Changed 黒竜化 (Pixiv Fanbox)
Published:
2020-04-24 14:40:27
Edited:
2023-07-10 15:00:37
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Changedの主人公のゲームオーバー時の姿の1つ。
2枚目はラバースーツっぽく縫い目の描写アリになっています。
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・・・あれだけ細心の注意を払ったのに。
今回「も」僕の脱走は失敗に終わってしまった。
その巨大な腕で背中をひと撫でされただけで、僕の全身は徐々に黒味を増していき、一瞬のうちに撫でてきた巨大な腕の持ち主と同じ・・・黒いドラゴンの姿に変化していたのだ。
黒光りするゴムのような、この研究所にいた連中と同じような体表。
どこから見ても僕は人間では無くなってしまった。
背後の窓の外に広がる鮮やかな黄昏空の色合いが、途方に暮れる僕の気持ちを更に沈めさせる。
「これからどうすれば・・・・」
僕はうなだれるように両腕を地面に付け、半ばパニック状態になっている頭を少しでも冷静に保とうとした。
その時。
「え?」
僕は・・・
下腹部の縦に割れた皮膚の割れ目から、今までに見たことのないような生々しいものが見えていたんだ。
それが何かなのはなんとなく分かっていた。
こんな時になんで・・・と思っていたのも自覚していた。
でも・・・
僕は無意識のうちにそれを4本指となった腕で掴んでいたんだ・・・。