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「ハァ…ハァ…ヒカリ…、大丈夫?」

「ハァ…ええ、…ハァ…大丈夫よ…それより後ろは…?」


「ハァ…フゥ…こっちには来てないみたい…」

「ハァ…そう、良かった…」


遠くの方で悲鳴や何かがぶつかる音が聞こえている。

しかし、こちらに近づいてくるようなものではない。



ヒカリとミイコ、幼馴染で仲の良い二人は学校が休みの日に繁華街に出て遊んでいた。

いくつかの店を見て回り、ウィンドウショッピングを楽しんだあと、

これからどうするかと話し合っていた時、人が集まっているのを二人は見つけた。

好奇心から、スマホを構えて撮影する群衆を掻き分けて二人は歩みを進める。


近づいてみると人の輪の中心には、身の丈数メートルは超える何かがあった。

奇妙なそれはまるで脈打つように蠢いている。


「ねえ」


ヒカリがなんとなく嫌な予感がして、ミイコにここから離れようと声を掛けた時、

突然生命体から触手が伸びて周囲に襲い掛かった。


ヒカリはその内の一本が茫然としていたミイコの方に伸びてきているのを見て、

とっさに彼女を庇って右腕にキズを負ったのだった。


肉の塊から放たれる暴れる触手によって、間近まで近づいていた人たちが触手に捕まっていた。

彼らは握りつぶされるようにして頭がはじけたり、臓物をまき散らしていた。

その死骸を異形は掴み、大きく避けた穴の様な口へと運び咀嚼する。


蜘蛛の子を散らすように人々は逃げ惑っていく。

肉の塊が動き出し、幾人かは伸びる触手に捕まった。

ヒカリとミイコは逃げ惑う人々に紛れ、走りに走った。


今どこにいるのかはっきりとは分からないが、裏路地の様な場所まで二人は逃げてきていた。



(ふぅ…ミイコにはああ言ったけど…)

ヒカリは動かそうとしても自身の右腕に力が入らない事に気づいていた。

既に血は止まっている。

傷や流れた血の割りにとまりが早かった。


「ハァ…ハァ…あっつ…」

動悸や息切れが激しいままだ。

裏路地まで走って逃げてきたのだから当然だろうか…。

歩きに切り替えてからしばらく経っている。

ミイコはどうかと見てみると、息も整ってきていた。


「ねぇ…ヒカリ…辛そうだよ?この辺で少し休んでおこう…」

「…ハァ…そう…ね…」


動悸が収まらない。

それどころかどんどんひどくなっていくような気さえする。


「うっ!?」

動かない右腕の傷跡を中心に疼きが広がっていっている…?









ヒカリの右腕を中心に血管が浮き立っていく。

初めは小さかった血管の膨らみが広がるにつれて大きさと規模を増していった。


「あっ…ぐぅっ…ッ!」


ヒカリは苦痛の声をあげている。

ミイコはヒカリの変化に驚きながらどうすれば良いのかわからず狼狽するばかりだった。


その間にもヒカリの内側で何かが広がっていく。

ヒカリの右腕を中心として肉が変形し瘤の様な隆起が現れた。

彼女の発汗が止まらない。

衣服をはだけさせ痙攣している。


「ミイコ…助け…っあっ…ああっ…あへぁああぁアアァッ❤」


肉の隆起が右腕から登っていき肩、首を伝ってヒカリの顔まで到達する。

悲鳴がだんだん嬌声に変わっていく。


(暑いっ…熱いっ…あついぃ…ッ!)


涙を流し涎を垂らし痙攣し続ける。

暑い暑いと言いながら衣服を脱いでいく。


「ヒーちゃん!?」


ミイコの呼び声は既にヒカリには聞こえていなかった。

ヒカリはひっかかって上手く脱げない自身の衣服の端を掴み、無理やり引き裂いてそこらに投げ捨てていく。

女性のひ弱な力では割けないぐらい丈夫な衣服が簡単に引き裂かれた。

彼女の筋肉が異常発達した結果、それを可能にしている。


「ああっ嫌ぁアあっ…ッ!」


ヒカリの右腕の瘤が割れ中から触手がはみ出てくる。

それは先ほどの化け物のモノに酷似していた。

よく見ると触手の先端は雄の生殖器を模したような形状をしている。

解放されたその先端から粘液が迸った。


「うひぁああっ❤」


瞬間ヒカリの身体に快感が走る。

悲鳴と嬌声の間の様な声をあげて彼女は戸惑った。


「うぐっ…うぎぎぎっ」


変貌は止まらず、血管の浮き立ちや瘤の隆起が全身へといきわたっていく。

彼女の下腹部に熱がこもる。

クリトリスが隆起して立派な男性器へと姿を変えていった。


「はぁ…はぁ…はぁ…ああ…❤」


彼女は徐に自身の両手を使ってそれを擦り始めた。

自身の意志ではないと思いながら止められないでいる。

先ほどの快感が彼女の頭をよぎった。


「ああ…何でぇ…!?」


しかし出てこない。

何故出ないのか、彼女は無性に腹が立ち始めた。


「くうっ…このぉ…出なさいよぉ…っ」


いくら擦っても登り切れず射精できない。

イライラがどんどん溜まっていく。

身体の熱が、火照りが収まらない。


ふと、ミイコが目に入った。


「あは…」


今のヒカリにはミイコが雌としてしか映っていなかった。








ヒカリの肉体変貌は身体中を巡り、彼女は半分異形と化していた。

股間に生えた肉棒以外に、右腕は全体が触手と化しうねっている。

彼女の顔右半分は膨れ上がり、眼のあった部分から男性器に酷似した触手が生えていた。


「ミイコぉ…❤」

「ヒーちゃん…?…あの…」


異常事態にミイコは後ずさる。

ヒカリの残った左目が、濁り切ったそれが、欲情に満ちてミイコを見ている。

ミイコは変貌してしまった友人を前にして、危機感と友情に挟まれとっさに逃げれなかった。



「きゃあぁっ…!」


ミイコは訳の分からないまま、いつの間にか地面へと倒れている自身に戸惑う。

ヒカリの触手が伸び、ミイコのワンピースの端を掴んで彼女を乱雑に引き倒していたのだった。


倒れた彼女の顔の前に瘤が浮き立つ赤黒い肉棒が突きつけられる。

ミイコの頭を何かが掴んだ。

上目遣いに何とか見上げると、そこには下卑た笑い声をあげるヒカリが居た。


「待っ…ッ」


拒絶の声を上げる間もなく、肉棒がミイコの口へ押し付けられる。

抵抗むなしく彼女の口内へと無理やり侵入していく。

肉棒はミイコの喉奥までそのまま押し付けられていった。

喉の形が肉棒のそれに従って広がる。


「あハぁ…イイッ❤イイよぉっミイコのお口、気持チいイぃッ❤…ううっ!」


ヒカリが嬌声を上げた。

ミイコは喉奥に熱を持った何かが通っていくのを感じる。


「うぶっ…うぐぅ…んごっ…ごぼぉっ…」


半固形物のそれが食道を通り胃袋まで直接注がれていった。

ミイコの身体は異物を吐き出そうと嗚咽を漏らすも肉棒は動かない。

ミイコの瞳から涙が零れ落ち、彼女の瞳からだんだんと光が失われていった。



「ハァ…ああ…ヨかったぁ……あぇ?」


ヒカリは射精を終え、一旦の満足を得ることができた。


「あ…あ…ごめん…ごめんッミイコ…ワタシッ…」


一握りの理性を取り戻した彼女は何とかミイコの口から肉棒を引き抜こうとする。

しかし途中で抵抗を受け止まった。


「っ…ひぅっ❤…ミイコ…?」


見るとミイコが自身の肉棒にしゃぶりついている。

鼻息荒く肉棒を逃しはしまいと彼女は貪り付いている。


「あァ…ミイコも…ッ❤」


ヒカリは肉棒への刺激に再び、雄としての欲情が立ち上がっていくのを感じた。

彼女に僅かにこびり付き残っていた理性が押し流されていく。


ミイコの頭を掴む腕に力が入った。

そのまま急速に腰を前後に動かし始める。

ミイコの口の中がより気持ち良くなっていく。

肉棒を強く刺激し、より効率よく射精を促す形に変わっている。


「イイよぉっ❤…ミイコの口マンコ最高ぉオッ❤」


刺激に伴い、二人の身体は更に変貌を続けていった。










「ああっ…イイよぉっ…モットぉもっとチンポ頂戴ぃっ」

「あはぁっ…これならどう?イイでしょぉッ❤」


繁華街の裏路地に嬌声が響く。

肉と肉を擦り付けあい、異形が腰を上下させ交尾をしていた。


腋の谷間にできた亀裂に、ヒカリの口腔から溢れる舌触手が入り込んでいく。

ミイコの肉体のあちこちに割れ目ができている。

それらは溢れる生殖液を潤滑油として肉の触手を受け入れていく。


ミイコの束ねられた髪の毛の内側にも肉の汚染が広がっていた。

それを見せびらかすようにして雄を誘う。


彼女の肉穴はまだまだ余っていた。

それらを使えばもっともっと気持ち良くなれるとわかっている。


ヒカリの肉触手の付け根に生えた瘤が蠢く。

その内部では大量の精液が生成されていた。


「あははっ❤…ヒーちゃんのぉ身体はぁ…ザーメンいっぱいぃ…ッ❤…金玉の中身全部絞り取ってあげるぅッ❤」


ヒカリは吐き出せば吐き出すほど変貌が更に続き、自身を傷つけた肉の異形へと近づいていく

その欲情をより効率よく受け止めようと、ミイコの身体もそれ専用に変わっていった。

身体中にできた雌の肉穴を使いヒカリの精を受け止める。


「んんっ❤」

「んはぁああんッ❤」


ヒカリに新たに生えた触手がミイコの体表に押し付けられると皮膚の中へと沈んでいく。

そのまま前後される肉触手。

嬌声を上げる二匹の異形。

しばらく粘液音が響き、ミイコの内部に白濁とした汁が吐き出された。


引き抜かれると何の変哲もなかったミイコの皮膚に割れ目ができていた。

彼女の呼吸に合わせて開閉されるそれは女性器に酷似している。


「あはぁ…❤出来立ておマンコぉ…いっぱい使っテぇ…❤」


雌が新たに形成された生殖器を使い雄を誘う。

その動きに刺激されて雄が再び触手を挿入する。


「んふ❤うんっミイコのおマンコはぁ全部使ってアゲルぅ❤ぐちゃぐちゃのグロマンになるまでぇ全部全部ゼンブぅ…❤」


遠くから聞こえていた逃げ惑う人々の悲鳴や喧騒が消えていた。

代わりにそこら中から嬌声が上がっている。


「「あはっ❤あひゃはっ❤ハはっ…あははははは❤」」


更なる快楽を求め、二匹の異形の肉宴は続いていった…。



「多生殖器化」-END-








【あとがき】


ご支援ありがとうございます。もへじです。


今回のテーマは、肉体改造で色んなパーツが陰茎化&女性器化した百合絡み、です。


変貌原因やら何やらは特に指定なかったので適当。

と言いつつ、

ミステリーサークルの宇宙人が放った生物が原因みたいな裏設定は考えてたりします。

詳細までは考えてないけど。

短編モノでもなんか繋がってると何か良いかなって。



来月の翻訳止めは迷ったけど、日英中の3言語投稿は続けようかなと考えなおしました。

理由は今の形式なら大分楽に翻訳作業できるから…かな。

あとは、転載直近の時は結構感情的だったなと思ったので、冷静になったら翻訳続けた方が良いだろうってなったから。

一回止めてみたら支援者数の変化どうなるか見てみたい気はしてますけどね。


と言う事で11月もリクエストでやってきます。

週一ペースは変わらずで。

リクエスト受付もっかいやるかも。

その場合は前の残りと合わせてその中から選ぶ形になると思う。


12月になったら更新減らすのはやります。

12月から週一ペースから月2回更新になる予定です。

それで余った時間は長期掛けてやるやつとか、エロじゃないやつとか、エロでも無料更新用とかに割くと思う。

エロじゃないやつはたぶんこのアカウントとは分けてやると思います。

やってる事が特殊だって事は自覚あるんでね。

住み分け大事。

普通のエロならこのアカウントでやるかな…?たぶん。


まあ今の所の予定はそんな感じです。

それではまた来週。



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Comments

レオナ

どんどん成長したら人の形を留めない生殖器クリーチャーになりそうですね。