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私がわりと真面目にイラストに取り組みはじめてから、約1年ほど経ちました。


ということで、当記事では「成長記録:イラスト初心者が1年間描き続けた変化」と「この1年でやったことまとめ」を書いていきます。


ビフォーアフター:1

画像左がいまから1年ほど前に描いたイラスト。右が最新のもの。

過去のイラストも可愛げがあっていい感じですが、線を引くときに立体を捉えられておらず、のっぺりとした印象です。

たいして、画像右(最新のもの)は、そこそこ立体的に描けるようになっており、全体のバランスの取りかたにも工夫が見られるようになった…と思う。


ただ線をまっすぐ綺麗に引けばいいというものではなく、「立体」をイメージしながら線を引くことが大事だと痛感中です。


ビフォーアフター:2

画像左は1年3ヶ月ほど前のもので、画像右は今年4月に描いたものです。


画像左も当時はしっかり描けたと過信していましたが、いま見るとやや硬い印象ですね( ^ω^ ;)

顔もちゃんと描けているとは思いつつ、顔の球体を意識できていなかったようす。

ポージングはうまい人たちの真似をしているので良い感じですが、ポージングや構図だけ模倣したところで、描き手がなにもイメージできていないのなら微妙になってしまう。う〜ん、難しいところです。


ビフォーアフター:3

画像左はいまからちょうど一年前に描いたもので、右は本日アップしたもの。


当時は「お茶子ちゃんがアイスをエッ○な感じで咥えているようす」を描いたつもりだったのですが、今見るとのっぺりとした印象ですね。

髪型やお目目などのキャラクターの個性は理解できてはいるものの、アイスを立体的に描けていなかったりするなど、全体的に実力不足なカンジ😅


線画(ラフ)を比較。左が1年前、右が最新のもの。

1年前は1枚のイラストを描き切るのがやっとで、キャラのリアクションやら感情に意識を割く余裕なんてありませんでした。

最近は少しずつですが、キャラクターの表情やらしぐさにも気を配れるようになったような気がします。

とはいえ、いまも1枚のイラストを描き切ることに必死なのは変わらず、余裕などほとんどありません💦



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1年間でやったこと

稚拙ながらも、1年前とくらべると成長が見られるようになりました。

この項目では、私が1年でどんな練習をしたのか備忘録として書こうと思います。


初期(1ヶ月目〜)

ちょうど1年前、当時はただひたすらにイラストを描き続けていたと記憶しています。

練習などせず、ただ闇雲にイラストを描きまくっていたような…。

これじゃあダメだと思いつつ、どうやったら上達するのか考えていました。


たまに模写などをするも、なかなか苦しいので好んではやらなかった。

見返したところ、月に1度くらいしか模写をしていなかったようです。そりゃ上達せんわな…。


はじめてのちょいバズり

とはいえ、思考停止して闇雲にやっていたわけではなく、自分なりにいろいろ考えておりました。

この段階くらいからさまざまなアプローチを試みるようになったっぽい。


そんなときになんとなく描いた「水着をなくしたセレナ」というイラストですが、pixiv でそこそこ観覧数が伸びました。

この絵をきっかけに、「こんな風に書くと観覧者さんはよろこんでくれるのだな」と思いつつ、”味をしめた”かのように数字ばかりを追いかけるようになる。


停滞期(中期)

この頃は、「〇〇なイラストを描けば数字的に伸びるうんぬん」を気にしはじめてからというもの、とにかく数字のみを追いかけるようになってしまった時期です。

AIイラストが登場する直前くらいのときですね。

しっかりと描けば”数字”として結果に出やすかった時期なので、とにかく目が「数字」になっていたと思いますw


ただ、数字としては伸びたものの、どうにも実力がつかないというジレンマに悩まされた時期でもありました。数字と実力が比例しなかったのです。


安易にエッ○な絵に手を出したこともありますが、小手先だけのアプローチでは描き手の実力は伸びない。

そこで、ようやく真面目な練習に取り組むことにしました。



模写を開始(4ヶ月〜)

この頃から「模写」でトレーニングをはじめました。

はじめの頃はただただ苦痛で、描いていて疲れるし、1日1枚描いたら疲労困憊…といったカンジで辛かったです。

ときには1体描くのに40分以上もかかることがあり(デジタル絵です)、しんどかった。


黙々と模写していると、自分の下手さにメンタルがズタボロになってしまいました。

そこで、簡易的な対処法として「できたことと改題点」のふたつをしっかり客観視しようと思い立ちました。

左手側に「できたこと、褒めるべき点」を描き、キャラを挟んで右側に課題やミスを書くようにしたのです。

これがなかなかメンタル的に健康的で、楽しく取り組めるようになったんですよね。


私はネガティブで自責の念が強いタイプなので、「できたことにも注目しよう」というアプローチは正解だったと思います。



5ヶ月目〜(模写開始3ヶ月目)

3ヶ月ほどチマチマと模写をしていました。

練習量は1週間でだいたい15枚くらいだったと思いますが、3ヶ月目くらいになると「おや?」と感じられる変化が見られるように。

1~2ヶ月目は苦痛で時間のかかっていた模写が、スムーズに描けるようになってきたのです。


いままで出来なかったことが出来るようになる喜び」というご褒美を得た結果、ここからは頻繁に絵を描くようになった。

とはいえ、ガチ勢の人にくらべると、1日あたりに描く枚数は雲泥の差です。疲れちゃって1~2体くらいしか描けないんですよね。


「自分はプロになる才能や適正などない」と自覚しつつ、嘆きながらももマイペースにコツコツと練習を続けていました。


はじめての「ワンドロ」に挑戦

イラスト界隈では、なにやら「ワンドロ」というものがあるらしい。

ワンドロとは、1時間でイラスト1枚を書き上げるアプローチのことで、多くの絵師が挑戦している課題のようなもの。

「模写をし続けているので、ちょっとくらいは上達したんちゃうか」と思い立ち、私もワンドロに挑戦してみました。上画像がワンドロイラストです。


なんだ、ヘタクソなままじゃないかと気落ちしましたが、観覧者さんにいくらかのリアクションをいただけたので、モチベーションが少し回復しましたw


模写3ヶ月以降から自分のイラストが変わりはじめる

3ヶ月ほど模写を続けた結果、自分のイラストに変化が見られるように。

なんとなくですが、全体のバランスが整ったような気がする。


そういえば、「人が"3"の倍数で変化する」と聞いたことがあります。

人があたらしい環境に慣れるには、最低でも3週間、3ヶ月、6ヶ月、9ヶ月、12ヶ月…というふうに、3の倍数で人は変化する、という考え方です。

個人的な経験においても、そのとおりだなと感じます。環境変化、スキルを身につける、恋愛等々、3の倍数で人は節目をむかえる…的な。

これはイラストにも通づることなのかもしれません。

まずは3週間(あるいは3ヶ月)続けないと変わらないのかもしれませんね。

はじめの3週間〜3ヶ月は苦痛ですが、そこを乗り越えるとスムーズになるっぽいです。



上記は模写をはじめてから3~4ヶ月くらい経ったときのもの。

段々とスムーズに模写できるようになってきました。

相変わらず時間はかかりますが、簡易的なものであれば短い時間で描けるように。

くわえて、模写にたいする苦痛や疲れも減ってきたように思います。慣れてきたのかもしれません。


7ヶ月目。クロッキー帳(アナログ練習)開始

7ヶ月目くらいから、デジタルではなくアナログでの練習をはじめました。

デジタルで練習すると線を引くのがおおざっぱになりすぎるんじゃないかと思い立ったのです。

1本の線にたいする”責任”みたいなものが、アナログとイラストではおおきく異なるような気がしたので。

あと、アナログで線を引くときの心地よさが好きという理由もあります。

アナログだと「シャッ、シャッ」という音が気持ちよく、仕上がる絵に温かみがあるんですよね。


ということで、クロッキー帳を購入し、ちまちまと練習をスタートです。

このとき以降、作品作りのラフはアナログで描くようになりました。


8ヶ月目。自分のイラストに変化が出始める

わりと真面目な練習をはじめてから8ヶ月ほど経ちました。

上記はそのときに描いたイラストですが、以前よりもしっかりと描けるようになった気がします。

模写やクロッキー、人体比率、人体学(?)などを学びつつ、マイペースに描き続けていました。


9ヶ月目からは、デッサンも練習にくわえることに。

デッサンを続けると、線を引くときに立体を意識できるようになるため、かなり良い練習っぽいですね。

とある方が、「デッサンはうまく描くことを目的にするのではなく、脳を変えることが目的である」と仰っていました。深い。


この頃は、1ヶ月で約1冊(100枚)のクロッキー帳を消費するペースでした。

ガチ勢の人は1~2週間(1ヶ月だったかな?)で8冊くらい消費するらしい。

イラスト制作における実力・適正においては、私は彼らの足元にも及ばないようです。切ないですが、これって現実なのよね。

とはいえ、個人的にはこのペースで精一杯なので、自分にイラスト適正がないと自己嫌悪しつつも、マイペースに努力し続けました。


イラスト練習、1年経過

作品作りや模写、クロッキーやデッサン等々を1年ほど継続。

結果として、上記のような絵を描けるくらいに上達できました。


実は途中(というかいつも)、心折れて何度もイラストを辞めようと思いました。が、結局まだ描いています。

観覧者さんの存在や、温かいコメントをくださる方に支えられているおかげで、なんとかイラストを継続することができています。感謝しかありません。ありがとうございます。

なんだかんだ、私はイラストというジャンルが好きなのかもしれません。



まとめ:イラスト適正のない人でも1年続ければ上達する

当記事では、「成長記録:イラスト初心者が1年間描き続けた変化」と「この1年でやったことまとめ」について、備忘録として書きました。


1年間でそれなりに上達したので、個人的には及第点かなと思っております。

とはいえ、まだ塗りや背景などの技術もままならないので、今後もマイペースに練習していきたいと思います。


いつもコメントくださる方や、いいね&フォロー、ご観覧くださる皆様方、ありがとうございます!

今後ともよろしくお願いいたします。


Mahoまほ


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