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今まで描いたことがないものを初めて描いています。

どう描いて良いのか迷ってしまい

かなりの難産になってしまいましたが

ようやく納得のいく形になったので完成目指して描き進めております。



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ここ最近のご飯時は、積んでいる本を読み進めています。

大変行儀が悪いですね。人前ではとてもできることではありません。

仕事が立て込んでいると

自由な時間は食事時しかないのも常でして……つい……。


ただ、電子版なこともあり食事をしながらでも読み進めやすいです。

本を押さえる必要もなく指先一つで次のページへ。

行儀の悪さにもつい目を瞑ってしまいます。


そんなプライベートの行儀の悪さを暴露したところで最近読んだ本の話。



2018年公開の映画「来る」の原作「ぼぎわんが、来る」

それとその続編となる「ずうのめ人形」の2冊を読みました。





ようやく原作の「ぼぎわん」を読むことができましたが

いやはや、大変面白かったです。

映画では殆ど掘り下げられなかった

登場人物や怪異のバックボーンを知ることができ楽しく読めました。

怪異とミステリーが両立しても許せる方には是非おすすめしたい作品です。



「お山から来る怪異、ぼぎわんに呼びかけられても返事をしてはいけない」

そして、それに関わってしまった一般人が自分や家族を守ろうと奮闘する話です。

内容としてはそんなありきたりなホラーなのですが

そんなストーリーも3人の登場人物、それぞれの視線で見ていくと

全く違うものが浮かび上がってくる……

そしてそれが最後に綺麗にまとめられる、読後感も素晴らしい作品でした。



そして聞きかじっていた通り、映画と原作は殆ど別物でしたね。

中盤くらいまではほぼ同じでしたが、それ以降は全く別物です。

感想としては先に映画を見ておいて良かったな、と思いました。


もしも先に原作を読んでいたら

なんでこのシーン省略するんだ、とか

なんでこのシーン改変するんだ、とか

その要素入れたら登場人物の成り立ちが全く変わってしまう……とか

そんなシーンは原作にはない、と不満タラタラになっていたと思います。


とはいえ映画版も個人的にとてもお気に入りです。

終盤の儀式シーンは何度も繰り返し見たくなる中毒性もあります。

そして物語の中核を為す比嘉姉妹の姉、比嘉琴子が尋常じゃなく格好良いので

それだけでも見る価値はあります。おすすめです。

でも原作を読む前に見たほうが良いです。


映画を見た後に原作を読むと

映画では謎で終わっていた部分がきちんと解明されていて面白かったですね。

両者の違いを素直に楽しむことができました。



そしてここからが本題なのです。

「ぼぎわんが、来る」の続編「ずうのめ人形」

ぼぎわんとは別の怪異、ずうのめ人形の話です。


この「ずうのめ人形」なのですが

本当に本当に面白かったです。

ここ何年か読んだ本の中でも一番面白い作品でした。

ホラー、ミステリーが好きな方には是非読んでいただきたい作品です。


……でもホラーでは有名な作品ですから

好きな方ならとっくに読んでいる気もしますね……(*'-'*)



で、この作品がどう面白いのかを説明したいのですが

とても説明しづらいのですよね……。

全ての文章とページが最後に綺麗に回収されてしまうので

何を語ってももったいないというか……。

普段、ネタバレはあまり気にしないのですが

この作品だけはネタバレを見ることなく読めた幸運に感謝したくらいです。


こんなに綺麗にこちらに勘違いさせながら

最後には綺麗に回収させてしまう作品があったのか、と

そんな驚きに包まれる作品でした。

勘違いしてしまう部分も改めて読めばさらりと説明されていたりもしますし

自分の読解力を疑ってしまうような作品でした。



それもこれも作者の澤村伊智さんの文章力、構成力が

圧倒的に凄まじいからこそでしょうか。

気持ち悪く恐ろしい表現であっても、引っかかることなく頭に入ってきます。

文章がとても読みやすく、それでいて情景が頭に浮かぶのです。

ジャンルが全く違うとはいえ一作家としましては

あのような文章を書けるようになりたいな、と思うばかりです。



そんな最近読んだ本の話でした。

もっとしっかりレビューしたいけどネタバレは語れない……

そんなふわふわしたあまり中身のない内容になってしまいましたね……すみません。



そして、ちょうど今BookWalkerでコイン還元キャンペーンが始まっているので

面白そうな作品があればまたごっそりと購入するつもりです。

もしおすすめのホラー、ミステリー、SF作品がありましたら

是非コメントで教えてくださいね。



Files

Comments

テュック

くりからさんのパイズリ絵としてはとても珍しいアングルだなーと思ったら、初めてのアングルでしたか。 完成を楽しみにしてます。

さと

コミックになっちゃいますけども裏バイト:逃亡禁止とかコワイ話はキくだけでが最近のお気に入りホラーですね…

熊猫

一見馬乗りパイズリのように見えますが、 パイズリマスターのくりからさんが描いたことがないというイラスト気になりますね。 紹介された本は読んだことはありませんが、読書はリフレッシュするのに良いですね。

猫やん。

お疲れ様です。 馬乗りパイズリっぽく見えますが果たして……? 八重歯がとても可愛いですね。 くりからさんの描かれたことのない作品が どういったものになるかとても楽しみです。 電子書籍というものが出来て、 食べながらでも読めるというのがいいですね。 自分が持っているのは紙ばかりなので 食事しながら読むと汚れないかが怖いですが、 電子なら汚れなくて読めそうですね。

ビショップ

黒髪ロング、赤目、八重歯…これはお金が大好きなキキョウちゃんですね! 視点から見ると馬乗りパイズリの感じですが、今回パイズリはなんか少しおっぱいを上げてるみたいな感じがありましたね!そして「描いたことがないもの」と合わせると…もしかして逆パイズリですか?完成楽しみです!

泰山

来る!の映画はアマプラで視聴しましたが、調べれば調べるほど原作と随分違うと聞きます。読んでみたいですが加齢で目がしょぼつくのがなぁと。除霊師達の爺さん婆さんカッコいいですし、JK巫女さんたち可愛いよJK巫女さんたち

せせらぎ丸

ぼぎわん、昔一度だけ立ち読みしたんですが、人間ドラマや怪異の解釈や世界観、ラストの「終結しても戻るわけでない」ことがすごく印象的でした。 個人的に「私もいろいろ知恵をつけたということですよ」が鳥肌でした。。

くりから

漫画のときは迫力が出るのでよく描いているのですが、一枚絵だとあまり描かないアングルですね。 今回初めてなのは構図よりも属性といいますか……少し特殊なのでお気に入りいただけるかドキドキです(*'-'*)

くりから

裏バイト、試し読みの部分だけ読んでみたのですが雰囲気がとても良いですね。淡々と怖い、と言いますか好みの匂いがいたします。このまま続きも読んでまいります!

くりから

馬乗りパイズリで合ってます。今回初めてなのはパイズリというよりもキャラの属性なんですよね。どう描けばいいのかな……と四苦八苦いたしました。 読書は良いですよね。何にも邪魔されず、何時間も没頭して読破するのが好きなのですが、その時間を確保するのが大変です(*'-'*)

くりから

馬乗りパイズリは合ってます!今回はキャラの属性が初めてでどう描けば良いかな……と悩みまくりでした。少々特殊ですが楽しんでいただけたら嬉しいです。 紙の本だと食事しながらは難しいですよね。本が汚れる恐れもあるので、さすがに食事時は自重していました。 そんな自重も電子書籍だと関係なくなってしまって、行儀悪いと思いつつもついついながら読みしてしまいます(*'-'*)

くりから

確かにその属性だけ見るとキキョウみたいですね……(*'-'*) でも残念ながら別キャラでして、少し特殊な属性もちのキャラなんです。なので皆様に楽しんでいただけるか今からドキドキです! 逆パイズリは殆ど描いたことがないですね。過去に漫画の1コマで描いた記憶があるくらいです。 女の子の顔にお尻を向け、乗せるところが少々苦手です。

くりから

除霊師のお爺さんお婆さんはあの風格がたまりませんね! JK巫女たちは登場時のキャピキャピしたところから凛とした巫女姿になるころがとても好きです。 そんな除霊師達ですが、原作では一切登場しないんですよね……(*'-'*) ぼぎわんの正体や来た背景が明かされていますので、機会があれば原作にも挑戦してみてくださいね。

くりから

人間ドラマや怪異が掘り下げられていて楽しいですよね。最後はまだまだ終わらない余韻を残す感じで……ホラーのお約束とはいえ、あの後味のすっきりしない読後感がとても良いです。 「私もいろいろ知恵をつけたということですよ」のところはどきっとしましたね!知恵をつけて成長する怪異、あそこで恐ろしさのギアが一段階上がりました。