Home Artists Posts Import Register

Content

 ラフです。

 「オリジナルでなんか描きたい!」という初期衝動から紆余曲折を経てこうなりました。なんか直接脳にこの構図が下りてきたので、大まかな構図を定めたあと黄金比やら三等分法なんかに基づいて位置を決めた感じですね。耳と尻尾は自前です。

 元々は「スカートはいてないように見える服」を着せる予定でしたが、この構図だとその持ち味を発揮できないと考えマイクロビキニ的なサムシングに。オリジナルはこういうところが柔軟に対応できていいですね。

 南京錠は咄嗟に出てきました。たぶん頑張って自分で施錠したのでしょう。鍵は公園の男子トイレの中。このまま服も着られず、取りに行くしかない……というシチュ。無垢な表情とエグい状況のギャップに萌えます。

 ところで鍵、どうやって開錠するつもりなんでしょうね? かけるときは押しつけて何とかしたようですが。



 線画ります。

 差分描こうかな、と決めたのでまずは裸を描いていきます。

 乳首はぷっくりえっちな感じで。あとは追加でニーソもはかせています。ニーソでくびれた太ももの肉っていいですよね。

 さらには首輪も。色合い的にワンポイント欲しかったと言う理由と、気をつけないと鈴が鳴って注目されてしまうという状況に追い込むための小道具の両面で採用しました。この子無事に帰れるのかしら。

 他の部分はおおむねラフ通りです。毛は当然のように荒ぶってますが……。



 下塗るます。

 特にコメントはないです。この段階って線画より完成度低く見えるから苦手です。にゃんにゃん。



 まずは目を入れます。これだけでだいぶ変わります。次に頬を赤く塗ります。これでめっちゃ可愛くなります。E-Noteのモチベーションが大アップ! 男って簡単だネ。

 そして体の1影を塗っていきます。今回はほとんどが体なので塗る面積が大きいですね。当然体重視の絵なので丁寧に塗っていきます。球体を意識して、普通の筆とエアブラシを駆使します。

 このまま肌を塗っていってもいいのですが、他の部分に影がないだけでクオリティが低く感じられるので髪を先に塗っていきます。モチベーションの維持も大切。

(あと、肌がえっちになりすぎると絵を描くペースが落ちるのよね、なぜか)



 髪と尻尾をやっつけました。超めんどかったです。誰ですかこんなややこしい線画描いたの。

 白髪って結構手間かかるんですよね。特にハイライト関係が。他の色ならスクリーンで天使の輪を塗ってやればそれでいい感じになるのですが、白だと白いハイライトは目立ちません。なので色々と小細工をすることになります。

 手法は二つ。一つは白いハイライトを入れ、裏に影を入れて目立たせる。もう一つは白以外で天使の輪を描く。このどちらかですね。

 今回は前者の手法を取っています。これでハイライトを入れたのち、影側に反射光を入れていきます。あと、乗算で色をグラデにしてみたり。


 そして猫の手ですね。毛っぽいのはブラシにテクスチャを貼って描きます。見た目よりだいぶ楽してます。道具さえあれば簡単ですね。あと、にくきうは作り物っぽくツルッとさせてます。色もちょっと大げさに。これでモノ掴むのは無理ですねぇ。ましてや鍵なんて。

 さらには首輪や南京錠も塗っていきます。この辺りは参考資料を見ながら丁寧に。首輪にはテクスチャを貼ってそれっぽい材質にします。金具は邪魔なので取っ払いました。なんか見栄え悪かったんですよね。



 いよいよお肌塗り塗りしていきます。

 どうにも血色が悪かったので色を変え、最初に描いていた影を彫り込むカタチで2影を描いていきます。とはいえ、ちょっと変えてはいますけど。特に胸の辺り。

 自動選択ツールを駆使してパーツごとに塗っていきます。アレ使わないと地獄ですよ、地獄。3影は要所要所に添えるだけ。

 そうやってディテールを作り込んだのちに、大きな影(上半身から腰に落ちる影とか)を乗算でザックリ塗ってやると、いい感じに情報量の多い影が塗れます。オススメの手法ですね。

 さらにスクリーンレイヤーでハイライトを乗せてやれば完成です。

 仕上げに顔周辺の髪に肌の色を乗せて馴染ませておきましょう。個人的に好きな工程です。



 先っぽを塗っていきます。えっちです。

 なんか元の線画よりも大きくなってるような気がしますが気のせい気のせい。えっちなのはいいことです。


 これで全ての色を塗ったことになるので、今度は線画に色を乗せていきます。こうすることによって、全体的に一体感が出てくれます。重要な工程です。



 仕上げに発光レイヤーで雰囲気を整えます。この辺りは個人の色彩センスによって異なってくることでしょう。私はすぐ青っぽくしてしまいますが、今回は赤や黄も使って温度を出していきます。

 そして各所を微調整。最後にスクリーンレイヤーで全体に薄く色を乗せ、統一感を出していきます。今回は赤紫色ですね。



 背景を描きます。

 今回のイラストはシチュエーションとかほぼ皆無のポーズ取ってる絵なので、背景は幾何学模様でまとめました。というかほぼ菱形しか使っていませんね。なんかこの工程結構楽しかったですけど、凝りすぎて時間を取ってしまいました。

 そしてなんとなく雰囲気から雪の結晶を散りばめます。季節感ありますねぇ。

 このままでは人物が埋没するので、縁取りで背景から浮かび上がらせます。

 最後にサインを書いて、完成!

 ……じゃないんですよね、今回は。



10

 服着せます。

 ……服? ええ、服ですよ。たぶん。

 この差分、思っていたよりめんどかったですね。肌に食い込ませたりしたのもありますが、乳首そのままだと不格好になったので少し圧縮したのが一番手間取りました。次はもう少し手早くできるかな?

 こういう構図の時は、上半身と下半身でレイヤーフォルダ分けしておいた方がいいかもしれませんね。


 ……ところですんごい今さらですが、この表情は本採用ではありません。

 元々裸差分用に描いていた恥じらいの表情だったのですが、描き上げたときに「あれ、こっちの方がいいんじゃね?」となりあちらの表情となった次第です。

 ま、そーゆーこともあるよね!

 というわけで、表情差分を描いて完成です! 仕上げにGIMPでグロー効果をかけたモノが完成品となります!(光の粒々とばしたあとの画像忘れてましたが……まあ、そこは完成版を見てくださいな)




Files

Comments

No comments found for this post.