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こんにちは、生涯の友を紅茶花伝と定めてるミヤです。

ディスガイアユーザーなら誰でも知ってあろうアサギちゃんがとうとうRPGにも登場して来ましたね。対魔忍みたいな体型の魔王になったりボンバーガールに出てきそうなメスガキになったり今回も好き勝手やりたい放題ですねコイツ。


コ、コイツッ…!このアサガキッッ…!!うぅっ…すきぃ…(条件反射)

そんな2004年に没になったゲームキャラなんて知らねーよ!っていう未だにオムツが脱げない諸兄の方々のためにも軽くアサギちゃんに関して触れておきたいと思います。

悲劇の発端は2004年の暑中見舞い。当時の日本一ソフトウェアの最新作「魔界ウォーズ」の主人公として鳴り物入りで登場する予定が、大人の事情で当の魔界ウォーズプロジェクトが頓挫。なし崩し的に「アサギ」というキャラも存在ごと自然消滅…するはずだったのですが…

本当の悲劇はここから。「主役になる」たった一つのシンプルな理由のために、他の日本一ソフトウェアの作品、主にディスガイアシリーズやソウルクレイドルなどに半ばメタ的に強引に登場し、主役の座を奪うために凶行に走るデッドプール的な隠しキャラクターに変貌。時にはラスボスを一撃で粉砕したり前代未聞のタブーを平気でやらかします。正直この頃の荒んでるアサギちゃんが一番好きだった

しかしただの狂人キャラクターだけには留まらず、「なんの努力せずにのうのうと主役を張るような人間も、予定通り発売されるゲームも大嫌い!!」という名(迷?)台詞のように、現実で実現されなかったアイデアやプロジェクト、埋もれていった没キャラ達の無念、魂の叫びを語る代弁者としての唯一無二といっていいアイデンティティを獲得するに至りました。実際にお払い箱になってるアサギだからこそ吐ける毒舌でもありますね。こういうタイプの魅力を持つ面白キャラクターは正直見たことないっすね…以上解説終わり。ちなみに魔界ウォーズは2018年にソシャゲとしてリリースされました。

そして今回のアサギイベントでも最大の目玉が一部ステージで流れるアサギちゃんのテーマソングらしき挿入歌。いいね…。こういうの待ってたんだよ日本一…。

今は昔の名作「アサギウォーズ」でも同じく流れてた「アサギGO FIGHT」から若干ポップ寄りに正統派進化した感じで非常に良きですね…。周回放置して勝手に作業用BGMにしてたんですが、今までのアサギの変移を思うとこれが中々どうも歌詞が趣深い。気になったので自分なりに歌詞の内容を考察していこうと思い筆を執った次第です。

以下イベント中に流れるものを聞いたまんま書いたので、違うところがあるかもですが悪しからず。

ーーーー今回のアサギイベントの挿入歌ーーーーーーーーーーーーーーーーーー

ワガママ寝グセを解かして まっすぐ気分‬

‪順番待ちはヒロインを呼んでるチャンス‬

‪掴めますように‬

‪ステージの神様にウィンク投げた‬

‪絶対 後悔 しない‬

‪あの子(野生のプリンセス?)未来が眩しくて細めた目はマスカラで もうバッチリ‬

‪ロックン プリンセス音符のコスメティック勝負服で行くわ我が身申せども(?)‬

‪ロッキン プリンセススポットは消さないで一生に一度の デビューの瞬間‬

‪本気で見ていて‬

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ーーーーアサギウォーズ「アサギGO FIGHT」---------------

例え命燃え尽きようと

主演女優への道 ネバーギブアップ

安い誇りに全てを賭けて

エブリデイに次オーディション

ヒエラルキーの最下層と呼ばれても

名作劇場なんのその

悲劇クイーン

幸せの青い鳥 求めよさらばカボンド

終わりのない迷路シアンルーレット

先行きは暗いシス けど諦めないスバディ

掴んでみせる晴れ舞台

アサギ GO FIGHT

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前述の「アサギGO FIGHT」では「プリニー2」のアサギ編のED曲で、没キャラというドン底から這い上がり主役になろうとしても絶対になれない、まさにアサギの心情を歌った名曲です。

それに倣い今回のアサギイベントの歌詞を照らし合わせてみると、若干今風の女の子チックな丸い歌詞になりつつ、ようやく巡ってきたチャンスをその手につかんだ希望のある曲になっています。2018年、当時の願った形とは若干違えども魔界ウォーズの完成は成り、主演女優、クイーンを目指していたアサギが漸くプリンセスになるためのスポットライトに今立っている、その一瞬は短く、されど閃光のように輝いている。この変異はリアルタイムでアサギを知っている人からすると非常に感慨深いものが溢れますね。まさかアサギなんかにこんなエモ体験するとは思わなかった…。

今回のディスガイアRPGにアサギが出てきたのは、しかも非常にまともで常識的なキャラだったのは(5でもまぁまぁ常識人だったが)、今まで非常に長い年月をかけ主役の座を争ってきたディスガイアへの、ある種の禊とも言えるものだったんじゃないかと思います。もうこの先アサギが何かのゲームにゲストキャラとして出演しても、きっと主役の座なんてモノは欲しがらない。あの荒唐無稽、八面六臂、傍若無人なアサギとしては二度と戻ってこない。あの面白おかしい迷台詞の数々やメタ発言も、アサギウォーズも恐らく最初から何も無かったかのように風化していくでしょう。「絶対に主人公になれない事こそが魅力的だったアサギ」はもうどこにもいない。

しかしアサギにとってはそれこそが呪いだったのです。この歌はその呪いが解けた賛歌だったのではないでしょうか。


さよなら、そして初めましてアサギ。

考察はここまでにしたいと思います。お目汚し失礼しました。まぁ早い話が今のアサギちゃんも良いけど昔の朝霧アサギも良かったよねってハナシ。

アサギが主役じゃないけど主役になれるプリニー2は名作なので絶対やろうな!なんでsteam版出ないんだろうな!今更PSP買い戻せなんて言えねぇだろ日本一!!ディスガイア2もPC版出たし手抜いてんじゃねぇぞ!!そういうとこやぞ〇川ァ!!

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