ブルータイタンVS触手怪性物 (Pixiv Fanbox)
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「フッ……ン! もう大丈夫だ!」
間一髪。崩れ落ちる瓦礫が少年たちを押し潰す、その寸前でブルータイタンは颯爽と登場した。
「このブルータイタンが来たからには、もう好きにはさせん!」
青く逞しい巨人は力強く叫ぶと、少年に絶大な安心感を与えるタイタンスマイルを浮かべ振り返った。しかし彼らは喜ぶどころか、言葉を失い力なくアスファルトに崩れていた。
無理もないことだ。砂塵の向こうでは、大型の怪生物が暴れまわり、そのグロテスクな触手でビルを破壊し回っているのだ。
瓦礫を除けて、一刻も早く彼らを力強く抱きかかえてここから逃してあげなければ。
ヒーローは使命感に燃えると、ぐいと瓦礫を押し戻した。
「少し待っているんだ、こんな瓦礫……ヒーローには――んッ!?」
そこでヒーローは気がついた。股間部分に優しく、柔らかく、小さな違和感があった。
瓦礫を支えたまま視線を下へ移す。ヒーローのマスクの下の優しい目が見開いた。怪性物の邪な触手が、よりにもよってブルータイタンの逞しい股間にべったりと張り付いているではないか。
「くっ! 数少ない弱点であるポイントを狙うとはっ!」
ヒーローは声を張り上げた。
しかし、この大声はあくまで悪の卑怯な手口を糾弾したにすぎない。
焦っているのではない。
諸君はまさに今、ブルータイタンピンチが大ピンチに陥ったとお思いかもしれないが、
この青く光るスーツがある限りブルータイタンの防備は完璧なのだ
「卑怯者に勝利は訪れない! さあ、一気に決めさせてもらうぞ!」
余裕の笑みを浮かべたブルータイタンだったが、さしものヒーローの英雄譚にも、例外というものがある。
「――ンォッ!?」
感じたことのない違和感が股間と、視覚と、聴覚とを刺激してきたのだ。
これは……触手から発せられているのは――特殊電波だ!
マズイ。これだけは。これを浴びてしまっては……!
しかしもう遅い。一瞬の刺激により、ブルータイタンスーツは光と共に消滅し、そこに現れたのは家庭を支える一人の父、大山英勝だった。
「まさか、この怪性物、フォールンヒーローか!」
フォールンヒーローとは人工怪性物、組織の手に渡ってしまったヒーローの堕ちゆく末路なのだ。
「変身シグナルを逆転換した変身解除電波か……!? 組織め、一体どこまで!」
突然の窮地に動転、怒りや羞恥によりブルータイタンは一手遅れてしまった。
「ぬっ! ち、ちん……性器を! この触手め! あがぁ!」
今のブルータイタンを守るものは妻の買ってきたボクサーパンツただ一枚だ。
もちろんヒーローなのだから性器は弱点で、そこを責められてしまえば秒速で超・勃起してしまうのは仕方なのないことである。これはヒーローである以上、逃れられぬ運命だ。
「くそっ! 触手の愛撫なんぞに負けるはずがぁああああああああんおぉぉ!」
触手はチンコを包み込むが早いかインナーテンタクルを利用して尿道責めをはじめる
ただでさえ弱いチンコの、鍛えようがない内部を責められてしまえば……ヒーローだって、お父さんだって、どんな偉い人でもだれだって降伏宣言の雄叫びをあげるしかない、しょうがないのだ。
「あっ、もっで、出るぅうううぅぅう!!」
そして内部から前立腺を責められてしまえばこれだけ早漏なのもまた、しょうがないのだ。
「と、とまらなっ! あ、あ、あ、あああぁ! 中出し! 少年たちの前で公然の中出し……! こんな、中出し完全敗北してしまうぅぅう! おぃぃぃぉおん!」
フォールンヒーローたちはヒーローを改造して製造されるパターンと精液を採取して製造されるパターンの2種類があるのだ
つまりこれはこの私の優秀なヒーロー遺伝子を欲した組織の……組織は私の遺伝子を欲しているのだ……。
「おおおぉおおぅ! 怪性物のパパにぃ !なっちまってる! 子どもたちの見てる前で! ヒーローがチンポで子作りしてしまっているぞぉおお!」
白くてドロドロとしたヒーローの精液が怪性物の中に飲まれていく。
すごい量だ。とてつもない濃さだ。最強の精液だ。
……こうして組織は最強のフォールンヒーロー「イービルタイタン」を製造し世界は未曾有の危機に堕ちることとなったのだ……。
「ふぅ……ッ、うぅぅ……は、仮想敗北訓練、しゅ、終了ぅぅ……ふぅぅうーー……」
汗だくの体から息と力を吐き出して、股を大きく開いて腰をふる。
先端に残った雄種を、たっぷりとったティッシュにこすって落とすと、ようやくこれで一段落だ。
もちろん、私は悪の怪生物の中になど出していない。ちゃんと八割はティッシュで拭き取った。残りは体にかかったり、床に垂れてしまったが、これはあまりに雄として優秀過ぎる故に仕方がない、いわば弊害なのだ。
「――ッ今日もなかなかの敗北だったな……」
敗北を想定して訓練はヒーローの大切な任務だ。勝利ばかり考えていては、立派なヒーローとはいえない。しかし最近、妄想だけで達する回数がどんどん増えている。
仕事帰りの頑張り臭に満ちた自らの体を感じるとつい、スイッチが入ってしまうのだ
「よし、今日は銭湯にでも行くか、ついでにランニングトレーニングだ」
また汗を掻いて、逞しくなって、サウナでさっぱりしてこよう。
父さんまたもうひと踏ん張り、してしまうかな?
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Blue Titan VS Tentacle Monster ENGtext