アニメの設定画の描き方① ♯613 (Pixiv Fanbox)
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去年からやるよ~といいつつ、プロフからしれっと消してました(・ω・)
アニメの設定画は簡単そうに見えるかもしれませんが、かなり工数がかかります。
設定画と言っても私はメインキャラクターは描いていません。
メインキャラクターは作監や内部の優秀な原画、専門の会社がやったりするので
個人に任せられることはあまりないです。
こんな感じのカード画像が送られてくるので、参考にラフを描きます。
(2枚目の方がレア度は高い。)
まずカードをトレースしてシルエットやデザインをなんとなく頭に入れます。
イラストのまま設定に起こすとアニメで動かせないくらい線が多くなるので
元の特徴を残しつつアニメーターが動かしやすいようにデザインしていきます。
まずは正面の頭を描きます、全ての基準になるので納得いくまで何度も描き直します。
納得したらいろんな角度から描きます。
青い目は透過光指定で光らせる(・ω・)
頭が出来たら胴体を描きます。
一枚に収められるものは収めます。
コレはファンボックス用に描いたので雑ですが、提出する際はペン入れできるくらいのクオリティにします。
斜め前と斜め後ろが必須で会社によっては横も必要。
ドラゴンに人が乗っているような絵だと設定が別々に必要になるので6枚くらいなる時もあります(´ω`)
全てのアングルから見たときに整合性が取れるように意識してデザインします。
ラフを提出する際は影指定、色指定が必要で光源は左上。
(知らずに毎回適当にしてたら注意されました)
青い線が影線、色はパーツ毎の色の違いを表しています。普段はベタ塗りです
色数が多いキャラはほんま大変よ(´;ω;)
赤い線はハイライト線、硬い質感に入れることが多いです。
作画カロリーを抑えるため入れない作品もあります。
今回は無いですが、透過光線や色トレス線、グラデ指定等いろんな指定があって
私も全ては把握できていないです。
ラフが出来たら提出!
1日でラフができるものもあれば、4日くらいかかるものもあります。
長くなりそうなので今回はここまで!
読んでくれてありがとう(・ω・)ノ