2022年振り返りと2023年の抱負 (Pixiv Fanbox)
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雑記でのご挨拶が遅れましたが、2023年あけましておめでとうございます!
年末の雑記にも書いたんですが、
昨年は支援者や依頼者の方々、また差し入れを送ってくださる方々に多いに助けられ、より親密に感じられ、それで生きることができました。
商業制作も全くと言っていいレベルでやっていないので、この繋がりが自分の生活の中心になっていました…!
そうやって喜んで支えていただけることが心底嬉しいです。本当にありがとうございます。
今年も恒例の振り返りと新年の抱負を書きたいと思います。
振り返り→雑記→抱負という流れになります。
雑記は色々と書いていきますので、読むの面倒な方はお時間あるときにでも!
過去の振り返りと抱負はこちら:
2022年
2022.02 雑記、進捗と今年の抱負
1月の雑記が間に合わず、2月になってしまいました… 新年の挨拶ができず大変遅くなりました。遅ればせながらあけましておめでとうございます!今年もどうぞよろしくお願いします。 先月もご支援いただきありがとうございました。 生活状況はこれまでの雑記に書いたようなものと相変わらず、 その上で11月くらいから制作の...
2021年
2020.12雑記3 振り返り
今月3回目の雑記になります。 今年一年大変お世話になりました。 FANBOXのキャンペーン参加も兼ね、2020年をざっくり振り返って2021年の展望を考えてみたいと思います。 時間の関係で駆け足になりますが! 最後の方に、ラフなどの進捗を載せます。 描いてきた絵の一覧で2019年、2020年を比較してみます。 2019年 約41枚 ...
2021.01雑記と進捗
大変遅くなりましたが2021年あけましておめでとうございます! 今月は初めてプランに加入いただく方が日々じわじわと増えておりました。 継続していた方も含め、文字通り生活の支えになっているのでとてもありがたいです…感謝しかないです! ものすごく助かっています。 今年初めは悪い癖が出てしまい、スムーズに次のイ...
■2022年振り返り
描いてきた枚数
2021年:約44枚
2022年:約70枚(当初の目標は年間45枚以上)
ラクガキも込みですが、前年の約45枚を上回ることができました!
簡素なものも多くありますが、自分が「表現したい」という意志の元で描いたという点ではカウントしていいかなと。
密度という点では大きく変わらないかもですが、数では目に見える違いができたと思います。
そして今年から初めて依頼絵の枚数も数えてみましたが、前年と比較してみます。
2021年:22枚(描き直し1枚含む)
2022年:21枚
こちらは前年とほぼ変わらず、件数で言えば同じでした。
以下雑記、
振り返って気づいたことや最近思ったことなど挙げていきます。
■怒りと憎しみを忘れる・人間らしさを取り戻す
これは以前の雑記やお絵描きメモで触れた「抑圧の話」と深くつながりますが、
幼少期の体験で上から(兄から)抑えつけられることに深い恨みのようなものが潜在的に植え付けられていました。
そのことに気づけず、イラスト制作中でもそういった体験や相手を思い出しては怒りを募らせるということがありました(2021年には兄が妻子を連れてアポなしで玄関まで押しかけるという不可解なこともありました)。
怒りというのは視野を極限まで狭め、視野が狭まるというのは(表現などの)選択肢も極限まで減ることを意味します。
(こうしなければいけない。こうでなくてはならない)
それで伸び伸びとした制作ができるはずもなく、お題や生活収入への焦りをも増長させます。どうしたらいいのかがわからなくなり、ただただ悪循環です。
支援者や依頼者の方々へのありがたみにもなかなか気づけません。
この悪循環の正体であった抑圧に気づけてからは、狭まった視野を広げることができました。
抑圧の元となる出来事や者との関係や思いを断てばいいだけなのでした。
だから自分の気持ちを優先し、親兄弟のことは忘れることにしました。
ご支援や依頼、差し入れ、コメントなどで応援してくださる方々とのつながりを強く感じれるようになりました。
そして新たに、自分自身を抑圧していた姿勢を変えて、それまで忘れていた「人間らしさ」で「人間らしく」絵を描きたいと思うようになりました。
その点では、「怒りや憎しみは人間らしさを自分から奪う」ことを痛感しました。
■セックスではなく見抜きという概念
いきなりR-18な話題ですが…
自分のエロを表現することとは何か、これまでのコミッション絵の中で感じた誤差やズレなどでわかってきました。
二人以上の人物が互いに結ばれることに(ずばり性行為というゴールに)憧れるのではなく、女性キャラの姿を見てオカズにするという「見抜き」という視点で自分は興奮を覚えるのだなと気づきました。
だからポーズや衣装やボディラインが流れるように美しく見える、というのが理想でもあったようです。
そこが性行為描写そのものを好む傾向との決定的な違いかと言えます。
なので今後リクエストを受ける上での可否判断が、幾分かしやすくなりました。
■性欲20%で描く
昨年までは焦りからか、むやみにエロに走った絵もあり、そこに自分で誤差を感じることも少なくなかったです。
言わば性欲全開で描き、後から自分で自分の絵に呆れるというような流れでした。
美的観点が損なわれるというか…。
もっともっと振り返れば、自分のスタイルでいい絵とエロさのバランスを取るには、
性欲を20%くらいに抑えて描いた方が却ってエロく見えていいかもと思い直したのでした。ムードで言えばギリギリ健全で見れる絵のような。
見抜きの話とも通ずる魅力の配合です。
意識としてはまだ実行していないのですが、今後それを試してみたいと思います。
■なぜ新日本プロレスなのか
自分は1996年、中学で新日本プロレスを見始め、それから好きでいました。
一時期総合格闘技ブームに押されたときはプロレスが低迷しその時だけ見なくなってました。
しかし今では選手や大会を追う事にすごく魅力を感じ続けています。
このへんは語り出したら何行あっても足りないですが…
ではなぜ魅力的に感じるかというと、常に「表現者」としてこの上ない指標だからです。
まず選手になる前に道場に入門すると厳しい練習の日々となり、同時に先輩後輩の序列の中で生活します。そこで規律や礼儀も学び、世に出ても恥ずかしくない心の強さを身に着けていきます。
デビューしても技は基礎的な数種類しか使えず、かわりに大声と気持ちで立ち向かっていく姿を見せていくことになります。
その心意気に観客が熱くなり、やがてキャリアを積むと技術や技のレパートリーも増え、コスチュームや立ち振る舞いも個性的になっていきます。
しかしそういった個性もデビュー当初の気持ちだけで立ち向かっていくという下地あって成立します。
描き手として見ると絵もそこは変わらないと思います。
やはり一番に見せるのは気持ち、そのための技や技術と言えます。
また、新日本プロレスのレスラーは試合やイベント、やり取りを単発の「点」で終らせず「線」につなげていくことに、そして何らかのインパクトを残していくことに物凄く貪欲でもあります。
将来どういう「線」になるか、そもそも「線」になるのかすらわからなくてもとにかく何か爪痕を残そうと行動します。
そして数年経って振り返ると、確かにあのときあの選手はこうしていた、こう言っていたという転換期の跡が残っています。
自分は描き手としてもリクエストやなんらかのラクガキなど、あらゆるものを「点」で終らせたくないですし、そういった姿勢は見習いたくあります。
■グレート-O-カーンというレスラー、そして違いを知る者
4月に女児を救出し話題となった新日本プロレスのグレート-O-カーン選手。
その事件の少し前からtwitterでフォロー返しをされたことが印象的でした。
これまで新日本プロレスを見てきてレスラーに認知されたのはこれが初めてだったので感慨深いものでした。
しかもこのグレート-O-カーン選手、上に挙げた貪欲さや礼儀に加え、言動にも物凄く思慮や配慮に裏打ちされたものを感じ取ることができます。
その中で特に感じたことが、「違いを出す」というマインドです。
インタビューで語っていたかわからないのでこれは推測なのですが、大会や試合の連続で「変化」を出すようにうまく工夫をしているように見えます。
わかりやすい例では、コスチュームを「シングルマッチ」「タッグマッチ」でそれぞれ違うものを着る。これをやるレスラーは滅多にいないし、やるとしても東京ドームなどの大会場でのビッグマッチという節目のみという事が多いです。
オーカーン選手はそれをどの大会でも毎回やります。そしてその理由は深く語っていなかった気がします。
しかしそれをすることで見る方としてはシングルとタッグの違いが記憶として残りやすいと言えます。
違いがないことの連続ほど記憶に残りにくく、やりがいを感じにくいものはないでしょう。
それを打破するための工夫を常にオーカーン選手は考え、実行しているように思えます。
去年のクリスマスのライブ配信でも、明らかにそうしているようなシーンがありました。
前半はサンタ帽を被っていますが、後半ではトナカイのツノをつけています。
そういったちょっとしたことなんですが、やはり違いを出していくというマインドの賜物かなと感心します。
間違いなく、今後の動向にも目が離せません!
■マニエリスムの話
上の話はマンネリを防ぐマインドでもありそことも少々つながりますが、
山田五郎さんの美術解説の動画を最近見るようになって刺激を受けています。
その中でアングルの回において、「マニエリスム」について言及がされています。
(19:50~あたりから)
そのスタイルの短所について、ものすごく思い当たるものがありました。
根本的な絵の「力」とは、構図や方向性などの基盤で大きく決まると思います。
しかしその部分が一定水準に達していないのに、あとから塗り込みや描き込みでごまかすようなこともままありました。
この方法では決定的な解決には至らず、自分の中にある悪い方の・惰性の「マニエリスム」そのものだと感じました。
根本から何か確信がなければいくら塗っても手法を重ねても絵に「力」は宿りにくいと痛感します。
だから自分は制作において、自分の中のマニエリスムを打倒しなければならないと思い至ります。
2022年の抱負をどれだけ達成したか、振り返ります。
●年間45枚以上の絵を目指す
昨年はラクガキや簡素な絵を含めれば70枚でした。
単純に出力の機会を増やしている点ではいい傾向だと思います。
●お尻とおっぱいの絵を増やす
なんだかむやみにそっちばっかりに気持ちが行ってしまった気がします😅
無理にやるより、意味のあるメリハリ・バランス感覚が大事だと思いました。
●自分の得意な体型を優先的に描く
これは特にどうというのはないですが、まあまあやったかなという
感じです。
●雑記を月2回書く
雑記を書けない月がままありました。
言葉も発信するほどいいものなので、そこは反省したいです。
●支援者・依頼者を意識する
誕生月だったのもあり、12月に入って応援してくださる方々が物凄くありがたく感じ、こちらが意識せずとも支援者・依頼者とつながった生活だったように思います。
これらや雑記を踏まえ、以下が新しい抱負です。
2023年の抱負
●年間70枚以上の絵を目指す
●カフェの絵を10枚以上描く
●依頼絵を25枚以上描く
今年は、枚数達成が一番の目標ではないですが上記の指針としたいです。
密度も上げていきたいです。
また、マツダ名義のカフェ創作は復活させたいのでここに抱負とします。
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●お尻とおっぱいの絵を「適度に」増やす・性欲20%で描く
今年はお尻とおっぱいを見せるときはしっかり見せ、
そうでない着衣の絵の魅力も忘れずに見せる。その「メリハリ」を大事にしたいと思います。
●自分の得意な体型を優先的に描く
もっと得意な表現を伸ばしていきたい。その指針として掲げます。
●雑記を月2回書く
言葉と考え、コミュニケーションを大事にするための指針です。
●支援者・依頼者そして新たな人を意識する
生活が支援者・依頼者の方々と繋がっているとはいえ、やはり意識として引き続き大事にしたいなと思いました。
また、制作の新陳代謝を高めるためにもそれ以外の人も意識してみたいと思います。
例えば上記のオーカーン選手など。まだ関わっていない外の人にも目を向けておくイメージです。
●資料を「倍」調べる
これは絵を描くごとに調べる衣装や体のパーツなど、資料を見ることを今まで以上に大事にしたいと思います。
そういう準備をまんべんなくしてこそ、甘さを無くしたり表現を深められるのだと思います。
●制作の呼吸を大事にする
呼吸とは「イメージの飽和」記事で書いたような、飽和や準備と制作との呼吸のリズムのようなスタンス・姿勢のイメージです。
力みっぱなしではそのようなリズムやメリハリが作り出せないからこそ大事にしていきたい考えです。
●打倒マニエリスム
上の雑記に挙げた、塗り込みにだけ頼る力ない愚かな制作を改めたい考えです。
●一枚ごとの真のテーマを見つける
「イメージの飽和」で書いたような、依頼絵でも自主制作でも自分なりのテーマをしっかり持って制作に臨むという、本来当たり前のことを達成していきたいです。
●Meta Quest 2を購入できるようにする
●家賃の滞納1か月分を支払えるようにする
お恥ずかしいことに依然として経済的に厳しい状況ですが、上記は以前から目指したいものでした。
それならばと少しでも早く達成できるよう、目標として掲げることにしました。
そうすることでより明確にそこに向かう努力をするはずだと自分で思います。
イラスト制作でどこまで生活収入を上げられるかの勝負でもあります。
以上です。
目標を増やしすぎた感もあるかわかりませんが、
最近の気持ちの充実ぶりからハッキリと前を向いて掲げようという考えが増えました。
応援いただいている方々とまた繋がっていけたら嬉しいです。
今年もどうぞよろしくお願いします!