保健体育の教材として... (Pixiv Fanbox)

私立女子刑務所「性労院」に収監されているのは、若く容姿の優れた女性のみと言われている。ある資産家が、美しい女性の重犯罪者は「死刑」ではなく「性労働」で社会利用すべきと提唱し、繋がりのある政治家に働きかけた。こうして制定されたのが「子宮没収刑（子宮をはじめ生殖機能等の全ての権利を刑務所に移管する刑）」である・・・

1年前に冤罪で投獄された元アイドル、CHIKAこと４９番は４年ぶりに母校を訪れていた。成功したアイドルとしてではない、１枚の布も纏わずに、首輪と手錠、足枷をつけた惨めな姿。保健体育実習の教材となるため、刑務所からの貸出し品としてだった。

「本日の保健体育では

女性の身体について学びます

女子刑務所から借りた検体ですが

不名誉ながら我が校の卒業生だそうです」

授業の開始とともに現れた裸の若い女性に、教室はどよめいた。

「アイドルの…ほんとに投獄されてたんだ...」

好奇の視線と、女子の軽蔑の、そして初めて見る女の裸にたぎる性欲の眼差しが男子から注がれた。その視線は過酷なほどに、何も隠すものを纏うことを許されていない彼女の裸を焦がした。

「今日は彼女の体を使って

　女性の性器、子宮、肛門、乳房など、隅々まで勉強しましょう

　しかし、その前に

　罪を犯し、我が校に泥を塗ったことを謝罪してもらいたい。

　彼女には誠意を示してもらいましょう

　『待機姿勢２　服従』！！

　尻を生徒たちに向けてポルチオを見せながら

　大きな声で謝罪しなさい！」

両手の指を膣に深く挿入し、膣肉を思い切り広げてポルチオを見せる。女性の最も大切で、1番の弱点である子宮を見せることにより「服従の意思」を示している。

あまりにも屈辱的な姿勢の要求ではあるが、毎朝の点呼で身体に染み付いたこの「姿勢」を反射的にとってしまう自分が嫌になる。背筋を真っ直ぐに伸ばし、膣が一直線にならないと「最奥」が視認できない、そんなことまで身体は覚えてしまった。

受刑者は刑務所に入ると、いくつかの待機姿勢を叩き込まれる。

それは点呼や朝礼、洗浄の時間の整列時などに要求されるほか、刑務官のストレス発散のために時間を問わず発令されることもある。即座に命令に従った姿勢をとらなければならず、少しでも間違えば子宮口に電流を流されるといった条件付け教育が行われる。入所３ヶ月を過ぎる頃には、受刑者はみな反射的に姿勢をとるようになる。

教師は今日限定ではあるが、刑務官と同じ権限を移譲されている。上限はあるが、違反点数を付けることも許可されている。

「うわ…先生えっぐいことさせるな...」

「私なら絶対むり…」

高校生たちが好き勝手言いながら、その視線は赤々と潤ったポルチオに注がれる。日頃の労務で酷使された子宮口は、彼らの視線を痛いほどに受けて、意に反して愛液を溢れさせた。

「ではこの姿勢のまま、女性器の各所の名称と役割を説明しましょう

　まず膣前庭という言葉がありますが、これは今開いている膣口の...」

この教師は彼女を在学時から良く思っていなかった。高校生ながら生意気にも芸能活動をし、それでいて学業と両立させようとする一生懸命さが、夢を諦めた自分と対照的であったためだ。出席できない日の課題を渡すのを渋るなどで、彼女を妨害することしか出来なかったが、今日だけは違う。刑務官の権限で、好きなだけこの女を苦しめてやれる…

「陰核は陰核包皮につつまれており、これを剥くことで…」

「んっ..！？」

スキーン腺、尿道口、ポルチオ、その付け根の膣円蓋、わずかに確認できる処女膜…学ぶ必要のない細かい場所まで、彼女の身体を突きながら、大切な場所を好き勝手に開示される彼女の初心な反応を生徒たちに見せつけた。

最も長かったのは四つん這いの姿勢だった。尻を高くあげ、プライベートゾーンを隅々までをギャラリーに差し出さねばならなかった。少しでも腰を落とせば、股下に回した首輪のリードを引っ張りあげられた。性器に食い込むリードに、何度情けない声をあげなければならなかったか、誰にも見せるべきでない場所の写真を、生徒たちの携帯で何度撮影されただろうか…

２コマ分の特別授業を終える、二度目のチャイムを聴いたとき、彼女が乗っていた教卓は、屈辱の涙と自分を守るための愛液で消えないほどの染みを作っていた...