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『絆と試練を司る神』なる存在は、このシュレイヤ遺跡地下にのみその存在を認められている。称える宗教もなく、歴史に登場したこともない。誰も名すら知らない神だ。


「果たして、この声は本当に神と呼べるようなものなのですかね」

ディカッドは眼の前のガーゴイルを砕きながら言った。さっきまで彼らに襲いかかっていた有翼の魔物は、最初からそうだったかのように岩と土の塊に戻っている。魔物が砕ける音に混じって、ディカッドの頭の中に声が響く。

『汝らの強さは示された、通るがよい』。この遺跡地下に潜ってから、すでに何度も聞いた声だ。


「つまり、ディカッド殿はこの神を名乗る存在は偽物である、と?」

「ハハハ、そこまで断言はしません。私は僧侶であり、考古学者ではありませんから」


そんなディカッドのすぐ横、剣を鞘に収めながらオスリックは聞いた。神を騙る声が実は悪魔だった。そのような話は英雄譚ではありがちな話だ。


「我々の使命はこの遺跡の調査です。しかし、もしこの声が人々を惑わし、騙し、悲劇をもたらすものだとしたら、このディカッド許すわけにはいかない、という決意表明のようなものです、ハッハッハ」

そういってディカッドは僧侶と呼ぶにはあまりにも屈強な肉体を見せつけた。


「なるほど、それはもっともであるな! 確かに悪の企みであると知りながらそれを放置するなど、このオスリックも……聖騎士の名が廃るというものであるな!」


そんな暑苦しい態度にオスリックは迷うことなく賛同し、これまた暑苦しい信条を上乗せした。


ダンジョンの調査を二人に任せたギルドマスターベアセスの判断は正しくもあり、そして間違っていた。

聖騎士と僧侶。聖なる魔力と屈強な肉体、そして正義を愛する心。

数多くの共通点を持つ二人の男の相性は抜群。回復能力も倍ならば、筋力も倍、勇猛さも、正義も倍、倍、倍だ。そしてその結果、慎重さや思慮深さといったものに関しては半分以下の有様だった。


二人は躊躇うことなくズンズンと最奥部まで突き進み、数多くの試練をあっという間に乗り越えていった。


「僧侶とのペアと聞いて、てっきり吾輩が前衛をつとめるものとばかり思っておったのだが、いやはやどうして吾輩以上に前に突き進み、そして功を立つ者など初めてだ!」

「いやいや、これもオスリック殿があればこそですよ。我が身を顧みることなく悪を絶とうとするする勇猛さ、見ていると心が奮い立つというものです」


二人は互いを讃えながら、また一つ部屋を踏破した。

ダンジョンは同じような部屋の連続でできていた。

入ると扉が閉まり、その部屋に設定されている試練が二人を襲う。

謎掛け。ゴーレム。ガーゴイル。

それを乗り越えると声が聞こえる。

扉が開き、また次の部屋に。この繰り返しだ。


「しかし、何故このような大仕掛を作り上げたのか」

また一つ部屋を踏破したディカッドが不思議そうに言った。ハイペースで進みすぎたのか、その法衣とタイツの中にはじっとりと汗が滲んでいる。

「侵入を拒むというよりも、我々を鍛えるかのようなものばかりだ」

戦い続けて高揚した精神の影響なのだろうか、ディカッドは冷静な口ぶりで語りながらも、パンプアップした自分の二の腕をうっとりと見つめている。


「あるいは本当に、ただの修練場であったのかもしれんな!」

オスリックも同じように、鎧の中で熱くなった肉体を冷ましながら言った。

「絆と試練、すなわち我らのような屈強な男たちを鍛え上げ、さらなる脅威に対抗させようとしているのかもしれんぞ。だとすればこの声も、そう悪いものではない……どころか、むしろ善神であるかもしれんなあ!」


二人はまさに鍛錬を楽しむような態度と速さでダンジョンを攻略していった。実際適正よりも二人の実力は遥か上であり、困難なものなど殆どなかった。もしも報告書を書くとするならば、「怪しき点こそあるが、問題なし」といった内容に収まるような冒険だった。これまでは。

「ここが最奥部、ということかな」

そしてついにたどり着いた先、目の前に扉がないことを確認してディカッドは言った。

これまで用意されていた仕掛けやゴーレムはなく、代わりにがらんどうの大部屋が用意されている。あきらかに異なる作りだ。


「豪華賞品、というわけにはいかんか」

「しかしこれはいったい、なんの試練をこなせというのだ?」

訝しむ二人に、まるで答えを与えるかのように声が響いた。

『睦まじき姿を見せよ 睦まじき雄者の姿こそ真の宝なり』

「むぅ?」

その声が聞こえると同時に、入ってきた唯一の扉が音を立てて閉じた。


「睦まじき……か」

「我々は二人、力を合わせてこのダンジョンを踏破したと思うのだが、それでは不足だった……とでも言うのだろうか?」

「そ、それならば妙だ、私はこの旅を通してオスリック殿を深く信頼しております!」

「吾輩も同じだ、このオスリック、僧侶ディカッド殿の男気にはまっこと感服いたすことばかりであったぞ!」


二人はゴツゴツとした顔を向かい合わせ、誠実に正直に答えた。


「であれば、この後の行動で示すしかない、ということだろうか」


二人は互いを見つめたまま、静かにうなずいた。

決意に満ちた雄者たちだったが、傍から見ればその行動はなんとも間の抜けたものだった。


睦まじき姿。

その言葉を額面通り受け取った二人は、まずはその通りの姿を見せることにした。


まずは分厚い手のひら同士を繋げて握手をしてみた。

何も起きない様子を見て、今度は酒場で酔っ払いがするかのように肩を組んでみた。

それでもだめとなると、今度は少々恥ずかしがりながら大声で歌ってみた。


だがそのいずれに対しても、扉も声もなんの反応もなかった。

組み手。祈り。別の文化の握手。

思いつくものを一つずつ試したが、そのどれも全く実を結ばなかった。

壁は動かず、声は聞こえず、ただ無為に時間だけが過ぎていく。



「さて、どうしたものか」

二人は顔を合わせずに、同じような言葉をつぶやきながら頭を掻いた。

敵が迫ってくるわけではないが、食料や体力には限界がある。このまま閉じ込められ続ければ、人間に待っている結末は一つだ。

静かな窮地だ。

なんとかしなければならない。


…………だが二人は頭に浮かんだ解決策を言葉にしていなかった。

たった二人でダンジョンの最奥部にいるにしては、不自然なほどに距離が離れている。

チラリと互いの顔を見つめ合うと双方の視線が交わった。

二人は口々に「さあどうするか」「どうしたものか」と言葉を濁して顔を背けた。


双方気がついている。

その可能性に。

しかし、それを口に出すのは憚られた。



静かなまま、短くない時間が過ぎた。


「まだ試していないことが……一応……」

ディカッドが意を決するように呟いた。

どんなに汗を掻いても身に着けていた法衣を、ばさりと体から取り払う。鍛え上げられた筋肉がくっきりと浮かび上がる深い青色のタイツ姿になると、ディカッドはゆっくりとオスリックに近づいた。

「その……もちろんオスリック殿が望まれていないことはわかっているのですが」

「ぬぅ、いやその、気に病むことはありませぬぞ。我らは無事ここを踏破し、安全を確認し、情報を持ち帰るという使命がある、のである…………からして」


なにをするという言葉を交わす前にオスリックもまた立ち上がった。まず武器を外し、鎧の留め金に手をかける。互いにおそるおそる距離を縮める。


「しかし、どの程度、その……睦まじき姿とやらになればいいのですかな」

「う、ううむ……案外少しで済むやもしれませんぞ」

青いタイツ一枚になったディカッドと、鎧をすべて脱いだ軽装のオスリック。二人の汗ばんだ体二つが、今にもふれあいそうな距離に近づく。


「そ、それでとはとりあえず……」

どちらともなく手を伸ばし、ついに触れ合った。

それは筋骨隆々の男たちがするにしては、まるで童貞同士のようなぎこちないものだった。

その目的で二人共にあったわけではないもの同士。望まぬ者同士。

だがしなければいけないもの同士。

どうしてもぎこちなくならざるをえない。


「むぅ…………」

ディカッドの股間がオスリックの、剣を握るために生まれてきたような手に包まれる。

体温の高い手のひらで優しく刺激され、ディカッドは腰を揺らして喘いだ。


「ふぅ……うぅうぅ」

オスリックはディカッドに尻を揉まれて喉の奥から声を漏らした。刺激で言えばたいしたことはない。だが、すぐ目の前の男の頭髪や首筋から立ち昇る男らしい匂い……といえば聞こえばいいが普通の人間ならば顔をしかめるような濃い体臭がその興奮を強めている。


「あぁ……こ、心地よくなって、きました」

「わ、吾輩も妙な……いや、良い気分だ」

二人はぎこちなく喘ぎながら、ぎこちなく股間や尻をまさぐった。

仲睦まじき姿。その最終地点と思われる行為を二人は始めていた。端的に言えば、セックスの前戯だ。

「こ、困ったものだな、こんな試練だとは」

「ま、まだ決まったわけではない、のですが……しかし、試さないことには、わからないですからな」


仕方がない。

そう言いながらも、二人の股間はたちまち勃起し、腰を浮かしながら卑猥な形が浮かび上がっていた。


「……し、しかし、おぉ……なんとも立派ですなオスリック殿」

「それをいうならばディカッド殿の方こそ、いやなんとも屈強な肉体に相応しい肉棒を………」

「それにその香り、その顔、ああぁ…………はぁぁ……」

「む、ぬぅう……っっ」

それは互いの恥ずかしさをごまかすような言葉ではなくなっていた。

急速に熱が高まっていく。


「あぁオスリック殿、聖騎士に相応しい肉体でありますな……あぁ……ふぅ……うふぅう」

様子がおかしい。それに気がついたのは、オスリックだった。

股間をじっと見つめるその瞳に薄っすらと怪しげな光が浮かび上がっている。

「こ、これは」

「どうしたのですかなオスリック殿、手が止まっておりますよ、ほ、ほら……我々が仲睦まじい姿をさらけ出し、見せつけなければ……こ、これも人々を救うため、世のため人のためですよ」


股間に浮かび上がった紋章が、強くいやらしく明滅している。雄の性欲を封じ、開放し、歪める呪い。

誰にも口外したことはないオスリックの秘部が、今まさに強烈に輝いていた。まだ外は夜になっていないはず。だが、度重なる刺激によって活性化してしまったのだ。

「こ、これはまずい……!」

かつてこれに苦しめられてきたオスリックだったが、それらはすべて自らの内側だけで収まっている問題だった。すなわち今この瞬間になるまで、この光が、魔力が、他者にまで影響するということを知らなかったのだ


「ディカッド……殿、も、もしや『これ』に」

「なにをしているのですかな……さあ、もっと大胆に、男らしく行きましょうぅ……」

ディカッドの目は明らかに正気を失いつつあった。彼にもとから備わっていた性欲が、一斉に解放されている。その欲望は強烈な渦となり、禁欲的であるはずの僧侶を突き動かしていた。


「ナゼだか体から力が湧き上がってくるのです、おお……これはきっと、我々の絆が証明されている証拠です」

ディカッドはオスリックの言葉を待たず、その肉体を押し倒した。


「ほ、ほうら、こんな変態な行為も、ハァハァ……正義のためをおもえば、そして……オスリック殿と育んだ絆があれば……簡単にできてしまうのですよ」

ディカッドは恥ずかしげに顔を歪ませながらも、顔面をオスリックの股間に擦りつけた。

勃起した肉棒に頬釣りをする顔が、助平なサルのように歪む。

「あぁディカッド殿、わ、吾輩は……うっ、あぁ……なんて立派な肉棒であろうか、あぁ……そんな物を見せられては、みせられては……!」

オスリックはそんな顔を見ながら、嫌悪感を抱くどころか激しい興奮に苛まれていた。

自らの肉体に欲情する姿が、何故だろうか言いようのないほどに愛おしい。

これがこの呪いのせいなのだろうか

そんなことを考える冷静な判断力は、真っ先に失われていた。

「た、たしかに、私のこの力は、このときのため……我々がこの困難を乗り越えるために神が寄越したものなのかもしれんですな……♥」

ほしい。

からみたい。

この眼の前の雄がほしいほしいほしいほしい。


その欲望が完全に騎士を覆い尽くした。

オスリックは負けじとディカッドの体に覆いかぶさりマウントポジションを取り返した。


「おぉぉ、なんと大胆な!」

「騎士として、ときにはこうして大胆な攻めに転じる必要があるというものであるからなあ♥」

オスリックは勃起した股間をディカッドに擦りつけた。男女でするように股間同士をグリグリと刺激し合う。

わざとらしく大げさに「おぉぉう♥」と喘いでみせること数回。演技はやがて演技でなくなり、本当に快感の声が上がり始めた。しかし……

「ま、まだ扉が開かんようですなぁ」

「ううむ、これはこまった、こ、これ以上となると……♥ むふぅ♥」


二人は鼻息を荒くしながら、顔をゆっくりと近づけた。

互いに鼻と鼻、目の目が合う。その表情だけで言葉はいらなかった。

尖った口先が、下がった眉尻が、熱い息遣いが、代わりを務めた。


「で、では」

「しょうがない、しょうがないぃ♥♥」

どちらともなく、むくつけき雄者二人は顔面を重ね合った。

唇と唇が少しの隙間もなくぶつかりあう。ねっとりとした唾液が、舌が、絡まり合う。

ぼんやりと二人の体が淡く光る。

それは全く同じ輝きで、まるで一つの肉体であるかのように二人を照らした。


「「ンンンンッッッ♥♥♥」」

オスリックは跨った僧侶の体の上でいやらしく腰を揺らした。

尻の肉でディカッドの筋肉を刺激すると、彼の顔がいやらしく歪むのがわかった。


「さ、さあもっと、もっと仲睦まじい姿になろうではないか、そうしなければ出られないのだからあ♥」

オスリックの言葉がディカッドの脳に届くその瞬間、彼の股間にぶら下がった睾丸から大量の雄汁が湧き上がった。

「しょうがない。それはもう背に腹は代えられないですからなあ♥」

しょうがない。しかたがない。これも世のため人のため。


そんな言葉を繰り返しながら、オスリックは尻を、ディカッドは股間を刺激しあった。


「か、絡まなければきっとダメですな、ああ、そうに違いない♥」

スケベ男そのものの顔をしながら僧侶が喘ぐ。

「ちょっとでも嫌そうな素振りをしてしまっては、それはもう失敗になってしまいそうですからなあ、さあもっともっと……♥」

聖騎士は使命感に突き動かされているかのように腰をふる。

「ああ、しかし吾輩の尻穴に、このように立派で逞しい雄の塊が入ってくるというのは、な、なんとも物怖じしてしまう」

「なにを言いますか、あれほど勇猛な戦いぶりを見せていた騎士殿であれば、きっと私のこのチンポなど、ごくごく普通のサイズに違いありませんよ」


オスリックは言葉の上では拒みながら、明らかに興奮していた。

ディカッドはそれをわかった上で、自分の太く逞しい肉棒を見せつけた。


二人は自分の立派な竿や尻を触れ合わせながら、このむず痒い前哨戦をたっぷりと楽しんだ。

そしてついに一線を越えたのは、オスリックの方からだった。

「さあ、こうしている間にも、吾輩たちがいない世界で、吾輩たちを求める声が、求める声が聞こえておりますぞ!」

「ぬぅう、た、たしかに、モタモタしてはいられない、早く、一刻も早くここから脱出しなくては、一刻も、早く、早くっ♥」

二人は声を荒らげながら、腰を打ち付け、尻を打ち付け、バチンバチンと激しい音を立てた。

逞しい肉棒が、逞しい尻の穴にまるでそうするのが自然かのように潜り込んでいく。

「おぉ、おぉぉお♥♥」

ズルリと尻に巨大な肉棒が入り、その体内を深くえぐった。

「ぬほぉぉおぉおなんと立派な肉棒だろうか! さ、さすがディカッド殿……戦いぶりに勝るとも劣らないデカマラでありますぞ♥♥」

「あぁっぁオスリック……こそ、なんと力強い尻穴か、ぬぅうう、男を堕としてしまう強さと逞しさに満ちております♥♥」



激しく打ち付け合うだけでなく、二人は互いを称え合い、そして愛し合った。

言葉だけではない。肉体だけではない。口から溢れる欲望をキスで絡ませ合い、肌と肌、肉棒と尻、胸板と胸板。鍛え上げた者同士を競い合うかのようにこすり合わせる。

「どうだあ、わ、我々はこれ以上ないほどに、互いを……尊重し、仲睦まじき、絆を結び、おぉおお…………締め付けがぁあン♥」

「わ、吾輩の、腹の奥までディカッド殿を感じておるぞおおお♥ ああ、これはもう……深く深く、絆が結ばれてしまううぅう♥」

「あぁあ……これ以上は、これ以上は、出てしまう、私の逞しい雄汁が、オスリックの中に、むぅうう♥」

「な、なんと、吾輩の中にであるかっ、この奥に、中に直に、こ、これ以上の絆はないっ、存在しないっ♥」

「そ、その通り、これは私達の絆の証明っ、我らの……ああ♥ はぁぁたまらんたまらん♥」


僧侶だと言われても誰も信じないほど激しい腰使いをする男。

聖騎士などと言われても耳を疑うような顔で尻穴で感じる男。


二人の雄者は射精寸前の快感に咽びながら、グチョグチョと結合部を出し入れした。肉棒が根本までズッポリと入る快感。

前立腺が容赦なくゴスゴスと潰される衝撃と快楽。


セックスの快感にすべての脳細胞が悲鳴を上げ、喜び、そしてとろけていく。


「ぬほぉぉお♥ イク、イッてしまうぅう、さ、さあもっとたっぷりの絆を私に吾輩にみせてくれえディカッド殿ぉぉお♥」

「おぉぉうぅう私も出すぞ、この聖騎士の素晴らしい美しい肉体に、この僧侶の逞しい雄汁を注ぐぞおお、さあ、私の種を受け入れてくれええ♥♥」

「「っっんんんんんっ♥♥♥」」


二人は声にならない悲鳴と喘ぎを上げながら、再び口と口を重ね合わせた。

互いを讃える言葉を、快感の喘ぎを、そしてチンポとケツが満たされる喜びを、口の中で交換しあい、愛し合った。





「……………。さ、さあもっと絆を確かめあいましょう、つ、次は僧侶ディカッド殿の、尻の逞しさを見せつけるべきであるぅぅう………♥」

「な、なるほど確かに、それは……あぁ、私の強い場所は……盾とこの立派な筋肉だけではないと……証明しなくてはぁぁ………♥」


射精を終えた二人はまったく衰えることも萎えることもなく、さらなる欲望を求めて絡み合っていた。

そんな二人の直ぐ側で、扉が開いていた。


だが二人は気づいているのかいないのか、ただただ愛し合い、絡み合うことに夢中になっていた。

そのまぐわいはそれから三度、四度、雄者の体力が続く限り継続された。




報告書


内部はゴーレムおよびガーゴイルが複数出現。野党や魔術師などの悪党の存在は確認されず。

ダンジョンの最奥部では、絆を確かめ合う動作を求められた。


これは精神的なものだけではなく、肉体的接触を含むものである。

具体的には性交渉に類する行為をおこなって初めて解放された。何回の性交渉で絆を証明できるかは不明。

このような内容であったため、正確な報告が今日まで上がってこなかったものと思われる。


何故このような試練を用意しているかは依然不明。

しかし、最後の試練以外はまっとうに戦士を育成するものであるため、危険は少ない。


最後の試練だけが、本来の目的からそれて歪められた可能性がある。

最奥部にだけ、他の部屋には見られない紋章が存在していた。

しかしいずれにせよ、何者による行いかなどは不明。


オスリック

習得:片手斬り練度(小)

習得:対物理攻撃力(大)

習得:コンビネーション(中)


習得:アナル感度(大)

習得:同性愛性嗜好(小)



ディカッド

習得:前衛能力(小)

習得:コンビネーション(中)


習得:アナル感度(小)

習得:淫紋(小)

習得:同性愛性嗜好(小)



ディカッド×オスリックf

Dicad×Osric_ENGtext

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ruler

すごい! 次回の投票をもう楽しみにしています。