Geeks vs SUPERHEROES 制作過程 キャプテン・ヴァロール (Pixiv Fanbox)
Content
どうもこんにちは!づけかつです!
ゲームの制作過程などはこれまでも何度か投稿してきましたが、2022年現在製作途中のシリーズであるGvSはこちらのプランでの投稿とさせていただきました。
今回はゲームと物語の中心人物、キャプテン・ヴァロールがどのように「キャプテン・ヴァロール」となったのか、その過程を段階的にグラフィック付きで投稿させていただきます。
◆0 最初に
ゲーム制作に至るまでの過程は色々有りましたが、シナリオ担当とグラフィック担当で初めて細かく語り合ったのは…メインとなるヒーロー、後にキャプテン・ヴァロールとなる男についてでした。
彼の体格やスーツ、そして性格面について、双方の趣味や設定面を抽出し、グラフィック化する。
それをSatyroomさんに色々と行っていただきました。
ヒーローものにおいて、エロゲーのキャラづくり以上にこれらの設定は重要だったと今でも思います。
強大な力を持った個人、または組織が存在する世界がどのようにして営みを続けているのか…ヒーローの設定によって大きくそこが変化するので、ヒーローの設定は実質世界観の設定であるからです。
……などと大仰に言って格好つけましたが、結局の所最初にやったのはいかにエロく、好みで、創作していて楽しいか、という部分でした。
エロゲーにおいていちばん大事な部分は、やはりそこですからね。
◆1 雛形
まず最初に、いくつか制作済みのヒーローのグラフィックを拝見させてもらいました。
その中から、もっとも立ち絵として流用可能で、趣味と合致していたヒーローとして、このバージョンのグラフィックを雛形とすることになりました。
――今のキャプテン・ヴァロールとはカラーリングや立ち姿こそ同じですが、ほぼ全てが変わっていますね。
立派なヒゲを蓄えた顔を晒した、雄々しい体格のスーパーヒーロー。
この時点で私の好みにもガッチリハマっていた彼ですが、長期に渡る制作においては「好み」ではなく「理想」を求めるべきであると言われ、私も色々な調整をお願いしました。
◆2 コスチュームの調整
まずパンツスタイルの変更をお願いしました。
これは私の趣味なのですが、レスラーのようなパンツを身に着けているより、より全身がスーツに覆われているように感じられるスタイルのほうが圧倒的に好みなのです…! 堂々と股間や筋肉を主張するヒーロースーツが、どんな格好よりも理想的な美しい姿に思えます。
それにデザイン的にも、現代のDC、MARVELのヒーローたちもやはりパンツスタイルを廃したものが主流ですね。パンツアリの姿はそれはそれで、クラシカルな印象が出て良いところもあるのですが、彼は現役のヒーローであるという設定なので、この姿になりました。
◆3 体格と年齢
そこからさらに、ぐっとヒーローの体格が逞しくなりました。
カラーもヒロイックな色味が大幅に増えて、だいぶゲーム内のキャプテン・ヴァロールに近づいてきました。
私はやはりミドルエイジ以上のヒーローが大好きですし、かつて戦いがあった世界、今は平和な世界のヒーローという設定により近づいていきます。
彼は大勢いるヒーローの一人…というものではなく、どこまでも強く、立場や名声もすでに持っているキャプテン、なのです。
そのようなヒーローとして設定されたので…いろいろな部分が『盛られ』ていきました。
年齢、筋肉、そして性格もです。
◆4 性格 表情
ここで、大きく雰囲気が変わります。
眉間にぐっとシワが寄り、表情が生まれ、キャプテン・ヴァロールのもっともスタンダードな顔、睨みつけているかのようなしかめっ面になりました。
眉間にシワがいったヒーローが好み…というのもありますが、ここに至り設定がグラフィックに影響を与え、グラフィックがまた設定とシナリオに影響を与え、彼の人格が形成されました。
彼は常に深刻、真剣なスーパーヒーローであり、どのような悪も逃さない。個人の欲や、自由、幸福よりも、全体の幸福を願うアガペーの塊のような大男。
ヒーローの理想を自らの体で体現しようと、常に努力を続ける男。
ヒーロー好きの欲深いギーク達とは正反対にいる存在として、よりはっきり設定が固まりました。
そして、下半身部分の青の使い方も代わりました。
ヒーローの全身タイツ感を残しながら、より股間の膨らみが大きくクッキリ目立つようになりました。小さいよりは大きい。でかい。そして目立つ。
そんな部分を全世界に晒しながらも、卑猥なことなど一切感じないし、考えない、その対比がヒーローのエロさをより際立たせてくれるので、ここはとても大事なポイントです。
などと理論武装しますが、やはりこのポイントは皆さん大好きでしょう。私は好きです。
5◆ さらに屈強に
ヒーローのデザインがほぼほぼ完成し、そしてさらに体格が太く立派になりました。
より強く、より格好良く、よりシリアスに。それはイコール、よりエロくなるということです。
立ちはだかる壁のような巨体で、肩や太腿はそれだけで兵器のような屈強さです。
エロスは、崩れる前に積み上げがったものの大きさで変わるものだと思っています。
ヒーローという正義、筋肉という強さ、そしてシリアスな表情という誠実さ、卑猥な姿に洗脳された時に最もエロく感じるように、ヒーローとして彼はパワーアップしました。
このような思想や予定、そして趣向で無名のスーパーヒーローはキャプテン・ヴァロールとなりました。
そして、彼は今後も変化していきます。
実はV3.0にてキャプテン・ヴァロールの体格とスーツに僅かな変更を予定しています。彼はV2.0で自らのパワー不足を感じ、より新たな姿になろうと努力をしている最中だからです。それが洗脳の影響であるとも気づけずに、彼はこれからも逞しくなっていきます。
その姿をお見せできるよう、我々も努力していきます。どうぞお楽しみに……!
◆おまけ
後にエログラフィックを色々作る過程で、こんなものを見せてもらったりもしましたw
シリアスな表情と、頼もしい立ち姿。
そこからの変態スマイルと、間抜けなポージング。
様々なものがぐちゃぐちゃに反転するのは本当にエロくてたまらないものですね。こういったものを見たり作ったり考えたりしながら、ヒーローへの妄想力と、ゲームのモチベーションを高めておりますw