【冒険の書】 セーニャの手記 その3 (Pixiv Fanbox)
Content
こんばんは、ベロニカの書3で痛恨のミスをしている事に気づいて頭を抱えた天壌りゅかです。
サイレント修正はしておきました。
さて、一週間空きましたが、今週はしっかり冒険の書出して行きますよ~。
今回の内容に少し触れておきますが、随分ゲーム内イベントをすっ飛ばしてお送りすることになりました。
間に細々としたネタは幾つもあるのですが、ひとまず大題を掬っていこうかなと。
かなりの量スクショしてきたので、拾おうと思えば本当にいくつでも作れちゃいそうなんですよ(笑
重要度が高いものを差し置いて力尽きるのもアレなので、とりあえず加速する事にしました。
シルバーには高解像度と無駄になってしまった未使用差分を供養しておきます。
今回はなかなか表情がしっくり来なくて迷ってましたね。
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決意
お姉さまが私達を助ける為、命をかけて護ってくれた。
私が今この瞬間に生きているという現実を、こんなにも素直に喜ぶことが出来ない事があるだろうか。
お姉さまの"死"
私がグズでなければ、私がもっと強ければ、お姉さまでなくわたしが・・・。
頭の中で、答えのない過去の可能性を延々と考えている。
眠ることの出来なかった私は一人、外で竪琴を奏で謳っている。
そんな中、同じように眠れなかったのか、一人の足音が近づいてきた。
その雰囲気から、勇者さまだと分かる。
私は雨の止まない空に向かって、誰ともなく内情を吐露しはじめた。
語り終える頃には、今まで不思議と出ることの無かった涙が堰を切ったように溢れた。
「あなたの胸の中で、泣かせてもらっても・・・いいですか?」
頷くと、勇者さまから近寄って抱き寄せてくれた。
腕の中は、とても安らかで心地よい。
気持ちが落ち着くのにそう時間はかからなかった。
「私、あなたの事が・・・好きです、愛していますわ」
顔を上げ、勇者さまの顔をしっかり見据えて出た言葉。
勇者さまは少し驚いたような、困ったような顔になった。
私はずるい。
こんな状況下で言われた告白を断れるハズもないというのに。
勇者さまがベロニカお姉さまを好きな事は分かっていた。
そしてベロニカお姉さまも勇者さまを・・・。
そのお姉さまはもう、居ないのだ。
「私、あなたの為なら何でもします!ダメな所は直します!あなたの理想の女性に、なってみせます!お姉さまのように!ですから・・・!」
そう言った所で、唇を勇者さまの唇で塞がれた。
「ん・・・ふ、ンっ・・・」
頭も体も離れる事が出来ない程に力強く抱きしめられ、唇の感触を確かめあう。
どれくらい経っただろうか、息を止めていたせいで苦しくなった頃、唇同士が離れた。
「ぷはっ・・・・はぁ、はぁ・・・んむ」
ぼくも好きだよと一言、言ってまた軽くキス。
ああ、なんて罪深いのだろうか。
こんな時だと言うのに、嬉しい気持ちが体中を支配していく。
この人の為なら何でも出来る、何でもしてあげたい。
愛が止まらない。
スカートの中に手を入れ、下着を下ろし、スカートをたくし上げる。
穢れを知らない私の大事な部分が空気に晒される。
「その・・・どうぞ・・・!」
変に気を使われないよう精一杯笑顔でと努力しようとしたが、流石に恥ずかしくて俯いてしまった。
キスしている間ずっと体を密着していた為、勇者さまの股間が徐々に膨らみ、硬さを増していくのを知っていた。
勇者さまは驚き戸惑っている様子だったが、程なくしていいの?と問いかけてきた。
「・・・はい、私の全てを、あなたに差し上げます」
私の覚悟が伝わったのか、勇者さまはズボンを下ろして、その硬くそそり勃ったものを曝け出す。
「これが、イレブンさまの・・・ひゃ」
脚を大きく持ち上げられ、股間部を大きく開かれた。
「少し、恥ずかしいですわ・・・」
ペニスの先端を私の陰裂に擦り付け、適度に濡らした所で膣口にあてがう。
もしかしたら痛いかもしれないと言われたが、私の覚悟が揺らぐことはなかった。
先端が膣口をこじ開け、異物が体内に侵入してくるのを感じる。
「いっ・・・!」
膣内で何かが裂けるような感覚が突き抜ける。
痛みに声をあげそうになったのを、すんでの所で抑えた。
尚も奥へ進もうとするそれを必死で耐え続ける。
既に涙でぐしゃぐしゃだった所に、更に涙と汗でとても見せられない状態になっていた私は、顔を見られないようにと勇者さまにしがみつく。
ようやく勇者さまのそれは進行を止め、私の膣内に留まった。
そこに至るまでにそれ程時間はかからなかったが、私にはとても長い時間に感じた。
大丈夫?と心配そうな声をかけてくる。
「え、ええ・・・大丈夫、ですわ」
出来る限りの平静を装って言った。
こんなんじゃバレバレなのも分かっていた。
勇者さまは、そう、良かった、と素直に返してくれて、私の背中を擦ってくれた。
どうしてこんなにも優しいのだろう。
私の中の罪悪感がざわついて仕方ない。
色んな思考を巡らせてる内に、痛みは和らいできた。
すると、先程までは痛みでそれどころでは無かったが、私の膣内で静かに淡々を脈を打ってる勇者さまのそれを感じ取ることが出来た。
とても強い熱を帯びているのが分かる。
どうしてかは分からないが、何だか今にも走り回りたくて堪らない子供のように思えた。
「あの、もう大丈夫ですから。動いてもらって構いませんわ」
勇者さまは頷いてから、ゆっくりとペニスを引き抜きはじめる。
やはりまだ痛みは完全には抜けきっていないようだったが、ガマン出来ない程でも無かった。
再びゆっくりと膣内へ押し込まれる。
この身体を貫こうとする感覚にはまだ慣れない。
ゆっくりではあるが、でも確実に、優しく繰り返される往復運動に、次第に私は快感を得ていた。
「ん・・・あ・・・あっ、んんっ・・・」
声を抑える事も忘れ、甘い声が漏れ出す。
気づけば結合部の水気が随分と増えていて、じゅぷじゅぷといやらしい音を立て始めていた。
いつの間にか私も自分から腰を振っていた。
私の反応を見て完全に大丈夫だと確信を得たのか、抽挿が次第に早くなっていく。
「あっあっあっあっ・・・!すごい、はげし、く・・・なって・・・!」
こんな感覚は今まで味わった事がない。
体中を駆け巡り、脳までもを快楽が完全支配しようとしている。
「こんな、知らない・・・きもち、よすぎてぇ!はあっ、んっんんっ、あ・・・!」
何かが迫ってくるような、私自身が何処かへ行ってしまいそうな、そんな感覚に襲われる。
快楽が頂点に達しようとしている。
そろそろイキそう、と抽挿を限界まで早めた。
「わた、私、も・・・ん、何か、きて・・・すこし、こわい・・・ですけど、いっしょなら・・・あなたと、いっしょなら・・・!」
この先どうなるか知る由もなかったが、必死に言葉を紡いで応える。
セーニャ!!
そう叫びながら、今までに無い程一番奥までペニスを押し込む。
「あっ、ぁぇっ・・・!くる、きますっ・・・!きちゃっッぁぁッッ!!?」
膣内で一際激しく脈を打ったと思った次の瞬間、更に多くの何かで内部を埋め尽くしていく感覚と、私の絶頂が重なり、声にならない声を上げる。
ドクンドクンと脈を打つ度に下腹部を圧迫していき、ついには収まりきれなかった白い粘液が膣口から溢れ出した。
「はぁ・・・はぁ・・・・・・はぁ・・・。イレブンさまの・・・精子・・・」
ごめん、と膣内射精の了承を得てなかった事を謝る勇者さま。
「どうして謝るのですか?私は、むしろ嬉しいですわ。あなたとの子孫を残せるのですから」
ありがとうと言ってキスを交わす。
「これからも生涯あなたを愛し続ける事を誓いますわ」
あなたの愛したお姉さまの分まで、私が。
乱れた衣装を正し、新たな決意を胸にした私は、自分の髪を首元まで切り、空に向かって手向けた。