今週のヒゲのワンドロ舞台裏/THE BACKSTAGE STORY OF THIS WEEK'S ONE HOUR DRAWING CHALLENGE (Pixiv Fanbox)
Published:
2018-09-11 05:59:33
Edited:
2018-09-11 08:09:02
Imported:
2022-12
Content
今週の「ヒゲ版深夜の真剣お絵かき勝負60分一本勝負」、の作品の楽屋話。
「60分一本勝負」では、基本的にちょっと変わった構図の絵を描きたいな、と思ったりしています。やはり絵描きとしては、そういう方が面白いですし、勉強にもなります。
今回はとりあえず「手」を中心に、勢いがある構図を描きたいな、と思いました。
作業時間は1時間。と、言っても、お題は土曜日の夜10時に発表されるので、下調べと大雑把な構図は事前に考えておきます。下調べも入れて1時間はさすがに無理なのでw
まずは「執事」で検索。基本的に画像検索は日本語ではなく英語で行います。国内のものだと他の作家さんたちとイメージがバッティングしてしまう可能性がありますし、やはり英語で検索を行うと得られる結果の数が全然違うので。「butler(執事)」「butler uniform(執事の制服)」「butler at work(仕事中の執事)」、そして「sexy butler(セクシーな執事)」等などで検索をしました。検索の際には英語で検索しても、日本国内にいることが検索に反映されてしまうので、ちょっと面倒なのですが……。今回興味深かったことは、「butler」で検索すると、相当数、日本の漫画「黒執事」の画像が出てきたことですw さすが世界的な人気作品です。
そんなこともあって、結局、「黒執事」的な世界を描くことに……。というより、「黒執事」の情報で頭がいっぱいになってしまったのでw 「流血の執事」、「バトルをする執事」、そんなイメージ。この段階で事前の調査が終わり、構図も同時に大雑把に頭に浮かべました。
さて、作業開始。ここからが1時間です。
最初にDAZStudioというデジタルポーズ人形のソフトを使って、大まかなポーズを決めました。執事なので手にウィスキーボトルを乗せたトレーを持たせたいと思ったので、トレーに乗ったウィスキーボトルの既製品の3Dデータも活用しました。小物等必要なものも、事前に準備しておきます。
次にざっくり下絵を描きます。1時間という時間制限があるので、クロッキー(下絵の下絵、のようなもの)を取らずに、そのままザクザク下絵を描いていきます。ポーズ人形を使うと、頭部のデッサンが狂うので、頭部はポーズ人形にあまり頼らないようにしています。発表してから思ったのですが、今回の絵の中で「手」は重要な要素なので、「手」もポーズ人形の資料に頼らなければよかったなあ、と、ちょっと反省。
「流血の執事」なので、流血を書き込みます。血しぶきは既存のブラシを活用しました。既存のものをどんどん使ってゆくのも、短時間で効率的に作業をするポイントです。
要素がそろってきたのでテキストを配置します。イラストに文字を加えることは、ある意味邪道なのかもしれませんが、絵と文字で構成される世界が好きなので入れてしまいます。漫画が好きなのも、絵と文字で構成されているからかもしれないですね(*´∀`*)。
これで大雑把な構成、下絵が終了です。
この後、仕上げを行いました。その話はまた次回!
The backstage story of my illustration for this week's ONE HOUR DRAWING CHALLENGE.
In OHDC, I always would like to experiment “composition” because it's challenging. This time, I wanted to try something “action”.
Though it's ONE HOUR CHALLENGE, I do research beforehand about the subjects. This time, “butler/bloodshed”. Then I googled , “butler”, “butler uniform”, “butler at work” and, of course, “sexy butler”. This research is to get an inspiration for my drawing.
Interestingly I found so many images of Japanese manga, “Black Butler”. OMG, to the end, my mind was filled up with the images of “Black Butler”. Good grief.
OK, I decided to draw something like that; a bloodshed battling butler. AND I got a rough idea for the composition.
Well, let's commence. The beginning of one hour.
Firstly, I used DAZStudio 3DCG pose figure to get the glimpse of the composition. I wanted the butler in my drawing to hold a tray so that I got 3D models of a tray and a bottle of whiskys as reference.
The rough draft continues.
Referring the 3DCG image, I quickly drew the image. Keeping the 3DCG image just as a reference is a key. I won't recommend to rely it on too much. Keep it just as a reference.
Then added bloodshed. I used ready-made brushes to use the limited time efficiently.
Since I almost finished the composition, I added some texts. I really like the combination of illustration and text. I guess that's why I like manga very much.
This is the end of first rough draft. It was around 30 minutes.
Next, finishing the work. To be continued....