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今宵もまた、性に悩めるヒーローが魔王の店を訪ねる。

見た目の割腹に反して、及び腰の狼が一人。

後ろめたい感情を抱えてやってくるのには、スクアルスとしては見慣れたもの。

来店の理由を尋ねれば、昂ってしまう自分を鎮めてほしいとのこと。

おずおずと言葉を絞り出す様は、ヒーローらしからぬ弱さを見せてくれる。


視線を落として見れば、既に欲情の証が頭を見せていた。

揶揄うようにして触手でその頂点をつつくと、ヒーローは身体を跳ねさせる。

初心な反応が興味深く、それだけで弄り甲斐があるというもの。

とはいえ彼にとってこの興奮は、活動に支障をきたすモノでしかない。

いや、或いは。

「興奮を止めるなら、ごく簡単な方法があるぞ」

スクアルスはそう囁くと、えっ、という反応を示すヒーロー。

その一瞬の隙を逃さず、紫の触手を素早く赤い膨らみに打ち込んだ。


「はゔっっっ!!??」

鈍い音と濁った悲鳴。柔らかくも固い感触。

下腹部に襲いかかる鈍痛に、ヒーローは股間を押さえながらその場に倒れ込んだ。

逸物を萎えさせるだけなら、金的による痛みが手っ取り早い。

 

足下でうずくまり、痛みに悶絶し、のたうちまわるヒーローを見てスクアルスは微笑う。

暫くして痛みが引いたのか、「そういう意味じゃない」と弱々しく言い返すヒーロー。

とはいえ、スクアルスはそれを理解している上で金的をお見舞いしただけ。

ならばどうしてほしいのか、その口でちゃんと言ってみろ。

と、自尊心に羞恥心。諸々をくすぐるように、魔王としての役割を果たそうと。悪魔の囁きを繰り返す。

そう、この店ではヒーローはヒーローでなくなる。

それが本人にとって救いとなるのか破滅となるのか……。

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