【R-18】お空まんぐりえっち／メイキング (Pixiv Fanbox)

１：ラフ

ラフを描いていきます。

「まんぐり返し」「本当に幸せそうなえっち」が指定されていたので、なーんとなくざっくりとそれっぽいポーズを描いていきます。

この段階でぐちゃぐちゃの線で描くと色々なアイデアが浮かびやすくなるそうですよ。

ちなみに正面向きの構図案もありましたが、非常にパッとしない構図になるので却下でした。

ここから本格的なラフに起こしていきます。ここまでで所要時間1時間くらいでしょうか。そのうち半分以上はお空の資料探しでしたが（右手のアレ取れるの？とか）。

幸い取れるようなので、らぶらぶえっちを表現するために右手を恋人繋ぎさせることに。最近手を使った表現にハマりつつあるいーのーとです。

そしていよいよラフです。詳しく詰めていきます。

表情は「愛情溢れる嬉しくてたまらない表情」というオーダー。なので最高に気持ちよさそうで嬉しそうに。

体は今回若干だらしないですね。肉感たっぷりのおっぱいが描きたかったのです。……実は『おっぱいの描き方』（Amazon）という本を手に入れてですね。

服装はサイハイソックスとロンググローブ、ウェディングベールだけを着せて欲しいという注文でしたので、その通りに。ただグローブは構図の都合上ほとんど存在感がなくなりました。まあ、手が写ってるので分かるでしょう。

ウェディングベールに関しては、少々悩みました。というのも、頭のリボンを取ったらお空だと分からなくなりかねないんですね。ですので、お空らしさを残した意匠にしながらリボンごとウェディングベールにアレンジしました。中央には胸についてる目と同じものをあしらっています。……あれ、着脱可能なんですね。

ラフ完成です。

資料を見ながら翼の詳細を詰めたり、ウェディングベールの意匠を決めたりといった感じですね。ウェディングベールは4つくらい没案を量産しました。服飾のセンスがないーのーと。

そして最後にモノクロで色ラフを作っていきます。

前回も言いましたが、いーのーとはこの段階で色を塗るのが苦手なようです。なので前回からモノクロの色ラフを作ることにしました。これで色々とパーツの大きさを調整する感じですね。

とはいえ、今回はほとんど変わってません。ウェディングベールのリボンの位置をずらし、ちょっと物足りないなーと右側に翼の先端を描き加えた程度です。

２：線画～ベース

線画ります。

ラフをうっすら出しつつ、気になるところを修正しながら線画にします。

とはいえ、今回もそこまで大きな変更点はありません。

・おｍｎこの肉感が薄く感じたので、ｔんｔんを細くすることで若干肉厚に

・目のバランスが若干なんともだったので、手前の目を奥に若干ずらす

・ソックスの境界線が真っ直ぐすぎたので丸くし、ｆｔももを丸く見せる

・資料を元に翼をより詳細に描き込み

といったところでしょうか。

そして塗り分けていきます。いつも通りに。

……なんか文句ありますか？　私はあります。

なーんか色がちぐはぐなんですよねぇ。前作のアリスとかはあの色でよかったんですが、お空はもうちょっと血色よくしたいです。

――――――――――――

しかしその前に、前作のメイキングでお約束したお目々の解説ですね。

線画を見ていただくと分かる通り、今回はまつげ部分をいつもから変えています。なんと、線画で輪郭線だけを描いているんですね。これ、前々作とかと見比べていただけると分かりますが、今までのとは結構違います。より一般的な描き方になった感じですね。

それから、瞳の塗り方も若干変わっています。

影の輪郭をはっきりさせなくなったのと、うっすらキラキラを入れたり反射光の入れ方を若干工夫してみたり、という感じですね。あとは瞳孔がより本物っぽくなるために楕円を描く明るいラインを入れてみたり、といった部分です。

あ、瞳なのですがこの後も色々気が変わって変化している部分があります。

特にまつげ部分の色の入れ方は前回変わったばかりなので、まだまだ手探りですね。

――――――――――――

さて、私は大変気に食いませんでした。

さっき塗った色が。

――というわけで、今回「当職は情報処理安全確保支援士だ。」でおなじみ、SY4先生（pixiv）とある方のイラストを参考に、徹底的に色彩の大改造を行うことにしました。

そして塗り変わったのがこちら！

あ、ソックスはあとで塗ります。というか非表示になってるだけです。肌の影をそのまま移植したいんですよね～。

３：ざっくり塗り

ざっくり肌を塗りました。目も微調整しました。

いい感じですねー。肌はとりあえず落ち影を塗ってから、1影をガシガシ塗っています。透明色を使って色を抜いたり、といったことをしながら色ムラを出します。さらにはエアブラシやぼかしを使ってざっくり仕上げですね。

今回はこの辺りの塗り方もSY4先生の絵を見ながらやってみました。

あ、乳首はいつもの感じです。

ちなみにここまで大きな乳首の場合、乳頭と乳輪は別レイヤーにしておいた方が影が塗りやすいです。

他の部分もざっくり塗りました。あと顔をめっちゃ調整しました。

髪の毛の塗りは今回若干手間取りました。なんでだろう。まあ、前作くらいから塗り方変えてるから慣れないんだろうねぇ。なるべく少ない影を入れることを目指しています。仕上げにエアブラシをざっとかけて球面を表現。

靴下の影は肌のをそのまま移植して別の色に塗り替えています。

翼は若干苦労しました。もちろん塗り分けの段階で4レイヤーに分けています。ちなみに塗りのコツは、あんまり規則的にならないよう適当にやることです。羽根は自然物ですからねー。ざっくりエアブラシも忘れずに。

顔はなんだか気に入ってなかったので大胆に変形しました。

よくよく見たら変形前のは、いーのーとがよく犯すミスの一つ「顔パーツが横に長い」をやらかしているので、気に入らないのも当然なんですよね。全体的に逆正三角形に近くなるよう、目を上げたりしています。

口は大きく開けまくるマンガ的表現と立体的な塗り方が食い合わせ悪かったので色々悩んでいたのですが、この案配がちょうど良さそうです。

４：本格的に塗り

髪塗っていきます。

2影を要所要所に小さくいれ、天使の輪を前回確立した方法で描き、髪の透け感をハードライトレイヤーで表現。なんでハードライトかは……気分？

いえ、その、suneさん（pixiv）みたいな感じで髪の透け感を入れたかったのでこうなったんですよね。まあいい感じになってるんじゃないかなーと思います。

天使の輪は、不透明度をロックしてからエアブラシで虹色乗せてます。

あと、肌の落ち影に青みをつけました。おそいよ。

その他塗りまーすー。

まあ主に肌ですね。2影を線画に近いところやもう少し凹凸を強調したい部分に入れます。おっぱいとかおまんことかふとももとかですね。凹凸万歳。ハイライトなしでこのえっちさはなかなかのものですよへっへっへ。

そして手前側のふとももを押さえている部分にエアブラシでうっすら影を入れて、へこんでいるふとももを描きます。柔らかそうに見えます。いいね。この作業かなり細かくやりました。描いたりぼかしたり。柔らかさis命。

そして他のパーツにも2影入れます。まあそんなに解説する部分はないですね。要所要所に入れます。線画に近い部分がほとんどですね。

あと、ウェディングベールには髪の透けとリボンの透けを入れます。乗算レイヤーです。ちなみにリボンはウェディングベールについている設定。多少無理やりだけど、これがないとお空に見えないのよ……。

さらにリボンと翼を塗っていきます。

両方とも、2影を入れてからオーバーレイで色を入れて空気感を出しています。リボンは黄緑、翼は水色ですね。

ちなみに翼は2影まで塗るとかなり存在感があって画面全体が重たくなったので、画面隅辺りでは上からエアブラシで白を吹いて色を軽くしています。画面の四隅にものがあると画面全体が重くなる、と言われるほど四隅は大切なので、今回は肌の引き立て役である翼も色合いを調整してあげないといけません。

また、髪や翼の肌に近い部分へハードライトで橙色をうっすら乗せます。これはサブサーフェイススキャッタリングと言いまして、お肌のように光をちょびっとだけ通す物体はそこを通った光が散乱して出ていくとかなんとか。その時に出てくる光にお肌の赤みが乗るんですね。その表現です。

あと、男の右手にがっしり足首を掴ませました。こっちの方が男の感情が出るんですよねー。

５：仕上げ

エフェクトその他を入れていきます～。

まずはいつも通りの細い髪と、線画の色トレスですね。細い髪の描き方に関してはまあ、アレです。最小限の本数で髪全体の流れをコントロールした上で、先端を細かく分ける追加髪を入れて情報量を増やす、という流れです。ちなみに次の段階で少し描き直してます。

そして乗算レイヤーで全体に大きく影を入れます。

これに関しては、かなり感覚的に入れてます。最初は顔全体が影の中で、影の境界部分がおっぱいにかかることで丸みを強調していたのですが（ちょっと前のギャル子パイズリ絵みたいな感じです（pixiv））、全体を見た際にしっくり来なかったので頭にかぶせました。

入れるだけで立体感や実在感が出ますし、体部分へと視線誘導できるので、効果的に使うとなかなかいい手法です。

また、今回窓枠的な細い影を追加することで「そこにモノがありそう感」を出しています。キャラクターの実在感を高められます。

また、この影に伴い、右側の翼の影や手前の男の影も落としています。特に翼の影は、上手く使うことでふくらはぎの立体感を出すことができました。

そして、影の境界部分にハードライトで赤みを入れています。これによって光が表現できます。定番。

また、乗算レイヤーでこれをするとコントラストが下がり、影の中で立体感が失われます。それを補うために、統合した画像をコピーし焼き込みレイヤーに変換した上で、不透明度を下げつつレイヤーマスクで影の部分だけに適応されるようにします。

（これ、以前は陰影レイヤーで行っていましたが焼き込みの方が彩度が上がりすぎないので私好みです）

そして仕上げに、左上から光の筋を入れます。

これ、実は少々面白い効果がありまして……。このイラスト、まず大きな流れとして「顔→おっぱい→おまんこ」という右上から左下の指向性が存在します（人間の本能により、鑑賞者の視線はまず顔に行く）。

そこに光の筋を足すことで、「光→おっぱい→右側の足裏」という第二の流れが出来上がります。

そうすると、構図として複雑になって飽きないものとなる上に、流れが交差する「おっぱい」がででーんと強調されるのです！

うーん、ナイスおっぱい。

さらに仕上げていきます。

これは前のを見た上で、足りていないと感じた部分を補った形ですね。ふくらはぎの影を足し、ついでにおっぱいを強調し、あと反射光を入れて立体感を強めています。

その他にも、髪や光などで微妙な調整を続けます～。

そして今回のキーとなるエフェクト……これです！

左下の方に、焼き込みで青灰色をグラデーションさせます！

どうですか？　一気に画面全体が引き締まったように見えませんか？

個人的に、このイラストの完成を決定づけたエフェクトでした。こういうのが入れられると脳汁ドバドバ出ますね～

……そこ、変化が地味とか言わない！

なにはともあれ、これで完成です。

６：差分

そして差分ですね～。

中出し差分は確定していたのですが、今回は少々ぶっかけたろうと思いまして。

まずは中出し。ここでは黒ベタですが、モザイクがちんこだけにかかって精液が浮かんで見えるようにする工夫は欠かせません。

そしてぶっかけ差分です。

しかも単なるぶっかけではありません。

顔射やフェラ、パイズリや乳首ズリなどなど、様々な行為の痕跡が見えるようにぶっかけました。

うーん我ながらえっちぃ。

というわけで、今回のメイキングはおしまいです。

ちょっと今回ムダに文章書きすぎた気がしますね。次回からもう少しスリムになるかもです。

ではでは、また次作～ﾉｼ