文々。新聞友の会2020年カレンダー用文ちゃんラフ その後 (Pixiv Fanbox)
Content
お久しぶりです。
文ちゃんカレンダーの進捗ですが前回からかなり間が空いてしまいました。
前回の文ちゃんカレンダーイラスト進捗:
https://www.pixiv.net/fanbox/creator/2344745/post/445266
イラスト自体はもう完成していますが雑記を交えて塗りラフと線画を公開します。
塗りラフ
線画
時間も残り少ない中次第に焦り、描きこみや手数で魅せるより塗りラフを挟む事で明快な色の気持ちいい配置をある程度計画していこうという流れになりました。文ちゃんはデザイン的にもそこが理に適っていると思います。
そして10/13紅楼夢を迎えることになりますがイベントを通してふとある気持ちが芽生えました。
「迷わずパッと冊子を手に取ってほしい!」「イラストは見た目の一発勝負なのに見てもらうまでに時間がかかりすぎている。わかりやすい魅力が足りない」
イベントはその明暗が分かれるものですが、「カジュアルさ」というものをその日あたりから意識するようになりました。
あらゆる商品でカジュアルなものはわかりやすい。そして疑いようも無い。だからパッと手に取れる。
それもまた魅力。
そしてふと、ポップアートの巨匠アンディ・ウォーホルの名言を見ました。
”もしアンディー・ウォーホルのすべてを知りたいのならば、私の絵と映画と私の表面だけを見てくれれば、そこに私はいます。裏側には何もありません。”
これこそがカジュアルさの極致だと思いました。
(アンディ・ウォーホルの名言はどれもすばらしいのでぜひ調べてみてください)
フィルターを要するよけいなものはいらない。一目で見て完結している。
二目も難しい解釈もいらない。
今回の文ちゃんでそういうアプローチを試みました。
とはいえ100%その指針を達成するは難しいですが、幾分か自分の中で何か得られた…と思います。
今後も自分の引き出しとのバランスでカジュアルさを意識してみます。
ただ、技術の裏打ちがないカジュアルさは安っぽいだけになるので日々の練習もどれだけ大事か思い知らされます。
もっとわかりやすく、もっと楽しく。
文ちゃんカレンダーの表紙イラスト、完成版もどうぞお楽しみに~!