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先日カスタムスーパーヒーローの英語版を公開したのですが、その作業中に色々思い出したので、そのゲームの元の元、という結構昔の教師催眠洗脳ゲームの話などしたいと思います。


『教師大文字巌の過程訪問』

家庭訪問にやってきた先生が、愛する生徒との会話により徐々に催眠洗脳を施され、元とは別者のように卑猥になったり、生徒から命令されたり、生徒の部屋で男同士ねっとりと絡み合うようになってしまったり……といったゲームです。


ここからステータスいじり要素を、よりゲーム的にしていったのが『雄者たちの酒場』で。

キャラクターカスタム要素を取り出したのが『カスタムスーパーヒーロー』です。


発展形を二つも作っているということで、ずいぶん長いこと助けられているゲームだなと思います。




昔の話なので思い出しながら書きますが、制作初期からまずキャラクターをカスタマイズ(といってもこれは髭や髪型だけでしたが)する要素を入れたいというのがあったと思います。

せっかくゲーム形式にするのだから、小説やイラストでは味わえない楽しさが欲しい。つくならば自分のフェチ全開に作りたいけれど、より多くの方に遊んで欲しい。

そういった楽しさと制作側の都合が両方満たさる要素だったからです。


――卑近な言葉に、言い換えさせていただきます

『髭親父教師が生徒の家にやってきて催眠洗脳でドスケベな変態教師に改変されれほしい!』

という願望でゲームが作りたいけど、それだとほら……遊んでくれる人減りそうだから……

『(髭親父にも設定できる)教師が生徒の家にやってきて催眠洗脳でドスケベな変態教師に改変されれほしい!』 にしよう! です。


筋肉質な体格だったり、雄臭い性格だったり、主人公より強い立場の人間だったり、という部分のフェチは譲れないので、では譲れる場所……広げられる部分で出来得る限り遊びをもたせなければ。




そういうわけで、キャラクターの原型ですが、男臭く凛々しい雰囲気で、髭がなければ結構若くも見える。くらいのバランスで相談したと思います。

表紙に選んだ組み合わせも『生徒にはおっさん呼ばわりされるけど、自分はまだまだ若いと思っているし実際、実年齢はそれほどでもないよ』くらいのバランスですねこれは。………いや、この整髪の具合は『本当はいい年だけど鍛えてるおかげでまだまだ元気溌剌。だけどワックスではなくジェルで髪を整えるくらいの年齢と価値観』かもしれません。

ともかく、若々しくもできるという顔立ちで作ってもらいました。



当時相談中に出ていたラフがこの二つ。

髭をつけたときにどう見えるか。の実験かな?と思います。

どちらも好みの親父顔ですが、目をキリッとさせてもちゃんとおっさんに見える。ということから、こちらの顔を選んだと思います。

タレ目のほうは髭がなくても、『親父!』って雰囲気が強いので、カスタマイズ要素とはちょっと相性が悪いかなってなったんですね。悩み相談なんかにも真摯に向き合ってくれそうないい先生って顔ですけどね。


しかしこうしてみると、髭っていうのは本当にありがたいですね。顔の印象が本当に変わってくれますから。

顔のパターンまで変えてしまうと、どうしても表情変化で遊びづらくなってしまうので、なんとか髭や髪型、服装で印象を変えなければいけないという事情の強い味方です。ありがとう、髭。



そんなわけでデザイン部分の方向性は決まったので、ゲームのテスト版やシナリオを作っていきました。

当時は保健室での悩み相談が舞台。という案もありましたが、生徒の家や部屋で行為に及ぶ教師。というのがより背徳的で、支配欲をビンビンに刺激してくれるし、家庭訪問というワードがなかなかキャッチーだったので舞台は家になりました。


しかし、製作途中なので画面がひどいのは仕方がないのですが、テストのために入れられた立ち絵の眉毛がこんな変な形に切り抜かれているかは全く思い出せませんね。ほんとうになぜだ。


とにかく、要素は決まったので、

ここから画面を整えて、シナリオを考えて(結局ここが一番時間がかかりますが、お話ししづらい部分なのでカット)

最終的に完成。


大文字巌は「強い性欲をコントロールする強靭な理性」「俺は生徒を守る教師だという自信」「まともな人間として培ってきた分別」といった大切な部分を、催眠や脅迫、会話誘導により削られていき、その結果どんどん異常な姿を晒すようになる。

これによって表情が変わり、服装が変わり、ガニ股の仁王立ちという雄々しい姿の持つ『意味』が変わる。


この変化、変貌、前後の違い。それが特に、自分の中のツボなんだと思います。

文字コラ、イメージストーリーなどを毎月更新しているように、この「少し変わったことで何もかもが変貌してしまう」みたいな部分。比較して見ること。違いを見比べること。読んで感じること。それらが大ッ好物なので、自分のためにも今後もこういったカスタマイズ要素は入れていきたいと思っております。



そういった事の次第で、フェチや好みを混ぜたり薄めたり濃くしたりしながら、今月も更新してきました。来月も、そして次回作も色々考えております。完成したその際には、ぜひ遊んでやってください。

結局の所自分の好むところの話に終始してしまいましたが、そんなぶっちゃけを今後も作品の中に込めていきたいと思います。


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