ポルチオ触診、子宮容積測定 (Pixiv Fanbox)
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「新人研修 公開身体測定」
1週間前、表紙にそう書かれた書類が私の机に置かれていた。また何かの担当にされたのか。断ることもできたが、私はそうしなかった。社内イベントの担当には手当が出る。妹の保釈金を少しでも貯められるなら、身体を張ってもいい。
社内で一番大きな会議室に入ると、黒いスーツの、まだ学生のような男女が落ち着かない様子で、特に興味もないお互いのプライベートを探り合っている。今年の新人は男子3人、女子1人。凄まじい倍率をくぐり抜けた幸運な男らと、新卒をドブに捨てたことに気づく直前の不幸な女の子。
「え・・・?なにあれ?」
「説明会で見た、綺麗な先輩じゃね・・・?」
私の姿に気づいた彼らが、青ざめて囁き合う。社内という公の場で、一糸まとわぬ姿。青い紐の社員証と研修係の腕章だけを身につけた女性を見るのは初めてだろう。
「おはようございます。
新人研修、公開身体測定担当の森崎です。」
これがこの会社の当たり前。やがて、これが社会の当たり前。だんだんと彼らの脳を塗り替えていく、私はその片棒を担いでいる。
「よーし森崎も来たな!まずは身長体重と3サイズか!去年と変わってるかなー?」
メジャーを手に遅れて入ってきた上司は、何故か白衣を着ている。今日も気色の悪い顔を嬉しそうに歪ませて、私のパーツサイズを大声で読み上げていく。
「よーし次!ほら森崎、四つん這い!
忙しいんだから、巻いて巻いて!」
上司の命令に、私は即座に四つん這いになり、腰を反らせるようにして性器を突き出した。陰唇が開いてぬらりと光る膣の内側が剥き出しになる。新人たちは戸惑いながらも私の後ろに集まった。男子の息は荒くなり、女子の声は震えている。
「えーウチの仕事は、女性の身体をよく知ることが大切です。今日は4年目の森崎先輩が、自分の身体を使って丁寧に、責任をもって、女性について教えてくれますよー」
なんの責任だ。大人になってから、何かにつけて責任を要求される。
「では順番に・・・私の身体の各部位を測定してくださいね。
〇〇くん、肛門の色、皺の数。□□くん、大陰唇の長さ。新木さん、クリトリスの直径と…」
私は新人名簿を見ながら、自分を辱める指示を出して、彼らに秘部を差し出す・・・
「んっ・・・」
膣の深さと膣圧を測るためだけに作られたディルド型計測器の先端が子宮口に当たる。
「えっと...76mmです!」
新人男子が大きな声で申告する。上司がそうするよう言ったからだ。
「うむ。平均よりやや浅めだね。しかし会社に入ってから、少し伸びた。日々がんばってるからだろうな。偉いぞー!」
そう言って上司は私の尻をいやらしく撫でる。わざと指先が膣にあたるように触り、新鮮な愛液をすくいとる。目の前の異様すぎる光景に、セクハラ如き、誰も気づけない。
「このまま膣圧も測るぞー。森崎ィ!」
「はいっ・・・ んっ・・・くっ」
下腹部に力を入れて膣を締める。
「あっ、あの、42mmHGです・・・」
色の白い女の子が小さな声で申告する。
「うむ!いいね。できればもう少し声を出していこう!」
上司は人目が多いときは良い人のふりをする。立場の弱い人間と1対1のときに、格好の機会とばかりにチクチクと詰めていくのだ。
「手を消毒したら、膣に指を入れ、私の子宮口を触ってみてください。これは順番に、男子全員分やりますから・・・」
男子たちが興奮に息を呑む。男の子なら皆が憧れる産婦人科医ごっこだ。
新人3人に順番に子宮口を愛撫される。手の消毒液には特製の媚薬が配合されているから、慣れない新人男子の指技でも感じてしまう。こういう安易な成功体験が、男性に傲慢さを植え付けるのに。
「よーし、森崎も乗ってきたなー!
愛液も、こんなに垂らしちゃって・・・」
そう上司が言うと、皆が一点を見つめた。私の膣口から糸を引いて垂れる愛液と、その真下にできた卑猥な滲み。男性が勃起を隠せないように、女性は自分が性的に興奮してしまったことを隠せない。
「じゃあ次は女子だな、このポンプを持って!これは媚薬入り生理食塩水。これを子宮口から中に注入して、子宮の容積を測ろう!」
「は・・・はいっ、やりますっ」
先ほどまで後ろで見ていた新木さんがポンプを持ち、震える手で膣にチューブを挿入する。先端は特殊な形状で、子宮口を痛みなく押し広げて子宮頸部に到達した。
「森崎せんぱい...注入開始しますね...」
この場で唯一私に同情してくれる彼女は、親切に処刑の開始を教えてくれる。
「・・・っ!!! あぁっ!!!」
媚薬入りの液体が子宮の内壁をつたう。即座に体が跳ねそうになるところを、上司と男子たちが抑えつける。
「・・・くっ・・・はぁ・・・
はぁ・・・」
妊娠前の子宮には殆ど入らない。当然、私の子宮はすぐに限界を迎えた。
私の叫び声の隙間に、新木さんが鼻を啜る音が聞こえる。私も3年前、初めて桃瀬先輩のモニタリングに立ち会ったとき、何がなんだか分からなくて泣いてしまった。彼女には怖い思いをさせたくない・・・
「はぁっ...大丈夫だよっ...大丈夫...」
声を振り絞るけど、子宮が膨らむ程にに注がれた媚薬が内壁から染み込んで、膣から噴き出す愛液が止まらない。足腰がガクガク震えて、お腹が重い。
「よし、妊娠未経験ならこんなもんだなー!新木さん、結果は?」
「はぁ・・ぐすっ…48mlです...」
「妊娠前の子宮腔容積は2mlだから、頑張ったほうだなー。
でもキリが悪いから、50mlまで頑張ってみようかー!」
ーーーーっ!?!?っ!?
「えっ・・?は、はいっ頑張ります。
森崎せんぱい・・・もう2mlいきます・・・」
「ふぐっ・・・!?
は・・・・ぁ・・・・!?!」
限界まで媚薬用液を飲み込んだ子宮に、容赦無く追加の罰が下される。
「えっぐ・・・拷問かよ・・・」
「俺、男でよかった・・・」
「はぁ・・・はぁ・・・51mlです。」
新木さんは小さな白い手に込めた力を緩めると、その場にへたり込んでしまった。
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