Home Artists Posts Import Register

Content

【転生したらチンポになっていた】


 何を言っているのか分からないだろうが、安心してほしい。オレも初めは何が起きたのか分からなかったからだ。


 高校生で帰宅部のオレは、放課後校門から出て横断歩道を歩いていたとき、トラックに撥ねられて短い生涯を終えた。痛みを感じる暇も、死を受け入れる間もなく意識が途切れ、次に目を覚ましたときオレは真っ暗闇の中にいた。


 ここは天国か……? それとも地獄なのだろうか?


 そんな能天気なことが思い浮かぶばかりで、特に不安は感じなかった。いま思い返してみれば、チンポに生まれ変わった瞬間から、暗闇に対しての耐性のようなものがオレに自然と備わっていたのかもしれない。


 とにかく、長時間光を浴びることもなく、身動きが取れない状態であっても、なんら苦ではない状態がしばらく続いた。


 しかしながら、そんな退屈な時間にも終わりのときが訪れた。暗闇に突然光が射し込み、その光の中からあまりにも大きな掌が伸びてきたかと思えば、オレの視界が大きく広がったのだ。目に映ったのは、巨大な白い陶器。いわゆる男性用の小便器だった。それを認識した瞬間、オレの全身が震え、体内から何かが放出される感覚が襲った。

 そして、自分が今どのような状態にあるのかが分かった。便器に目がけて勢いよく放たれ続けるのは、おしっこだ。


 どうやらオレは生まれ変わったらしい、誰かのチンポとして──。


 ジョボジョボと大きな音を立てながら、少し黄身がかった尿が便器の穴の中に吸い込まれていくのを視界に捉えながら、オレは得も言われぬ快感を覚えていた。誰のチンポになったのかは分からないが、ごつごつとした彼の手の感触や、尿を切るときの「おっ……♥」という微かな低い喘ぎ声がオレの琴線を刺激する。力強くも、甘い声の響き。


 チンポに転生するってのも悪くないもんだな──。


 他人からすればドン引きされそうなそんな思いが頭によぎったとき、再び真っ暗になった視界に蛍光色たっぷりの光が現れた。それはゲームや漫画なんかでよく見る、ステータス画面そっくりだった。


【条件、『放尿』により経験値を獲得。レベルアップします。これにより、スキル『視界共有』が解放されます】


 その画面を目で確認したのと同時に、頭の中に機械的な声が響いた。そして次の瞬間、オレの目の前に数時間ぶりに視界が広がった。コンクリートで覆われた建物内。数人の人がすれ違える狭苦しさを覚える廊下。そこですれ違う人たちが着た制服。オレはすぐに気が付いた。この場所がオレが通っていた高校なのだと──。



***


 視界を共有することになってしまってからは、すぐに自分が誰のチンポになったのかが判明した。オレが通っていた高校の体育教師、村越誠也(むらこしせいや)だ。四十歳間近のやもめ暮らし。

 生徒を理不尽に怒鳴りつける姿や、女性に対してだけはニコニコと笑顔を振りまく姿ばかりが目立っていた中年親父だが、まさかそんなヤツのチンポになっただなんて……。


 反射的にそう思ったものの、オレは彼のチンポになれたことの幸運を噛み締めていた。人格に関しては尊敬できるところなど一片も無いが、彼の肉体はオレの理想のそれだった。


 身長は180センチを優に超え、服の上からでも分かるほど分厚い胸板。ボディービルダーを彷彿とさせる太い四肢。短く切り揃えられた髪の毛や、ゴツゴツとした拳骨からはいかにも体育会系といった印象を受けるうえに、その精悍な顔立ちには大人の男の色気がムンムンと溢れている。それに、常時ジャージをモッコリと膨らませるほどのチンポの大きさたるや……。

 今だって窮屈な下着に締め付けられた彼の股間で、彼のチンポになったオレが、ムクムクと膨らみを見せようと必死になっているのだから間違いはない。


【条件、『性的興奮』により経験値を獲得。レベルアップします。これにより、スキル『勃起強化』が解放されます】


 再び頭で声が鳴り響いたのと同時に、またもや視界に機械的な画面が表示される。どういうことだろう?


 そう考えていると、オレの──、先生の視界に同級生の金子祐介(かねこゆうすけ)が映った。先生ほどではないが、彼に見劣りしないほどの巨体で、がっしりとした体つきをしている。いかにも野球部のキャッチャーといった見た目なのが、また垂涎ものだ。顔は少し芋臭いが、そのガタイは先生にも負けないくらいの筋肉質である。


 そんな祐介のことを考えて、オレは何度かオナニーをしたことがあった。相変わらず可愛い。いや、彼より長身の目線になった今は、以前よりもさらに可愛らしく思える。


「んんっ……? は、はぁっ?!!」


 周囲に気を配ることもせずに、先生が大声で叫んだ。驚くのも仕方がない。女好きである彼のチンポが、突然意味もなく勃起したのだから。彼のチンポが勃起したのは、オレの『勃起強化』のスキルの影響だろうが、理由も分からずに突然自分のチンポがデカくなった先生は、さぞ驚いたことだろう。


「な、なんだこりゃ?!」


 もちろんそんな事情を知る由もない彼は、ただただ混乱しっぱなしだった。生徒たちの前で突然性器を大きくしてしまった自分に、羞恥心を覚えているに違いない。先生は大きな掌ですぐに股間を覆い隠したが、隠しきれないほどに肥大化したチンポがジャージをもっこりと膨らませてしまっている。

 慌てた先生は近くの職員用トイレの個室に飛び込むと、ジャージとボクサーパンツを下ろし、自らの股間に手を伸ばした。そのまま先生がシコる光景が、オレの頭の中に流れ込んでくる。


「はぁっ♥ んはあっ……♥」


 不意に訪れた不可思議な勃起に最初は戸惑っていた彼も、一時の体調不良のせいだと考えついたあとは、声を押し殺しながら夢中でシコり始めた。ムクムクと膨らみを大きくしていく極太の竿を右手で掴みながら、左手は大きな尻を揉みしだくように動いている。教え子の前で痴態を晒してしまったことを早々に消し去りたいと願う彼は、どうやら一刻も早く自らを絶頂に導こうとしているようだった。


 先生の淫らな行為によって、オレの身体にも経験値がどんどんと蓄積されていくのが分かる。先生がチンポをしごくたびに、頭の中で経験値が溜まっていく音が鳴り続ける。


【条件、『自慰行為』により経験値を獲得。レベルアップします。これにより、スキル『肉体操作の一部』が解放されます】


 無機質な音声が響いた直後、頭の中に不思議な感覚が生まれた。先生の体の一部がオレの意志で動かせるようになったのだ。そう感じたオレは、先生の左腕を胸まで上げさせた。


「ッ?!」


 突然の感覚に、先生がビクッと身体を震わせる。しかし彼の混乱はそこで終わらず、次の瞬間には手が股間から離れてしまった。なるほど、いきなり自分の身体が意思に反して動けば、ビックリするのも当然だ。先生自身がその気になれば、再び自身の思い通りに動かせるようになるのかもしれないが、いまだ勝手に動き回る自分の腕を見て驚きのあまり硬直してしまっているようだ。


【条件、『部位操作』により経験値を獲得。レベルアップします。操作できる肉体の範囲が拡大します】


 オレはさらに使用が可能になった先生の右腕も胸元へと持っていくと、いやらしい手つきで彼の胸を揉み、乳首を弄り始めた。


「ふっ、ぐっ♥」


 先生が微かな喘ぎ声を上げ始める。勝手に動かされる腕で乳を揉まされながら乳首を弄る感覚は、相当気持ちがいいはずだ。だが彼は、他人の力により自身の肉体が操作されていると感じることもなく、己の意思での行動だと錯覚している。快感に声を漏らしながらも、彼はいまだに自分以外の何者かが、彼の身体を操っているのだという発想には至ってはいないのだ。

 気をよくしたオレの行動は、さらにエスカレートしていく。ケツの穴の中に太い指を挿入してぐりぐりと掻き回すと、先生は両足をガクガクと震わせた。ビクンビクンと小刻みに揺れるチンポからは、精液の混じった我慢汁がダラダラと垂れている。


「おごっ……♥ ケツ穴、気持ちいっ!!」


【条件、『前立腺マッサージ』により経験値を獲得。レベルアップします】


 尻を弄る指の動きに合わせて、もう一方の手で先生のチンポを激しく上下に動かしてやる。欲望に身を任せるあまり、もはや周りに気を配れなくなってしまった先生は、激しい摩擦音を個室内に響かせながら、トイレの外に漏れない程度の声量で快感を貪り始めた。先生の意思で腰の動きが次第に早まっていき、オレはそれに負けないように強くチンポをしごいてやった。


「イぐっ♥ イギそうっ!!」


 オレは先生を絶頂に導くべく、さらに激しく手首にスナップをきかせて、張り詰めたチンポを上下させる。そして先生は大きな咆哮を上げると、その全身の筋肉を痙攣させ始めた。


【条件、『絶頂』により経験値を獲得。レベルアップします】


 先生が射精するのと同時にオレは、先生の脳味噌の中に野球部キャッチャーの祐介の裸体を焼き付かせていく。野球部のメンバーが練習中に見せる汗臭い姿や、無防備に開いた腋から漂う濃厚な匂い。部活後に振り撒く制汗剤の柑橘系の匂いと混ざり合って沸き立つ、祐介の体臭を彼の脳内に充満させてやる。これでもう先生の中では、彼がただの生徒ではなく、性的対象に昇華されたはずだ。女性のことをこよなく愛してきた先生が、これからはまったく正反対の雄の魅力に溢れた男に惹かれていく。そんな情景を夢想して、オレは先生の中でますます興奮を高めていった。




「んおっ、んお゛ぉッ……、イグッ!!」


 先生の自宅の寝室。ディルド型の極太アナルバイブが前立腺を押し潰した瞬間、先生は腰を跳ね上げさせて盛大に精液を射精した。


 精力絶倫な肉体。丸々とした睾丸の中では、衰えを知らずに精子がドクドクと生産され続けている。極太の手足、固太りした分厚い胸板と腹回り、びっしりと生えた太い体毛。そこから繋がった密林のような陰毛と、股間に堂々と生えるズル剥けのチンポ。

 顔は歳相応に老け込んでいるが、若々しくてセクシーな肉体。筋肉質な男好きなら、誰もが羨むような完璧な身体を手に入れたオレ。


 極上とも言える先生の肉体は、絶頂を迎えるたびに大量の経験値をオレに与えてくれた。そしてレベルをほぼ最大限にまで上げた今、先生の身体の支配権はすべてオレの手の中にある。やろうと思えば先生の意思を永遠に眠らせ、オレが【村越誠也】に完全に成り代わってしまうことだって可能かもしれない。


 だが、オレはそうはしたくなかった。ガタイの良い教え子や同僚のマッチョな体育教師と触れ合うたびに、先生の脳内で快楽物質を分泌させて、先生を徐々に同性愛者へと変えていく。普段は授業中でも女子生徒のことを考えながら陰茎を硬くしていた彼が、体育の授業中に汗臭い男子生徒に興奮して股間を硬くするように。発達した筋肉を持つ男子生徒を視線に収めながら、淫らな妄想に耽る先生の姿を目にしてオレは興奮を覚えるとともに、そんな姿を眺めることのできる立場にいることに感謝した。


 先生は目を虚ろにさせながら、絶頂の余韻に浸っている。舌を突き出しながら呼吸をしている先生の頭の中には、野球部の祐介が浮かび続けていた。もうマッチョな野郎のことを考えてでしか射精のできなくなった先生のチンポは、大きなカーブを描いてその先端から蜜のように濃い精液を垂れ流している。

 もはや授業中以外は、オレが先生の肉体を自由に操縦しているのだが、先生はまったくそのことに気が付いていない。男のことを考えながらチンポをしごくのも、自分の意志だと思っているのである。


「はぁ……、金子ぉっ♥」


 オレは先生の口を使って喘ぎ声を発し、先生自らが祐介のことを愛しいと思うように操作してやった。先生の頭の中では、野球部の男子生徒と二人きりでイチャイチャする妄想が繰り広げられている。全身に玉のような汗を浮かべながら必死に練習に取り組む祐介の身体が、先生のごつごつとした掌によっていやらしく撫で回されていく。股間から沸き起こる感覚に戸惑いながらも、必死で唇を嚙んで喘ぎ声を漏らすまいとする先生の姿に、オレの興奮も最高潮だ。


 オレはそのまま先生の体を四つん這いにさせると、再びアナルバイブをグリグリと奥まで押し込んだ。腸内を満たされる感覚に、先生のデカマラがさらに大きさを増していく。そしてオレの感覚とリンクした先生のアナルが、ギュッギュッとバイブを締め付け始めた。


「んうっ♥」


 いまだかつて感じたことのない快感に、先生が悶える。すでに成人男性の平均的な大きさを上回っている先生のチンポが、ヒクつきながらさらにムクムクと大きくなっていく。それがデカくなるのには、快感以外にも原因があった。ペニスポンプである。メスシリンダーのような形状の筒を、オレはオナニーの前に先生の勃起したチンポに取り付けていたのだ。ペニスポンプは先生の股間の根元にこれでもかというほど吸い付き、その中を真空状態にしながらゆっくりと先生の勃起ペニスを肥大化させていく。血管がバキバキに浮かんだ竿が、ポンプの中でさらに大きくなっていくのは圧巻だった。


「んお゛っ♥ チンポ吸われて気持ちイイ゛ッ……。イグッ! イクイク、もう俺イッグゥゥウウウゥ♥♥♥」


 先生の野太い喘ぎ声とともに、チンポの先から大量に溢れ出したドロドロの精液が、ペニスポンプの中に溜まっていく。


【条件、『肛門凌辱』および『大量射精』により経験値を獲得。レベルアップします。さらにこの肉体のすべての操作権は、あなたに譲渡されます】


 今まで以上の快感がオレの魂を貫いたと同時に、先生の表情が喜悦の色に染まっていくのが分かった。そのまま極太の張り型をケツに咥え込みながら、先生の肉体は何度も何度も絶頂を迎え、シーツの上に真っ黒なシミを作り上げるほどに、玉袋の中から大量のザーメンを吐き出し続けた。




「ん……、あ、あぁ……。オレ、【俺】はとうとう……」


 これまで、あえて先生の肉体を乗っ取ることをしてこなかった【オレ】の頭の中に、【村越誠也】の記憶が凄まじいスピードで流れ込んでくる。それとともに、【オレ】が本当の意味でこの肉体の所有者になったことが分かった。指先を複雑に動かし、自分の顔の輪郭を何度もなぞる。以前に感じていたような、わずかな違和感もまったく無くなっており、指の先端が肌を撫でるたびに【村越誠也】の肉体が【オレ】の魂に完全に馴染んだのだという実感が得られていく。


 俺は、粘っこい糸を引いたザーメンを垂れ流す亀頭に、節くれだった指先を優しく這わせた。ほんの数分前までとはまったく異なるその感覚に、思わず頬が緩む。なぜもっと早くこの素晴らしい肉体を自分だけのモノにしなかったのかという後悔と、これまで我慢してきた甲斐があったなという高揚感が、俺の全身をやんわりと包み込んでいった。


「先生の身体……。今日からは俺だけの身体なんだな……」


 その感動を確かめるように俺は独り言を呟いたが、その一方では先ほどから猛烈な性欲に苛まれていた。ただでさえ、一日に何度も自慰行為に耽らないと満足できなかったこの身体。鍛え抜かれたたくましい先生のすべてを手に入れ、興奮を高め続けたことで、チンポはギンギンに勃起してしまっている。


 自然と口から垂れてしまった涎を拭うと、俺は再び床に固定したアナルバイブに跨がった。極太の張り型の先端をケツ穴に押し当てて、ゆっくりと腰を下ろす。先生の記憶が流れ込んでからというもの、このキツキツのノンケアナルは先ほどの快感を忘れられないのか、パクパクと開閉を繰り返している。その淫猥な尻の穴は、亀頭の先端に触れた瞬間、勢いよく竿を咥え込んでしまうほどだった。


「ふはぁ……♥」


 そのままゆっくりバイブの根元まで挿入すると、俺は厳つい顔を恍惚とした表情に変えて嘆息した。理想の肉体を手に入れた今、これまで無理だと思っていたすべてのことが、容易にできてしまう気がする。俺は上半身の肉付きを確かめるように分厚い胸板とデコボコの腹筋に手を這わせると、再び身体を上下に動かし始めた。


「ぐっ……♥ あ゛あ゛っ!!」


 前立腺を極太バイブでごりごりと押し潰しながら、俺の頭の中は真っ白に染まっていった。涎や鼻水、さらにはザーメンまでをも垂れ流しながら一心不乱にケツ穴を犯すと、鍛え抜かれた肉体がビクビクと痙攣し、得も言われぬ快楽が俺の肉体の芯を貫いた。


「もっとだ! もっともっとぉ!!」


 絶頂はあっけなく訪れたが、俺の昂りはまったく収まる気配を見せない。冷たいフローリングに仰向けになって天井を仰ぎながら、俺はグツグツと煮え滾ったような白濁色の欲望を、何度も何度も吐き出した。


「はあっ♥ ああ゛っ……!! 俺っ、もう……!!」


 脳味噌が沸騰し、視界がチカチカと点滅を繰り返す。止めどなく押し寄せる快楽の波に溺れそうになりながらも、俺は力の限りチンポをしごき続けた。チンポからは次から次へとドロドロの粘液が零れ出し、尻の穴からは腸液にまみれた張り型がはみ出している。


「はあ゛ぁ……♥」


 俺は浅い呼吸を繰り返しながらアナルバイブを引き抜くと、猫のような体勢で冷たい床に突っ伏した。ヒンヤリとした感覚が火照った身体に心地好く、全身に浴びたザーメンが肌に張り付く感触も、何とも言えない快感だった。



***


「はあ……っ♥」


 翌日、俺は職員室で無意識に熱い吐息を漏らしていた。机に肘をつきながら股間を弄りつつ、脳内では昨晩の濃厚な自慰行為の記憶を思い返す。昨日あれだけ盛大に性欲を発散させたにもかかわらず、【村越誠也】の股間はまたしてもギンギンに勃起してしまっていた。


 昼休みを告げるチャイムが鳴り響くと、俺は椅子から立ち上がって、そそくさと教員用のトイレへと向かった。職員室の隣に位置する男子便所に足を踏み入れると、一番奥の個室へと入る。


「先生のケツマンコ……♥」


 そう小さく呟いた次の瞬間、俺は我慢汁でグショグショになった自らの下着の中に手を突っ込んだ。今度からはコンドームを付けっぱなしにしておかないとダメかもな、なんてことを考えながら竿をしごき始める。


「ぬうぅ……♥ 俺の身体っ、本当に、エロ過ぎる……」


 耳に響く野太い声。自分の口から出る言葉にすら興奮を覚えつつ、俺はむっちりとした尻を後ろに突き出した。尻たぶを左右に引っ張り上げてアナルを開き、そこに指を突っ込んでぐいぐいと拡張していく。そうしているうちに、あっという間にチンポの先から透明な汁がなみなみと溢れ出してきて、便器の中に落ちて音を立て始めた。


「先生ぇ……♥」


 我が物になった理想の肉体。つい数日前まではただ眺めているだけだった憧れの身体を指先に感じながら、俺ははしたなくも腰をヘコヘコと振った。腸液が溢れてグチョグチョになった尻の穴には、すでに指三本が入っている。太くてごつごつとした指先で直腸壁を抉りながら、もう片方の掌で乱暴に陰茎をしごく。


「んぐ、う゛お゛っ……♥」


 昨日と同じように亀頭に指先を這わすと、俺は掌全体で揉み込むように激しく刺激した。野球部員のチンポを夢中でしゃぶっている妄想をしながら手コキをすると、睾丸で精製された子種が尿道を駆け上がってくるのが分かる。その感覚が最高潮に達した瞬間、俺は便器の中に向けて勢いよく射精した。


「おっ♥ おうっ!!」


 ブビュッと汚い音を立てながら、便器に溜まった水の中にザーメンがビュルビュルと飛び散っていく。凄まじい快感の余韻に浸りつつ、俺は尻の中に入れた指を動かした。


「んぉ……♥」


 再び新たな快感が生まれ、全身が蕩けそうなほどに気持ちがよくなった。続けてあと一回だけイこうと思っていると、どうやら他の教員がトイレ内に入ってきたようで、入り口の扉が開く音がした。彼が出て行ったら第二ラウンドだなと思っていると、足音はそのまま近づき、俺のいる個室の前で立ち止まった。


「ん、なんだ……?」


 俺は首を捻って、外の様子を確かめるために耳をそばだてた。しばらくの間待ってみたが、誰かがノックする様子もなく聞き違いだったかと思い、外を確認しようと俺は鍵を開けた。次の瞬間、扉が勢いよく開き、浅黒く日焼けした腕が伸びてきた。そして抵抗する間もなく、俺は手首を掴まれて背中に腕を回されてしまった。


「なっ!? お、おい……!!」


 痛む腕に顔をしかめながら振り返ると、そこには体格の良い坊主頭の男が立っていた。鍛え上げられた筋肉が制服の上からでもはっきりと分かるほど盛り上がっていて、体のあちこちの毛も濃いめだ。その男は額に汗を浮かべながら、鼻息荒く俺の肉体を熱のこもった眼差しで見下ろしていた。


「金子……っ!! お前、何してやがる!? な、なんでお前、職員用のトイレにいるんだ?!」


 純粋に祐介がこの場にいる理由が分からず、俺は思わず声を荒げた。彼はそんな俺の問いを鼻で笑い飛ばすと、さらに強く腕を締め上げてくる。


「ぐっ……! おい、離せ……っ!」


 俺はそのまま個室から引きずり出されてしまうと、壁に押し付けられる恰好になった。チンポは丸出しでブラブラと揺れ、なんともみっともない姿だ。こんな状態で教え子と絡み合っている状態を他の教員に見られれば、大事である。


 完全な不意打ちだったために全く抵抗できずにいると、俺の顔にねっとりとした鼻息が吹きかかってきた。どうしていいか分からずに口籠もっていると、俺の姿を呆然と眺めていた祐介がいきなり腕を放し、今度は体を密着させてきた。そして耳元で荒い息遣いを繰り返しながら、股間を俺の足に擦り付けてきた。

 明らかに興奮し切った様子で硬くなった祐介のチンポが、俺の股間を刺激する。


「いい加減にしろ金子ッ! 何が目的だ!?」


「……オレもっ! オレも分かんないんすよぉ……。 こんなこと言ったら、先生は絶対変だって思うだろうけど、オレ【金子祐介】じゃないんだよ! 今朝、目が覚めたらこの姿になってて、ぜってー昨日までは別の人間だったはずなんだ。でも昨日までのオレが、誰だったのか分からなくて……。しかもなんでか、村越先生のことを見た瞬間、感情が抑えきれなくなったんだッ!」


 雄臭い顔をクシャクシャに歪めて、祐介はそう訴えかけてきた。訳が分からずに眉間に皺を寄せていると、彼はさらに強い力で俺の体を抱きすくめてきた。


「お、おい! こらっ!」


 抵抗するも虚しく、そのまま力任せに引き寄せられると、唇に生暖かい感触が伝わった。その瞬間、俺の肉体が悦びを弾けさせた。俺のモノになったといっても過言ではなかったはずのこの肉体は、今目の前の男に言い知れぬほどの愛おしさを感じているのだ。俺の中で、ある仮説が次々に組み上がっていく。


「んちゅ……、むふうぅ……♥」


 俺は力を抜いて、祐介の舌の侵入を受け入れた。柔らかな舌が口の中を這い回り、絡みついてくる感覚に、頭の中が多幸感で満たされていく。ねっとりとした唾液が混ざり合い、じゅるじゅると品のない音を立てながら俺たちは舌を吸い合った。そのまま個室の中へ彼を引き入れると、扉に鍵を掛けて便座の上に押し倒す。そして反り返った彼のチンポに跨がると、一気に腰を落として激しく上下に揺さぶった。


「「んふ……♥ あふっ、むふぅっ♥♥」」


 口づけを交わしたまま互いの肉体を貪り合うと、俺たちは狭い個室の中で一心不乱にまぐわい合った。ケツの中が熱い。まだそれほど弄ってもいないはずの腸壁は、初めての生の男根に過剰なほど反応して、膣のようにうねっている。直腸がズブズブと祐介の剛直を呑み込んでいき、完全に彼のチンポにフィットする形に俺のアナルが変わっていく。


──もう、これは間違いない。


 目の前にいる男、【金子祐介】の肉体に宿っているのは、【村越誠也】の魂だ。おそらく俺に肉体を強引に乗っ取られてしまったことで、彼の魂はこの肉体から追い出され、それまでオナニーのおかずにしていた【金子祐介】の肉体に精神が取り込まれてしまったのだろう。なんて……、なんて最高のシチュエーションなんだ!!


「せ、先生ッ! その身体、【村越誠也】の身体が俺のモノだったんでしょ?! だって、俺、先生のことがっ……、あっ……、アアァ゛っ♥♥♥」


 祐介が快楽に蕩けた声を絞り出した。それと同時に彼のチンポが強く脈打ち、俺の体内で精液を吐き出したのが分かった。ドクドクと大量のザーメンが体内に注ぎ込まれていく感覚に酔いしれながら、俺は尻穴を締め付けた。俺に肉体を献上してくれた彼に、最高の快楽をお返しする。それが今の俺がすべきことだ。


 俺は微笑みながら腰を揺すって、一滴残らず体内に彼のザーメンを取り込んでいった。それでも性欲旺盛な高校生のチンポから出たザーメンは、結合部から漏れだして床に滴っている。肉体を奪い取った相手の熱い精液で腹の中を満たされることが、こんなにも心地好いだなんて……。


「あ゛あ゛っ、イクッ♥ イグウウゥッ♥♥♥」


 尻の中にたっぷりと祐介の精液を蓄えたまま、俺は彼の顔面に向けて勢いよくザーメンをぶちまけた。少年の手首の太さほどもある俺のチンポは、ビクビクと痙攣しながら濃厚な精液を大量に吐き出し、祐介の顔を真っ白に染めていく。彼が呆けた顔で俺を見上げるのを目にしながら、俺はゆっくりと腰を持ち上げた。デカい彼のチンポが引き抜かれると、俺の尻の穴からはゴポリと音を立てて逆流してきたザーメンが溢れ出る。もはやそんなこの肉体の虜となってしまった彼の耳元で、俺は囁いた。


「金子ォ、お前の体はパーフェクトだ……♥ そんなお前が、以前はこんな俺みたいなオッサンの肉体を使っていただなんて本当にそう思うのか? 俺はそうは思わない。なんてったってこの体は生まれたときから、俺の体だったんだからなぁ……♥♥」


 俺は飼い犬が飼い主に服従するように無防備な腹を見せて壁にもたれかかると、チンポをヒクヒクと震わせながら彼を煽った。


「お願いだ、金子♥ 俺のケツマンコに、もう一度お前のそのデカマラ突っ込んでくれッ!!」


 そう叫ぶと、祐介はすぐに鼻息を荒くして再び俺に覆いかぶさってきた。尻たぶを掴んだ彼の手が力強く俺を引き寄せると、瞬く間に身体を反転させられ、極太の肉棒が再び尻穴に押し込まれる。一度男を受け入れた尻穴は従順で、太くて硬い竿が入ってくる快感を喜んで受け入れていく。ゴリゴリと腸壁を擦りながら奥へと進むチンポを、【村越誠也】のケツは美味しそうに咥え込んだ。


「あぁ゛……♥」


 若く猛った高校生のチンポが、俺の体内を凌辱する。汗と精液の香りで肺の中がいっぱいに満たされて、意識が飛びそうだ。祐介はもはや、知性を感じさせない獣のような表情で俺の身体を求めてくる。


「ああ゛ぁ゛♥♥♥ ぬ゛おっ♥ おほお゛っ♥」


 極太の肉棒で腹を突かれるたびに、聞くに堪えない声が俺の口から漏れ出した。腸壁から溢れ出たいやらしい汁が、ピストンのたびにグチャグチャと下品な水音を立てている。俺はそんな腸内の液が泡立つ感覚に酔いしれながら、激しい抽挿に合わせて腰を振った。


「アアァ゛……ッ♥ 先生ッ!! 村越センセエェっ♥♥」


 俺が快感に仰け反ると、祐介が切羽詰まった声でそう叫んだ。その瞬間、彼は大きく身を震わせて大量のザーメンを俺の腹に流し込んだ。腹の奥が彼の熱い精液で満たされていく感覚に浸っていると、まるで搾り取るかのように自然に俺のアナルが窄まり、彼のチンポをぎゅうぎゅうと締め付ける。


「あはぁ……♥」


 強烈な快感が背筋から脳天へと突き抜け、俺は甘く蕩けた声を漏らしていた。もはや何発目かも分からない射精だが、一向に勢いが衰えることはない。腹の中を満たし続ける温かな液体の感覚に身を震わせていると、再び祐介に唇を奪われた。彼はとうに、俺が今使用しているこの肉体が自身のモノだったかどうかを追及することなど忘れて、俺の身体に夢中になっていた。


「好きッ♥ 先生ッ、好きですぅっ♥♥」


「ああ゛あ゛あ゛ぁ~~~♥♥ もっと……、もっとだ金子ォ……。もっと突いてくれぇ♥♥♥」


 俺に肉体を奪われたというのに、夢中になってこの身体を求めてくる祐介。そんな彼を愛おしさの籠もった眼差しで見つめ返しながら、俺は何度も何度も口づけを交わして、彼の人並外れた肉棒をこの体内に受け止める。俺の肉体を本能のままに求めてくるかつての【村越誠也】先生は、なんとも滑稽で哀れで──、そして俺の心をゾクゾクするほどに昂ぶらせてくれた。彼の肉体を完全に乗っ取ったのだという優越感、もっと彼を自分の肉体の虜にしてやりたいという歪んだ加虐心、手に入れたこの新しい肉体を自分の思い通りにできるという愉悦。そのすべてが混ざり合って、俺はもうこの肉体の魅力に酔いしれるほかなかった。


「先生ッ! もうオレっ♥」


「ああ゛っ♥ いいぞ金子ォ!! お前のザーメンで俺を孕ませてくれぇ♥♥」


「イクッ♥ 村越先生っ、イグゥウウッ♥♥♥」


 祐介がまた俺の体内に大量のザーメンを流し込み、俺も同時に絶頂に達した。彼のチンポが引き抜かれると、開き切ったケツ穴からドロドロと精液が溢れ出てくるのが分かった。男のチンポの味を知った【村越誠也】の尻の穴は、パクパクと口を大きく開き、さらにもっと突いてくれと願うようにそこから濃厚な子種を吐き出し続けて──。



【条件、『アナルセックス』により経験値を獲得。レベルアップします──】


(了)

Files

Comments

黒竜Leo

もしかするとまた新たなスキルが手に入れる流れ? レベルアップしてオスの体を掌握出来て、ゲームっぽい展開は面白かったです! そういえば元の金子祐介の魂はどこに行ったの?

ムチユキ

新しいスキルをゲットすることを匂わせて、読者の方々に想像していただく形での終わりです 😆 ちなみに金子君の魂は、まだ彼の肉体に宿ったままの設定です。今は村越先生の魂が金子君の身体を操作していますが、時間が経ったら金子君本人が意識を取り戻して、先生とセックスしたことに驚いてパニックになります。

1129

Happy End♡