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1:ラフ

まずはラフ……というか、先月Twitterで出した落書きラフですね~。


とにかくタイツ越しのパンツと足裏が描きたいというストレートな欲望を感じますね!

ただ、後から見直して色々とおかしな部分が多かったので大幅に描き直しています。

2:ラフ2

まず気になったのは「ヒフミちゃんっぽくないっ!」という由々しき事態。

さらに、「なんか上半身と下半身繋がってなくね?」という悲しき事態も。

それで描き直したのがこちらです。

顔周りetcを色々と修正し……

足裏の形もこのように変化しました。前のままだとパンツに被って「これはイケない」という感じでしたね。

3:線画

その後も「なーんか違う……」みたいなのを繰り返しながら、ようやく形になったのがこちらです。

これが線画で……

さらに塗ってから頭部を少し小さくしました。

なんか顔が大きすぎて遠近感が妙な感じだったんですよね。

4:ざっくり塗り

全体的にざっくりと塗ります。最近はまずこれで全体の雰囲気を掴むのがテンプレになっていますね。

今回の主題はもちろんタイツ!左ふとももと左ふくらはぎ、右脚、かかと、足裏、そして股間と6パーツに分けて塗っています。気合いの入りようが違うぜ。

全体的に丸みを意識して輪郭が柔らかいブラシやエアブラシを駆使して塗っていきます。さらに、肉の質感は全て影で表現します。

線画にしかできないこと、塗りにしかできないことがそれぞれあるので、それらを踏まえて役割分担しつつ、線画と塗り両方で表現できる部分(丸みなど)は相乗効果を意識していくのがポイントでしょうか。

5:髪塗り

髪を塗っていきます。

1影は前段階で塗っているので、ここでは半透明にしたベースの色を乗せていく作業ですね。これを行ってから1影の色を濃くするなど若干の調整を加え、境界部分を強調します。水彩っぽくなる瞬間ですね。好き。


6:目塗り

目の塗りです。命吹き込まれる瞬間。

まあ正直いつもと変わらず。ここはもうテンプレ化できそうなくらい。

まず影を乗せて、ちょっとムラをつけて、影の輪郭強調して、下にハイライト入れて、発光レイヤーで光らせて、ハイライト入れて……みたいな感じです。仕上げにオーバーレイで瞳を宝石っぽく仕上げ、目全体は薄めの赤いスクリーンでまとめます。

そして光輪を描き直しました。公式絵の角度的にこうなるだろー、という修正ですね。もっと前に気づけ。

7:髪塗り2

さらに髪塗り続きます。2影は入れすぎないよう気をつけながら、線画を活かすように入れていきます。


目の周辺を透かすのはよく見かける定番の手法。昔はスクリーンレイヤーを使ったり色々してましたが、今では通常レイヤーでやってます。結局それが一番ナチュラルな仕上がりになるんですよね。


そして天使の輪。ブラシで描き、消しゴムで形を整え、裏に乗算でエアブラシを入れて目立たせ、仕上げに発光で光らせます。うーん、綺麗。


8:タイツ塗り1

いよいよ主役のタイツです。

まずは6つにもパーツ分けをした利点を最大限活かし、ガシガシと2影を塗り込んでいきます。意識するのはどんな時でも球面を表現すること。これがぷにぷにの秘訣です。


9:タイツ塗り2、他塗り

ガッツリタイツを仕上げます。

大切なのは二つ。「ハイライト」「ランガード」です。

ハイライトは分かりやすいですね。自作のノイズブラシを使って塗りました。普通のブラシで塗るより質感が出るので、手触りが良くなります。


では、ランガードとはなんぞや。

これはアレですね、タイツの根元の方やつま先等にある折り返し部分で、伝線を防ぐためにあるそうです。ファッション的には邪魔な存在だったりするそうですね。

ですがッ! タイツ描きにとってランガードは最高の武器なのです!

見ての通り、これがあるおかげで単調になりがちなタイツに変化ができる上に、ふとももの曲線美を最高に演出することが可能です。

これを描かない理由があるだろうか!! いや、ないッ!!!!

ランガードいいですよね、ランガード。


ちなみにこの工程では制服を塗ったり髪色の調整を行ったりしていますがまあどうでもいいことです。

あ、スカートの裏側のシワは丸いおしりやタイツのツヤを強調できるのである程度書き込んだ方がいいです。対比対比。

10:仕上げ

仕上げです。

線画の色トレスや追加の細い髪はいつも通り。

さらに彩度レイヤーや色相レイヤーを使って端部分の色を目立たないよう調整し、強調したい部分に目が行くよう誘導します。引き算の美学ですね。

さらに、これは最高に重要なのですがつま先部分の周りにぼんやり白を入れています。これでタイツに若干埋もれていた足裏が強調されます。よかった、これで解決ですね。

あと、つま先に発光でぼんやり青白い光を入れてさらに強調しています。匂ってきそうなほどのつま先の出来上がりです。

11:最終調整

最後ですね。

……気づいている方がいたでしょうか? ペロロ様の頭から出ているヤツが一本足りていなかったことに。

私はここでようやく気づきました。遅いよ。


そしてペロロ様ワッペンを付けたのですが、これは背景に模様として使おうと思って描いたデフォルメペロロ様が実際やってみると若干不気味だったためボツり、どうにか使い道を探した結果です。

……そして、はい。

これですね、これ↑

股間のぷにぷに部分についている、色の濃い部分。

これこそがタイツの最終奥義「ダイヤマチ」です。

普通、ここには縫い目が来ます。忘れてました。なので描こうと思い、調べたんです。

すると、とんでもないものが目に入りました。それがこのダイヤマチです。


本来は動いたときのタイツのズレをなくすための部分。これを使うと……あら不思議。

股間のぷにぷにが強調されましたね。

これを発見したときは追加で描き込まざるを得ませんでした。「縫い目で割れ目部分が隠れちゃうなぁ……」とテンションが落ちていた私にとって、このダイヤマチは福音でした。

全タイツ絵師はこのダイヤマチを採用すべきだと思います(青年の主張)

12:のーぱん差分

そしてノーパン差分です。

線画は前もって描いておきました。おしりの丸みが隠れてしまったのが若干心残り。

その代わり、湿り気を加えておきました。たぶんノーパンタイツなる破廉恥な姿でミニスカートをはいていたため、日常生活の中で興奮してしまったのでしょう

若干目を細め、顔もさらに赤くしています。可愛いですね。

というわけで完成です!

今回、画像の枚数はそのままにいくつかまとめてコンパクトな形で書いてみました。いかがだったでしょうか? 少しは読みやすくなっていれば良いのですが。


では、また次回!ノシ

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