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国土防衛少女隊S地区支部……残留するグレイスのオーラを追跡しドロシーたちはようやく彼女が囚われているであろう場所を突き止めたのだが……

「ふむ……当然だが警備が厳重だな……」

双眼鏡で警備員の人数を確認する。少女隊と言うだけあり警備員もすべて女性のようだ。

「ですね……確かこの支部には裏口があったと思います。グレイス様が居るとすれば……おそらく地下かと!」

支部の全体が見渡せる小高い丘で突入の算段を立てるドロシーとミラクルガール。

ミラクルガールは元防衛少女側の人間だった事もあり多少は内部構造を知っているようだ。

建物は2階建て。2回は事務のための部屋で1階はエントランスと応接間、奥に階段があり通路を進むと訓練用の広い地下施設があるという。

「よし、なら私に一つ作戦がある。ミラクルガール、お前の力を頼りにしているぞ」

「了解です!」

グレイス収容中にあたり厳戒態勢の少女隊S地区支部。

警備員達がそれぞれ辺りに不審者が居ないか目を光らせていると正面から負傷している少女がふらふらと支部へやってきた。

なんだ!?どうした!?と入口の警備員たちが駆け寄る。

その少女には見覚えがあった。

「あなたは…ミラクルガールさん…!?確か敵に寝返った…!!」

すぐさま迎撃態勢を取ろうとする警備員。

が、ミラクルガールは息も絶え絶えながら口を開く。

「洗脳がっ…解けて……なんとか脱出…してきたんです……!逃げる途中に…はぁっ…攻撃を受けて……!」

よく見れば腹部を抑える手からポタポタと血が垂れている。

すぐに治療をしなければ命に支障をきたすだろう……

「誰か!医療キットを持ってきて!」

すぐさま他の警備員が施設から医療キットを持ってくる。

またこの騒ぎを聞きつけミラクルガールの周囲には警備員がどんどん集まってきた。

(そろそろ頃合いですね……♡)

警備員が集まったのを確認してミラクルガールはスカートのポケットから小型のカプセルを放り投げる。

するとカプセルから勢いよく煙が噴き出し警備員たちを包んでいく。

「な、何!?何が起きてるの!?」

すると煙に包まれた警備員たちの身体がむくむくと膨らみ始める……

着ていた制服はどんどんぴちぴちにきつくなりくびれは消失、増量した体重は彼女たちの行動を制限するのは間違いないだろう。

「ふぅっ…はぁっ…私たちの身体がぁ…!」

「フフフッ♡引っ掛かったわね…♡」

煙が晴れていくと先ほどの負傷していたはずのミラクルガールが元気に立っている。

そしてそのシルエットは警備員たちと同じくブクブクと膨らみ始め……

「ぶっふぅぅ~…はふぅ~やっとぉ…元の姿にぃ…戻れたぁ…♡」

だぼんっ!と大きなお腹をまるで関取のように叩いて誇示するミラクルガール改めでっぷりガール。

そう、これはすべてドロシーの立てた作戦である。

「私がぁ…そう簡単に…ふひゅーっ…グレイス様を裏切るわけ…ないじゃなぁい…♡」

そう言って腹部を手で拭き取れば傷口などなく、あちこちの傷も汗で次第に滲み事前に用意されたものだと警備員達に見せつけられる。

「ふぅっ…んぶぅっ…お、おのれぇ…少女隊のぉ…裏切りものぉ…!!」

「あなたたちもすぐに…んぶぅ…わかりますよ?この体のすばらしさが♡ふぅーっ…こっちは無事成功、ドロシーさん、グレイス様を…ふぅ…頼みますよ…!」

「追手が来ない……でっぷりガールは無事成功したようだな……」

でっぷりガールが起こした騒動に乗じて裏口より侵入したドロシー。

彼女の技術力で作られた手持ちのツールならば鍵を開ける事など造作もない事だ。

事前にでっぷりガールから聞いた内部構造のメモを頼りに地下室への階段を降り、施設へと進んでいく。

「待っていてください、グレイス様……!」

しかしそう事はうまくいかなかった。

階段を降り、通路に差し掛かると目の前にはグレイスを捕らえた四天王……

「支部の警備員を騙せてもこの忍の風香の目は騙せん……」

腰からクナイを取り出し、ドロシーへ飛びかかる……!

ガキィンッ!!

「……!?」

「間に合ったようだな……」

風香のクナイはドロシーには突き刺さらず弾き飛ばされてしまう。

何者かの拳によって弾かれたのだ。

それは……

「貴様……ファイティングガールか…!!」

「へへ、ご名答。さ、ドロシー様!早く先へ!」

「すまない!」

二人の脇を縫ってグレイス救出へ走るドロシー。

当然それを阻止しようと風香は手を出そうとするが……

「おおっと、そうはいかねぇ!」

ファイティングガールがすぐさま殴り掛かる。

狭い通路のため風香はとっさに逆の手で拳を受け止め防御する。

しかしこれが良くなかった。

「防御、したな…?」

ニヤリ、と口をゆがませるファイティングガール。

すると風香の身体がブクブクと太り始めた……!!

「き、貴様っ…何をした!?」

「あたしもよくわかんねぇけど…この身体になって得た能力らしいんだ、打撃を通して肉を移す能力だってよ」

「に、肉だと!?はぁっ…ふぅ…!だがお前の身体にはそんな肉は…!」

目の前にいるファイティングガールは見知っている痩せた姿。

どこに自分を太らせる余分な脂肪があるというのか?

しかしその疑問はすぐに吹き飛んでしまう。

ぶっくぅんっ…!ぶくぶくぅ…ぶよんぶよんっ…!

目の前のファイティングガールが通路を埋め尽くさんとばかりにその身を膨らましていく。

筋肉質だった手足は極太になり動かすこともままならず、割れた腹筋は脂肪に隠され、鋭かった顔つきは肉で圧迫され饅頭のように真ん丸につぶれていく。

「んっぶふぅぅぅううう……♡あだじにはぁ…ありあまる肉がぁあるんだよぉぉ……ぶっふぅぅぅ……♡」

通路を塞いでなお増え続ける肉。

一体風香にはどれほどの肉が与えられたというのか……

だがしかし仮にも四天王と呼ばれた身。瞬時に状況を判断し、今できる行動を実行する。

(今我々にとって優先すべきことは救出作戦の妨害…!この身体がどうにかなってしまう前にやつを止めれば……!)

太りゆく身体をなんとか動かし、走るドロシーを追いかけようとするが……

「はぁっ…ふぅっ…!ま、待てぇ……!」

ドスドスと重い体を揺らして走るが以前ほどの身軽さはない。

しかし研究者のドロシーの足は遅くじわじわと距離を詰めていく。

「もうっ…少しぃ…!んぶぅっ…!!」

だが容赦のない肉体の肥満化が徐々に距離を離していき……

「んぶぅぅぅ…!ま、まてぇぇ…!ふひぃーっ…!」

だんだんと走るどころか歩くこともままならなくなり、

「んひぃぃ…はふぅーっ…!ぐぞぉぉー……!は、腹がぁ…身体の、肉がっ…つっかえてぇ…!おのぉれぇぇえええ……んげふぅぅーっ……!!」


ついには通路に挟まり前にも後ろにも動けなくなってしまった。

「いやぁ……無事元に戻られて何よりです、グレイス様!」

「ありがとねドロシー……今回ばかりは猛省するわ……」

ドロシーの投薬などにより無事元の体型へ戻ったグレイス。

あの後ドロシーはひとまずグレイスを研究室へ転送、その後ファイティングガール達と共に支部で肥え太っていく警備員達と四天王・風香を処理することとなったのだが……

「で、どうなの?あたしを捕まえたあの憎たらしい小娘ちゃんは?」

「無論相応の罰を与えております!こちらに……」

と、モニターを付けるとそこには支部の地下施設の光景が映し出される。

「んぶひゅぅぅぅうう~~~もぉぉ…たべざぜ…んぐぅっ…ないで…ぐれぇぇ…ぐぇぇええっぷっ…!!」

「そんなこと…ぶふっ…いわずにぃ…ぶぅかざまぁ…♡」

「まだまだ…たくさんありますよぉ…ぶぅかさまぁ…♡」

と、洗脳された肥満体の警備員達に強制給餌をされており山のように肥え太り続けていた。

「フフフ……!お似合いだわ……!国土防衛少女隊、覚悟していなさい……今度は目にもの見せてやるんですからっ!」

復讐の炎に燃えるグレイス。

しかし忍の風香は四天王の一人に過ぎない。

果たしてグレイスの、ダークワールドの野望は達成されるのか…!

新たに加わった仲間、ファイティングガールと共に進め、グレイス!

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Comments

Fallboy

通路に挟まっちゃうほど太ってしまったのとっても良かったです!他の四天王がどんな子なのか楽しみに待ってます!

メタリアン

風香さんの肥満素晴らしかったです! 太ったほっぺが ピッチリとして マスクとかしてたら 苦しそうなのも良かったですし 忍び系の子が好きなので そこも良かった所です! 細身だったであろう キャラが通路に挟まるほど太ったシチュエーションに かなり胸を熱くしました!