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1:ラフ

まずは構図から。

今回はなんか、キャラを見た瞬間に構図が降りてきたので「これだっ!」って感じのものをデッサン人形使って撮影しました。

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適当にトリミングしてキャンバスに合わせます。

あと、クリスタのゆがみツールもつかっていい感じに変形しています。太もも太くしたり、ほかにもなんかこう、好みの女体に整形してあげます。写真に撮るだけだと結構平坦な感じになってしまうので、デッサン人形使う際にはこういう小細工が重要ですね。

頭は無視してます。このデッサン人形頭身低すぎるので。

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なぞったりなぞらなかったりしながらラフを描きます。

なぞらなかった部分はだいたいが一度はなぞったものの微妙だった部分ですね。

顔はいい感じにパースをつけて。この角度の顔、結構好きです。

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髪の毛とか描いていきます。

俯瞰だと左右の髪のバランスとか大変なんですよね。ラフ段階で納得いくまで描き直したり自由変形したりします。

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服描きます。

申し訳ないのですが、元キャラの服のデザインが一部やぼったく感じたので、独自解釈でアレンジを加えました。靴下のレースの形とか。

胸の宝石っぽい奴はあとで消えます。

あと、「パンツは黒」という指定があったので、パンツにこだわりのある依頼者様なんだなーと思いつつスカートをとれるようにレイヤー分けしています。


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なんかいろいろ頑張ります。

まず色塗りは見ての通り。さっきも言ったように、服の上半分のリボン的な部分は元が白だったのですが単調に感じたので黒く変えています。

靴下の縞はお肉の丸さを示す大切な手段として丁寧につけていきます。

あと、なんかいい感じになるように上下左右を隠して構図を決めていきます。

今回、構図が降りてきたはいいもののなんか納得いかない場所も多かったんですよね。いろいろいじってます。

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最終的にこうなりました。

影をざっくりつけて、光源は奥の窓に設定しつつちょっと嘘をつくことで視線を誘導してあげます。……こういう光源って塗るの結構面倒なので今度からやめようかな(もっとはよ学べ)。

顔周りが光って見えるのは髪の毛にぼんやり入れたリニアライトのおかげですね。

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めずらしくえっちさせたくなったので竿を用意します。まあ見ての通り男のほうはあんまり力入ってませんが。

髪の2影を入れたのは1影が大きくて陰影が分かりにくかったからですね。

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2:線画・下塗り

線画ります。

まあ大きな変更はほとんどないですね。靴下とかそのまま持ってきてます。

線画って基本的に外枠を取っていけば割とラフの印象通りになる気がします。

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服も着せてやります。

線と線の交点に墨溜まり(黒いのを強調している部分)をつくってあげると立体感を出しやすいです。奥側にある線に墨溜まりを作るのがコツ。

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そして塗分け。

そして色ラフの影を移植。

まあたいして言うことはありません。頭と体と奥の腕とか、あとで塗るときにレイヤーが一緒だと影を塗りにくい場所はちゃんとレイヤー分けをしましょうって感じ。

服は別のレイヤーフォルダに分けて差分を作りやすくしています。

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3:塗り

目を塗っていきます。

ちょっと前から採用している目の描き方で今回も描いてきます。線画を途切れさせる感じで疑似的にキラキラしてる感じを出します。これ結構効果的で、変にきっちりした線を描くよりいい目ができます。


目の塗り方は基本的にベース、1影、2影という感じで塗りつつ、反射光やハイライトの裏にある赤色なんかを気分で混ぜています。仕上げとしてリニアライトやオーバーレイで色味を調整してあげるとこんな感じの透明感あふれるキラキラお目目になります。

あと、今回白目を薄くしています。薄くというのは文字通り、不透明度を下げています。なんとなく、白目がきっちりわからない方が可愛い気がして……

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1影を整えていきます。あと2影も入れます。

なんかおへそ周りがおかしなことになってますが気の迷いです。あとで修正されますので気にしないでください。


まあ1影はほとんど変わってませんね。胸の谷間あたりを丁寧に描写しましたが、それ以外はほとんど変わってません。特に髪なんて1、2影ともにラフから変化していません。

肌の2影はいつも通り、なるべく少なめに入れつつ局所的に立体感を強調するイメージです。ただ今回は1影が大きめなので2影も必然的に大きめです。このあたりは高度な柔軟性を維持しつつ臨機応変に……。


おぱんつは参考資料をさがしつつデザインしてます。線画の時点ですでに描いてました。ずらしパンツ、最近なんか好きなんですよね。

塗った後に赤っぽいリニアライトを入れて透明感を出してます。透明感のあるおぱんつはえっちなので。

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ハイライト入れたり諸々がんばります。

ざっくり白い色をエアブラシで吹いてぼんやり光らせてますが、これ結構微妙になるのでやめたほうがいいです。あとで修正してます。

そして全体を見ながら各場所の色を調整しています。色調補正は手放せない。髪の先端とかはオーバーレイで色味をうっすら赤っぽくしてみたりと、小細工が盛りだくさんです。

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で、ようやくおなかがおかしいことに気づいて修正を入れています。

元のラフと同じようにしつつ、おへそをやや小さめに。さっきまでのだとおなかがぽっこりしすぎですね。ぱんつと中心軸もずれてましたし。

あと、線画の色トレスを行ってますがちょっと白くしすぎです。あとで直ります。


4:背景

背景をガシガシ描いていきます。

まずは枕。赤いのがなんか微妙だったので落ち着いた色に変更しています。

体が乗って変形しているのに注意しながら影を描きます。ここがちゃんとしているかで枕のへこみ具合や質感、柔らかさが変わります。

体の周りにはうっすらと赤みをリニアライトで入れています。なんとなく人物が目立つようになる小細工です。反射光を大げさにしたもの、とも言えます。

シーツも似たようなイメージで。接地している部分にしわが集まることを意識します。

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窓枠とかも描きます。

なんかキャラのイメージとは違う木の窓枠っぽくなりました。このへん、なんか「お洒落な格好の娘が普通の家にいる」感を出したかったんですよね。普段住んでないおうちでおせっせしている、そういう……。

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光の効果を追加します。

これは覆い焼きとかリニアライトを併用しています。窓枠の影部分で光を切ってあげるとリアルになります。

それに伴いあちこちにハイライトを追加。さっき言ってた線画の色も調整しています。このあたりでようやく目指していたイメージに近づけている感じがありますね。

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男も描きます。描きたくねぇ。

まあおへそを描いてちょっとおなかを丸くしておけばそれっぽくなります。腹筋バキバキなの正直苦手。

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全体のバランスを見ながら影とかを整えていきます。

色もなんかギラギラしていたので落ち着いたものになるよう調整。

さっきのほうが好きな人なんかもいそうですが、落ち着いた感じにしたかったんですよね。

0影とかも忘れず入れてあげます。影の境界部分にある彩度の高い場所ですね。彩度レイヤーを使って引き上げています。

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なんか物足りなかったのでストーリー性を感じさせるようにいろいろ追加。

使用済みコンドームと飛び散る汗の染みで行為の激しさを物語っています。いや出しすぎやろ。

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仕上げはフォトショで奥側をぼかし、キラキラを入れて完成。

イメージはオクトパストラベラーのあの感じ。いいですよねあれ。

というわけで今回は完成です! 読んでいただきありがとうございました~。


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