したか明示しているものがあれば、そのモデルにも期待できます。


例)





②Furryモデルを使用する。

ケモノジャンルのことを海外では「Furry」と呼ぶようですが、このFurryに特化したモデルはTNTNの生成にも強いことが多いです。

例えば、この記事のヘッダー画像もFurryモデルから生成しています。

# プロンプト

(lo** sho** otoko no ko:1.2), solo,

fox ears, animal ear fluff, white hair, medium hair, blue one-piece swimsuit, school swimsuit,

bulge, erection under clothes,

lying, embarrassed,

blue sky, beach


# ネガティブプロンプト

(worst quality, low quality:1.4), (bad_prompt:0.7), multiple ears, multiple tails, muscles, (hetero, pussy, vaginal, vagina, cameltoe, breasts, covering:1.4)


# モデル



私の調べたところ、Furryジャンルはキリスト教圏が非推奨としていたジャンル(例:同性愛)のたまり場としての側面もあったようです。

このような結果になったのは、「人間とケモノは別だから戒律に縛られない」とのロジックが、根底にあるのではないかと推測しています。

その推測の正否は分かりませんが、男の娘画像の生成にも使いやすい印象です。


例)




③表現幅が広いモデルを使用する。

①・②の条件に合うモデルを使用するのがオススメですが、その条件で求めるものがないのならば、表現幅の広いモデルを使用するのがオススメです。

表現幅が広いということは、多様性のある情報を学習素材としているはずなので、男の娘ジャンルでも使用できる可能性が高くなります。

ただ、表現幅が広い分だけ、プロンプトの調整は重要になります。


例)




④それ以外でも有識者が使用しているモデルを使用する。

Hentaiモデル(NSFWな画像生成に特化したモデル)は、意外にも男の娘画像の生成に向いていないことが多い印象です。

これは、裸の女性の画像をよく学習させている結果だと思います。

ただ、例外的に使えるものもありますので、有識者が使われているモデルを参考にするのもありです。


例)




3.おわりに

画像生成AIの主流は、SDXLベースのものに移りつつありますが、まだSD1.5ベースのものの方がNSFWでは強いです。

ただ、それも時間の問題だと思われますので、今後はSDXLベースのもので遊んでみるのもオススメできます。

どのような界隈でもそうですが、早い者勝ちなところがあります。


追記(2023/12/13)

Futanariモデルを使うのもありです。




(おわり)

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