雄性矯正センター No.5「田力巌」 (Pixiv Fanbox)
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最初は生徒の悪い冗談かと思った。
しかし、その通達は何度見直しても、教育委員会からの正当なものに違いなかった。
「教則用の………性交映像の撮影。センターにて……。田力 巌。この……俺だよな、センターってのはいったい……、いや、性交って、あの性交のことだよな」
性交、という言葉の意味はどう頭を捻っても一種類しか思い浮かばなかった。
もちろんただ黙って従う、なんてことはしなかった。
俺はまず校長へ確認を入れた。その後で教育委員会へ直々に連絡もした。だが誰に聞いても、この要請は悪戯でも冗談でもない、という返答だけが返ってきた。それどころか「いったい何か不都合がございましたか?」と心配げに尋ねられるほどだった。
俺はもう一度頭を捻って考えた。
スマホの普及で誰もがポルノ動画などへ簡単にアクセスできてしまう時代だから、そういった「猥褻なもの」に触れる前に性教育として「教育的映像」を見せて、性に対する正しい知識を身につける必要があるってことなのだろう。
そう考えれば……そんなに変なこと……ではない……かもしれない。
「性教育、じゃないんだよな。性交、なんだよな。ってことは……実際に、入れて腰振って、中に出すっていうことだろ。……それを撮影、俺の……腰振りを、か」
断ることもできないまま、約束の期日は一日一日と近づいてきた。
何故俺が選ばれたのかは今もわからない。訪ねても『個人的な事情や、特別な点が評価された』という答えになっていない答えが返ってきた。
特別な点、ってのはなんだ。
ガッシリとした野球部顧問のガタイか? 教師として真面目に教卓に立ってきたことが評価されたのか? 大人の男の平均ってことはないだろう。体つきも体毛も体臭も、それからナニも、平均値とは程遠いデカさのはずだ。
まさか。まさかとは思うが、俺がこの歳でこの見た目で、……………いや、そんなことを教育委員会が知っているはずがない。
約束の期日は、いよいよ明日に迫っていた。
馬力の出ない軽自動車で山道を走らせること1時間。俺はある建物にやってきていた。
「こんなにデカイ場所で、か……」
窮屈な車内から抜け出し、俺は爽やかな山の空気を吸い込んだ。結局ここまでやってきてしまった。
校長の言葉もあり、教育の為に身を捧げる決心を決めて来た。
そのつもりだったが……センターと呼ばれる巨大な窓のない白塗りの建物は妙に威圧感があり、たじろいでしまった。
映像は今後教材として生徒たちに見られることになる。
生徒たちに自分の「行為」を。
それも一回こっきりではない。今年度限りですらない。資料として、今後自分の映像が使われ続けるという話だ。教室で、視聴覚室で、時には体育館で俺の映像を流すかもしれない。
俺の性交を見る生徒は、のべ何人に見られることになるのだろうか。目眩がしてきた。見当もつかない数字だ。
「でも、教則映像参加教員への特別報酬……が」
俺はそれでも、止まっていた足を動かした。
教育のため、そして報酬のため、だ。
先月もまたとある『趣味』に散財してしまって、懐がかなり厳しくなっていた。それが、このたった一度の撮影で、軽自動車ともお別れできるほどの報酬が一気に舞い込んでくるのだ。
生徒のために行動でき、そのうえ懐も潤う。それに実際、それほど映像も使われないかもしれない。
「よし、行くぞ……」
俺は鍵をポケットにしまって、センターの扉をくぐった。
建物の中は外装と同じく真っ白だった。清潔感があり、病院を想像させる。消毒液の臭いがしない代わりに、少しばかり青臭かった。
一体何の建物なのだろうか、教育委員会の実習施設だろうか、それにしては規模が大きすぎる。
『田力 巌サン こちら→』
俺の名前だけが書かれた看板を頼りに建物内を進んでいった。
看板がなければあっという間に彷徨ってしまいそうな、複雑な施設だった。
廊下がずっと続き、等間隔の小部屋が並ぶように配置されている。部屋にはそれぞれ表札のような銀のプレートが取り付けられており、見た限りでは全てに男の名前だった。
不安が増す。しかし、ここから踵を返すわけにはいかない。考えすぎだ。公に教育委員会から依頼された仕事だ。おかしなものであるはずがない。
ついにプレートに自らの名前を見つけた。
ここだ。
意を決し、俺は小部屋へと足を踏み入れた。
涼しかった廊下から一転し、白一色の小部屋は空気の閉塞した何かが臭うような狭い空間だった。
天地から生えるように無数のコードが部屋を這っている。撮影用の電源だろうか。
『こんにちは 田力巌さん 今日はどうもご足労いただきありがとうございます』
やっと聞こえた肉声に張り詰めた緊張が和らいだ。
「あ、どうも、とんでもないです」
腹の底に響くような男の声だった。力強いが穏やかで、何か頭の隅に引っかかるような感覚を覚えた。
『今日はこれから、性交による射精運動を撮影させていただきます。教育的観点から、実際の女性ではなく性器具を使用させていただきます』
性器具……つまりはオナホールのことか。
それならば大丈夫だ。扱いならよく分かっている。
『それでは準備いたします。田力先生は服を脱いで、リラックスして待っていて下さい』
俺は言われるがままに服を脱ぎ、部屋のランドリーシュートへと投げ入れた。
パンツも投げ入れたときに、自分がまるで抵抗していないことに気がついた。風呂場でもない場所で素っ裸になっているのに、何故だか躊躇いのようなものを感じなかった。
この声の言われるがままに裸になって、性交の準備をするのが男として当然のことだと考えていた。
女とセックスできないと聞かされたのに残念と感じていなかった。リラックスしろと言われて素直に深呼吸をしていた。何もかもひとまとめに脱いだわりに、靴下だけを専用のボックスに入れさせられたことにも疑問を感じなかった。
「俺ぁ……いったい」
『リラックスしてお待ち下さい、すぐに始まります』
俺はぼんやりしたままただ待った。意識がふわふわしている。
おとなしくしていると、小部屋の床が開いた。
台座が見えた。その中央に、クリアブルーの何かがせり出していた。
「あ……」
その瞬間、俺の意識はピンと鋭く立ち上がった。
そして、俺はそのブツに釘付けになっていた。
まるでSF映画のようだとか、素材は一体何だとか、そんな疑問より遥かに強く、強烈に引き込まれた。
半透明の丸い物体に、小さな穴が空いていた。
吸い付きそうな入り口。膨らみ。奥まで続く長細い穴。
穴だ、あの穴が俺の目を奪う。奥まで続く穴は僅かにクリクリと湾曲してる。所々に小さなヒダがついていて、全体はキュッと引き締まった初心な細さだ。それでいて奥の奥には、まるでなにかを待ち構えたかのようにおおきなスポットがあった。
それがゆっくり、ゆっくりと床から迫り出してきている。
俺は生ツバを飲み込んだ。
剥き出しの肉棒が、クンッと根本から持ち上がる。
『しばらく待って下さい、まだです、もう少しです。準備しています』
俺はおあずけを食らった犬のように、前かがみになってしまった。この施設に対する違和感や、羞恥心が霧散していく。まだか、まだか、穴の準備を一日千秋の思いで待つ。
なんて良い穴だ。よく見るとトロトロに準備されているぞ。濡れ濡れだ。あれは男が欲しくてたまらない表情だ。
『では、………始めてください』
男の声がした。俺はブツに向かって駆けた。
『撮影を開始します』
低い男の声と同時に、ホイッスルのような音がした。
俺は教師でありながら、生徒のように素直に従った。いや、犬のように従順に飛びついた。
疾走っていると肉棒が右に左に派手に揺れる。
俺は魔羅の腹をバチンと叩いて気合を入れて、思いっきり穴に向かって突き出した。
「入れるぞ――よぉし!」
俺はいつも家でオナホ相手にするように掛け声を一つだした。これで男の意気が乗るのだ。チンポが真っ直ぐ逞しく伸びる。
さあ、俺のブツを味わわせてやる。
幹が太くて長くて強い、奥まで届く立派なチンポだ。カリがしっかりしていて、ガチガチになっている。
こいつだ。こいつでいくつものオナホを相手にしてきた。何十……いや、使い捨てを数えれば何百もだ。高校生の頃から新米教師になって、それからベテランの髭面の教師になった今に至るまで、何百ものオナホをこれで種付けしてきたのだ。
「オォォォ………!」
ずぶり、と入り口に亀頭が潜る。
この瞬間が楽しいのだ。
俺をを突き入れ、内部から侵食する行為。
自分ではない他者に「俺」を注ぎ込む行為。
コンドームをしては萎えてしまう。ローションたっぷりにして、濡れ濡れになったオナホにぶち込むのがいいんだ。
それを繰り返しているうち、ナマ以外で勃起しない自分に気がついた。つまり遊びや半端な付き合いができず、結婚を前提にした、デカマラが入る女性だけを求めてきた
結果運悪く、この歳に至るまで本当のセックスは未経験だ。だが、コイツ相手だったら、そんじょそこらの男が十人束になって掛かってきても負けない経験値があるんだ。
「入ってく、ぞぉぉぉ……」
そんな俺の受け皿になったのがオナホールだった。
使い捨てホールにハマり、少々高めのもの、電動のものと様々に味わい行き着いたのがこの下腹部を模したタイプだった。
適度な重量感、リアルな内部構造、まさに完璧な代替品だ。
どんなものでもこのチンポで征服してきた。
さあ、この特製のブツは俺を満足させられるのか。
俺は挑発的な笑みを浮かべ、チンポを奥まで一気に突き入れた
「ン――ムッうぅぅうう!!」
俺は口を引き結んで唸った。
具合が良い、なんてもんじゃない。
たった一突きでわかった。これまで買ったどんなものより、コイツは凄え。先月買ったばかりの三万円以上した高級品とだって比べ物にならない。
狭い入り口のわりに、力を入れて突くといい具合の締め付けだけ残してグイっと広がる程よい硬さ。狭い道をグイグイチンポで押し広げる気持ちよさがあるのに、キツすぎて動きにくいことがまったくない。
まるで俺に合わせて収縮しているみたいに、穴が俺のチンポを咥え込んでいる。
「フーッ、フーゥッ、な、なんて穴してやがるッ……!」
俺は体をピンと伸ばしながら呻いた。
クリアブルーの中に突っ込んだチンポは、俺の意志と関係なくビクンビクンと跳ねている。
気を抜いたら何度か擦っただけでイッちまいそうだ。
『それでは性交渉を開始して下さい』
そんな俺に発破をかけるように声が聞こえた。
そうだ、こいつは性交渉だ。
チンポをちょっと入れて気持ちよさを味わって、穴の途中で中途半端な量を出すなんて、男の仕事として三流以下だ。俺はたっぷり奥に種付けして擦り付けてやるためにここにいるんだ。
「う、おぉぉお……! おぉお!! フンッ……フゥゥ……!」
俺は歯を食いしばりながら腰を動かし始めた。
チンポの動きに連動するみたいに穴がヒクヒク蠢いて、クリアブルーの全体がぶよんぶよんと俺の衝撃を受け止める。
どんなに乱暴にしても壊れない、それどころか俺を受け止めて打ち負かそうとしてくる。なんて生意気な穴だ。俺は顔を真っ赤にしながらチンポを突き入れた。
もっと奥に入れてやる。もっと中に出してやる。まだだ、まだまだ、もっと溜めてもっと濃くして、たっぷり奥に入れてやる。
俺の一発で孕んじまうように、たっぷり擦って負かしてやる。
俺は下唇を噛み締め、ピストンを続けた。
今は水音ではなく、破裂音のようなすさまじい音がした。こんな豪快なセックスを生徒たちに公開するなんて。そんな乱暴なもの教材として相応しくないんじゃないか。
一瞬そんなことを考えたが……。
『良い姿ですね、もっと雄らしく、もっと雄としてふさわしくなってください』
だが、声が俺の弱気を粉々に破壊した。
声は俺を挑発しつつも褒め称えた。
そうか、世のオヤジってのは、みんなこうやって女を孕ませているんだろう。
それなら、弱々しいチンポ姿を見せる方が悪ってもんだ。男ってのはこういうものだ。ホンモノのセックスってのはこういうものだ。
腰の一突きごとに教えるように俺は更に激しくセックスを見せつけた。
「おぉぉぉ……、男ってのはぁ……こういうもんだぁ……。オヤジになるってのはぁぁ……こ、こういうものだ……ぁぁ。本番セックス本番、本番、ナマで出し入れぇぇ……こういうもんだぞおお」
俺は豪快に宣言しながら腰を出し入れした。
だんだんチンポが刺激に慣れてきて、気持ちよさが竿全体に広がってくる。イキそうな感覚との戦いだ。
ビクッと射精の感覚が俺を襲ってくる。
俺はその度、足をピンとさせ耐える。こうするとすんでのところで耐えられる、しかも気持ち良さがケツにまで伝わってくる。
まだガマンだ。
もっとガマンだ。
もっと広げて、もっと溜めて、最高の場所に最高の雄を注ぎ込むんだ。
俺のザーメン。精子。孕ませ汁。本番汁。
生ちんぽ汁。何億もの俺の子種。真っ白い男汁。
ああ上がってくる。上がってくる。
もっとだ、もっともっと濃く強く!!
良し、よしイイぞ。
かなり溜まってきた!
さあ、そろそろだ、もう限界だ、もう破裂しちまいそうだ。
腰にぶら下がった男の銃から、大事なもんがドピュっと出るぞ、出るぞ、出るぞ、生だしするぞッ!!
「―――おぉぉお、イクぞぉおぉ、イクぞおぉぉまず一発目だぁあ出すぞぉおお中にだすぞおおいいなあゴムなしで出すぞぉお思いっきり濃いのだす、出すぞぉおおおお! ナマで俺のチンポ汁出すぞぉぉお受け止めろぉおおおおお!!」
俺は叫んで、ガツンと腰を奥の奥まで突き入れた。
その瞬間の射精は、生まれてから今まで、一番気持ちいい射精だった。
「ハァハァぁぁ………!!」
俺は感激に声を上げた。
なんて気持ちいいんだ。セックスは最高だ。ナマセックス、子作りセックス、本番チンポ最高だ。だが……
「こ、……こんなもんじゃねえぞお、まだ終わらねえぞお! 俺の擦り付けてやるからなぁ、俺の種、絶対孕むまで擦るぞおお、こんな気持ちいい穴しやがってッ、抜かないでこのまんまゴリッゴリにしてやるからなあ、いいなあ、いいだろぉおヤるからなぁああ!!」
俺は休むことなく、そのまま腰を動かし始めた。
そして、終わることのない射精。おわらない中出しが始まった。
「ああーーー二発目イクぞぉおおさっきのと同じくらい出るかも知れねえけど受け止めろぉおお、はみ出さねえように奥にいれてやるからなあ、イク、イクッ、イクイクッ、イクぞォォッッ!! き、きっもちぃいぃッッ~~~!!」
「さ、三発目ぇはぁぁ気持ちぃいいナマセックスきもちぃぃい三発目でるぅ! ふぅう~チンポ汁出すのきもちいぃい、ここ気持ちイィい、この穴すげえ、気持ちぃい、中出し気持ちぃ、中に、俺の出してる、俺のチンポ汁出してるぞッ、もう完全孕んだ、かんっぜんにデキたぞ、デキたぞ!!」
「ハァハァ、チンポ、チンポ、チンポチンポチンポ、チンポッ、スッゲ出た、スッゲ出るッ、とまんねッ、とまんねッ、チンポチンポチンポチンポチンポチンポッ!!」
「はぁぁあ……いぃぃいッ、いぃぃいッ………俺のチンポイィィ………❤ むふッ❤」
『一度の性交渉を体験したこともないのに、凄まじい中出し欲求です』
何度の射精をかました頃だろうか。
男の声が俺を褒めた。
『それでいいんです。それでこそ、センターに招いた意味があります。ここに収集する価値があります。あなたの願望は、雄性の根底、根源にあたります』
俺はそれを聞きながら腰をくねらせ、グッチュグッチュと音を出している。
『命の誕生を意図する純粋な中出し欲求が私達……いや、私には必要なのです』
『田力先生、よくデキました。あなたを特別に雄として、センターに受け入れましょう』
「ああ、ハイ、ハイッ、うっす!」
腰を振るのに忙しくって、言っている意味はよくわかってなかった。だが、俺は喜んで返事をしていた。
よくわからんが、答えは決まってるだろ。
だって、この穴がずっと俺のものになるってことなんだから。
「出るぞ❤ 中に出すからな❤ むふ、むふッ、いっぱいつくろうないっぱいつくろうなぁ❤」
あー、そういえばこの声、大山先生じゃないかぁ