2022.02雑記2 これはもしかすると… (Pixiv Fanbox)
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今月二回目の雑記になります。
題名は、「これはもしかするとイップスを克服したかもしれない」という話です。
テーマごとに項目を分けて書きます。
新しいお知らせもあります。
進捗画像も一枚のみですが最後の方に貼っていきます。
■「環境」と「重力」の話の続き
前回の雑記(https://www.fanbox.cc/@matsukitchi12/posts/3351194)の続きになります。
前回では、「環境」と「重力」に関する新しい考えが芽生えました。
そしてそれらが手に入れば盤石なイラスト制作ができ、4年も抱えているイップス(イップスにつきましては過去の雑記をご覧ください)も克服できるだろうと思い、
あの後それらを確立できるような方法を試行しました。
つまり「支援者の方々に囲まれている実感を得る」、それが自分の求める新しい環境でした。
しかしそれはPCやスマホの画面内にとどまる関係性だったため、実生活の中にも浸透させるようにこのようにしました。
今年の抱負とこれまでいただいたコメント(fantia、FANBOXとSkeb内のもの)等をピックアップし、印刷して生活空間の中に貼りました。
こうすることで支援者の方々とは画面内にとどまらない、生活に密接した関係性にならないだろうかと考えました。
もちろん支援者の中にはそこまでの関係性を求めていないという温度差もあるかもしれません。そういう意味では自分が一方的に求めている感はあります。
しかしこれを試して数日、考えていた以上に効果が絶大でした!
一言で言えば、感情・感覚・意識・志向…それらがぼやけたままでずっと生活していましたが、
サポーターに囲まれるような状態になることでそれらが以前よりハッキリとしたものになりました。気持ちがハッキリする、という状態。
それまでは何日も昼夜逆転したり、毎日書いているはずの日誌が飛び飛びだったり、日めくりカレンダーも5~6日はめくらないままだったり…無駄に日が過ぎることが多かったです。
それが前回の雑記からは自然と毎日朝に起き、夜に寝れるようになりました。
前回書いたような「重力」を文字通り手に入れる事に成功したようでした…!
ただしひとつ欠点を挙げるとすれば、物理的には人々に囲まれていないので
一日の終わりに消え、また一日の始まりに自分の意識で構築していく、そんな不確かで脆さのある環境とも言えます。日々丁寧に生きることがこの環境を維持し続けるポイントになりそうです。
あとはその環境の上で、いかに自分の腕で創作をしていくかにかかっているように思います。
まだ「その環境の成果」を出し始めるまでが少し遠いですが、これも焦らずに取り組みたいです。
前回の雑記の図を補足すると、新しい環境はこうなります。
■これまであった弊害に気づいた話
上記の環境を構築してから、それ以前に自分が苦しんでいたものが何か、
いくつかわかってきました。
その渦中にいると、それすらもなかなか自覚できないようでした。
下記にそれぞれ挙げて解説します。
・混乱しながら絵を描き続けていた
平たく言えばイップスのまま描き続けるのはそういう状態でした。
特にSkeb等のコミッションでは、リクエスト内容の意図がわからず、そこに見えない混乱が知らず知らず生じて、そのまま描き続けていました。
例えるなら、走ることはできるけど脚に違和感がある。でも騙しだましそのまま走り続ける。そんな状態でした。
混乱した原因の一つに、下に挙げるものがあります。
・イメージができなかった
アンケート回答2(https://matsukitchi12.fanbox.cc/posts/3389130)で書いた、気づかされた大事なものとは「イメージ」です。
今回の環境の変化で、4年間のイップスの中でわかったことは、
9割近くの絵は「イメージを持たないまま描いた」ということです。
イメージを持てないといった方がいいかもしれません。
イメージを持てないから何をしたらいいかわからない。でも手は動くから、とりあえず動かす。イメージを持てないまま絵を描き上げる。
絵ではなくなんらかの作業に置き換えても、なんだかちょっと気持ち悪いと思いませんか。
明らかに精神的に良くないと思います。
というのも、イップスの前の時期は、確かにイメージを持って常に絵を描いてました。だから表現することに充実感と自信がありました。
今回、環境の変化を経て「イメージする・イメージを持つ」という感覚がかすかに甦ったのです。
それは絵の話ですが、「将来のイメージ」についても同じです。
実家にいる時は、具体的なビジョンや目標がなくても「将来何かがある・何かができる」というイメージ(感覚)を無意識に持つことができました。
言い方を変えると「未来は明るい」と感じる皮膚感覚でしょうか。
恐ろしいことについ数日前まで、将来のイメージとか「未来は明るい」とかそういう
感覚は一切なかったのです(むしろ未来というものに懐疑的でした)。
それも今になって気づきました。
「この先に何かある。」そんなこと思ったこともなかった。
「今がんばればいいことがある。」わからない。何もわからないまま、ただただ今を延命することだけ考えてた。
なんのために今を生きるか。まったくわからなかったです。
やはり騙しだましでがんばり、
その実どんどんどんどん終局に向かって行ってる感はありました。
(とはいえ自暴自棄な良からぬ発想だけはしたことないです)
しかし今は違います。支援者の方々を意識する生活の中において、
やはり具体的なイメージは無いながらも「この先への期待」や「未来は明るい」という気持ちは自然と芽生えるまでになりました。
絵の方に話を戻すと、これからは「イメージを持つこと」「絵をイメージをする力」を磨くことが、
より充実した創作をし、イップス克服の本当のスタート地点に立つ重要な下準備になるかもしれません。
逆にイメージを阻害する行動は減らすべきとも言えます。
イメージを持つルーティンに何が必要か?いくつかわかった条件を挙げます。
●「重力」ある環境の確保
これは今まで書いたことのおさらいですね。
●オフラインの時間を持つ。SNS等で安易にどうでもいい情報を見ない。
これはtwitter等での向き合い方の注意点です。流されないということが大事ですね。
自分の考えを持つと言ってもいいかもしれません。
●コンプレックスがあること
これは後述の項目で詳しく書いていきます。
●言葉の出力ややり取りの場を増やす
イメージに直接作用するものでなくても、自分の考えを固める意味では有用そうです。
雑記等でその機会をどんどん増やしたいと思います。
ちなみにtwitterで毎朝おはようの挨拶をツイートし始めましたが、それも出力することの意義というか、「重力」を確保する意味でもとても効果の大きいこととして取り入れました。
思いつく限りではそんなところです。
「重力」の確保の方法はある程度確立できましたし、また更なる試行もできます。
次のステップとして、絵を描くためにとにかく「イメージする力」をどんどん強くしていきたいというのが今の急務です。
・具体的なコンプレックスがなかった
これは時代の流れとともにコンプレックスがなくなったとも言えます。
大学生時、そしてpixiv黎明期にはオタクとしてのコンプレックスを自分は持っていました。自分の絵は一般人に見せられる絵ではない。そんな思いから逃げずに、自分のありのままで引き出しから新たな表現方法を見出すことができ、それが「表現する自信」に繋がりました。
具体的には、マツダ名義のカフェ創作の絵がそれに当たります(大学時には別な試行や成功体験を経てカフェ創作に至ります)。
しかし気づけば時代のパラダイムシフトにより、今はオタクであることが当たり前になり、
コンプレックスにする必要がなくなりました。
となると克服すべきコンプレックスが見当たらず、新しい壁を突破する原動力もなくなってしまいます。
そこで今は新しいコンプレックスに目をつけました。
2つあります。
一つ目は少し強引ですが、同人イベントでの風景。
サークル側で参加すると、自分のスペースに足を運んでくれる方がいます。
初見の方もいます。
足を止める人もいれば素通りする者もいる。見本誌をちょっと見て買わずに去る者もいる。それ自体はいいんですが、自分の中で悔しさがあることも事実です。
人の好みは千差万別だから当たり前の風景と言えばそうですが。
しかし自分の中でこの悔しさは大事にしたいものです。
「次は素通りできないくらいのいいものを見せてやる」そう思いたいです。
そして二つ目。少し強引かもわかりませんが、それでも「なにくそ!」と思わせる現実的なものです。
ウマ娘プリティーダービー。
盛り上がっていますよね。多くのファンがいますよね。
(自分については何も明言しませんが)
「ウマ娘を知っている、もしくはウマ娘ミスターシービーを知っているけど自分を知らない」という人は多いのです。
この上ないコンプレックスとも取ることもできます。
いや、悔しいですよ。
常にその現実が付きまとうわけですから。
自分は絵描きです。絵描きは知ってもらうことが大事です。
だから、自分の力で自分の新しい絵を少しでも多くの人に見てもらえるようにしなければならない。
その大きいコンテンツをただ眺めているわけにはいかない。
自分の創作で、ウマ娘ファンで自分を知らない人を振り向かずにいられないようにしてやる、いやそうなる。
ほのかにそんな感じの思いを抱いてます。
■支援者限定作業配信(秘密部屋)についてお知らせ
ここ最近の考えから支援者に向けて言葉を発する機会を増やしたくなり、
作業配信では喋ってみようかなと思います。
しかしpixiv Sketchでは動画アーカイブが残らないので、ツイキャスに移行します。
その際閲覧には「合言葉」が必要となりますので、随時FANBOX・fantia内でお知らせします(合言葉は毎月変更する予定です)
一回が30分枠となり、画質はやや粗目になります。
こればかりはしょうがないです。
知人とのテスト配信でボソボソ喋ってるアーカイブもあります。(合言葉:0ks3hf)
https://twitcasting.tv/matsukitchi12/show/
■進捗
豊姫ラフです。またしてもポーズを変えました。
こちらの方が描いてて迷いがなさそうです。
依姫の方はほぼほぼ完成しました。
以上です、見てくださりありがとうございます!